2025年5月22日、シックスワン株式会社が運営するケアワークスは、「介護におけるAI・ロボット利用に関する意識」についてのアンケート結果を公表しました。今回の調査は、超高齢社会を迎える日本の現実的な対応策として、AI・ロボット技術への期待の高さを明確に示しています。
人間と機械の使い分けに注目集まる

将来的に家族の介護をする可能性がある40代~60代の300名を対象とした調査では、62.3%がAI・ロボットによる介護支援の利用に前向きであることが判明しました。「ぜひ利用したい」が17.0%、「状況によっては利用を検討したい」が45.3%となった一方、「利用したくない」との回答は9.0%にとどまっています。

特に注目すべきは、介護の担い手として「人間とAI・ロボットの両方を状況に応じて活用したい」との回答が最多だった点です。これは、完全な自動化ではなく、人間の温かさとテクノロジーの効率性を組み合わせたハイブリッド型介護への期待を示しています。

活用が期待される分野では、「移動や移乗など身体介助のサポート」がトップとなり、「転倒検知や健康状態のモニタリング」、「掃除・洗濯・買い物など日常の家事の自動化」が続きました。介護者の身体的負担軽減や24時間体制の見守りなど、人間だけでは限界のある分野での活用に期待が集まっています。


しかし、導入課題として費用負担と機械の信頼性への不安が上位となり、導入促進に向けては公的補助への期待も高いという結果に。経済的ハードルの高さが普及の妨げとなっていると考えられます。
技術革新と社会制度の両輪で課題解決を
ハイブリッド型介護への支持が高いことは、技術導入における日本人の現実的で慎重な姿勢を反映しています。これは介護現場の深刻な状況を多くの人が認識していることの表れでもあるでしょう。今後、AI・ロボット技術の介護分野への本格導入には、技術革新だけでなく、経済的支援制度の充実と安全性の確保が重要な課題となると考えられます。
参照元:プレスリリース





