ケアプランデータ連携システムの導入率が大きく上昇しています。
厚生労働省の調査によると、2026年7月末時点の全体の導入率は53.1%となり、2025年12月の10.2%から約43ポイント増加しました。
今年度の介護報酬改定で、処遇改善加算の算定要件にケアプランデータ連携システムの導入が位置付けられたことが、急伸の大きな要因とみられます。
目次
この記事でわかること
- ケアプランデータ連携システムの全体導入率と、サービス別の導入状況
- 2027年1月に予定されている介護WEBサービスへの移行スケジュールと必要な準備
- 移行後の利用料の変更点と、現行システムの終了予定
居宅介護支援と通所介護の導入率は6割超
サービス別では、居宅介護支援が62.0%、通所介護が61.1%となり、いずれも導入率が6割を超えました。
一方、訪問介護は45.9%、地域密着型通所介護は45.2%、福祉用具貸与は48.5%、短期入所生活介護などのショートステイは51.2%です。導入は全体として進んでいるものの、サービス間で差がみられます。
WAM NETでは、システムを利用している事業所を地図や地域別一覧、事業所名から検索できます。2026年9月6日現在の掲載件数は112,380件です。WAM NET「ケアプランデータ連携システム利用状況」
2027年1月に介護WEBサービスへ移行予定
ケアプランデータ連携システムは、2027年1月に介護情報基盤へ統合され、「介護保険資格確認等WEBサービス」へ移行する予定です。
厚生労働省は移行の「月」を令和9年1月と示していますが、具体的な移行日については今後改めて周知するとしています。移行後もケアプランデータ連携を利用する事業所は、事前に介護WEBサービスへの利用登録が必要です。
移行後は、これまでのクライアントソフトではなくWEBシステム上で利用でき、利用料などの直接的な費用は発生しません。
現行のケアプランデータ連携システムでは年額21,000円の利用料がかかっていましたが(2026年度はキャンペーンにより無料)、移行後は介護WEBサービスの一機能となるため、この負担自体がなくなります。
現行システムは移行後、一定期間を経て稼働を終了する予定のため、事業所は早めに登録や移行準備を進める必要があるでしょう。
参照元:国民健康保険中央会「ケアプランデータ連携システム利用状況」(WAM NET、2026年9月6日時点)、厚生労働省介護保険最新情報 ケアプランデータ連携システムの介護保険資格確認等 WEB サービスへの移行について

介護現場の「伴走者」。豊富な相談実績から、最適な選択肢を提案します。
介護老人保健施設(老健)や特別養護老人ホーム(特養)での相談援助職を経て、現在は多角的な視点から介護支援を行う。社会福祉士・精神保健福祉士・ケアマネジャーの3つの資格を保持し、制度の裏側から現場のリアルまでを熟知。これまで数多くの家族の悩みに向き合ってきた経験から、読者の「今、どうすればいい?」に対する的確な解決策を提示します。
お気に入り
閲覧履歴
施設を検索する





