厚生労働省は2026年8月31日、「介護保険資格確認等WEBサービスとの連携におけるAPI標準仕様書(第1.0版)」が公開されたことを事務連絡で周知しました。
今回の事務連絡は、老健局の老人保健課、介護保険計画課、高齢者支援課、認知症施策・地域介護推進課の4課連名で発出されたものです。
今回公開された仕様書は、2026年5月27日付の事務連絡で示された暫定版の確定版にあたります。ケアプランデータ連携機能を利用している事業所では、使用している介護ソフトが新しい仕様に対応しているか確認が必要です。
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目次
この記事でわかること
- 「介護保険資格確認等WEBサービスとの連携におけるAPI標準仕様書(第1.0版)」が公開された背景と概要
- ケアプランデータ連携標準仕様の新仕様への移行スケジュール(2027年3月下旬頃)
- 介護事業所が今のうちに確認しておくべきポイント
「API標準仕様書(第1.0版)」の概要
APIとは「Application Programming Interface」の略で、システムやアプリケーション間で情報やデータをやり取りする仕組みを指します。
今回の仕様書は、介護保険資格確認等WEBサービスと介護ソフトなどを連携する際の標準的な仕様を示したもので、公益社団法人国民健康保険中央会によって策定され、WAM NETで公開されました。
ケアプランデータ連携標準仕様も新たな仕組みへ
介護事業所にとって特に注目したいのが、「ケアプランデータ連携システム」との関係です。
現行のケアプランデータ連携システムの「ケアプランデータ連携標準仕様」は、今回公開されたAPI標準仕様書の別紙として示されます。
今後、ケアプランデータ連携システムは介護保険資格確認等WEBサービスへ移行することが示されており、移行後にケアプランデータ連携機能を利用するには、以下のいずれかに対応した介護ソフトが必要です。
- 標準仕様第4.1版(現行仕様)
- 標準仕様第5.0版(新たな仕様)
いずれにも対応していない介護ソフトでは、移行後にケアプランデータ連携機能が利用できなくなります。
今後のスケジュール
ケアプランデータ連携標準仕様の実装時期(リリース時期)は、2027年3月下旬頃が予定されています。
「介護保険資格確認等WEBサービスとの連携におけるAPI標準仕様」に関するベンダーテストについては、国民健康保険中央会のホームページなどで別途案内される予定です。
また、今回の事務連絡では介護ソフトベンダーに対してAPI仕様書に基づくソフト改修の検討を求めており、今後、各ベンダーから対応状況やアップデートについて案内される可能性があります。
介護事業所は何を確認しておくべき?
今回の事務連絡を受けて、介護事業所が現時点ですぐに介護ソフトを変更する必要があるとは示されていません。
ただし、ケアプランデータ連携機能を利用している事業所では、以下の点を確認しておくことが重要です。
- 使用している介護ソフトが標準仕様第4.1版または第5.0版に対応するか
- 介護ソフトベンダーからのアップデートや設定変更に関する案内
- 自治体から届く通知や案内
現時点では介護事業所側に求められる具体的な作業の詳細までは示されていませんが、今後の動向を注視しておきましょう。
参照元:厚生労働省 「介護保険資格確認等WEBサービスとの連携におけるAPI標準仕様書(第1.0 版)」の公開について

「福祉現場の架け橋」として、20年の経験から心に寄り添うヒントを。
介護福祉士および保育士として、高齢者介護から障がい福祉、保育まで、世代を問わず20年以上福祉の最前線に携わる。現場での豊富な実践経験を活かし、単なる制度解説に留まらない「介護する側・受ける側」双方の気持ちに寄り添った発信が持ち味。複雑な介護保険制度も、家族の視点に立って分かりやすく紐解きます。
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