2026年8月26日、南あわじ市は、市営入浴施設等を活用した高齢者向けの3つの健康づくりモデル事業について、取り組み状況を公表しました。
温泉や買い物などに運動や健康相談を組み合わせ、自然と外出したくなる「通いたくなる場」をつくる取り組みで、令和8年3月から順次開始されています。
南あわじ市の「通いの場」参加率は7.8%ですが、令和5年度調査では地域活動への参加意向を示した人は49.1%でした。市は、この差を埋める「最初の一歩」に着目しています。
温泉や買い物をきっかけに外出・交流へ
国は高齢者の「通いの場」への参加率について、2025年度の8%に加え、2040年に15%を目指す方向性です。南あわじ市では、市営入浴施設等を活用して参加のきっかけをつくっています。

老人福祉センター湯の川荘では「ふらっと湯の川」を実施。毎週月・水・金曜日に百歳体操や入浴、移動販売、囲碁・将棋などを組み合わせた複合型の通いの場で、試行的な移送支援も行っています。

南あわじクア施設さんゆ~館では、令和8年4月から「ほっと健康づくりプログラム」を開始。毎月第3金曜日にリハビリ専門職によるやさしい体操やミニ健康講座、健康相談を実施しています。65歳以上の市内在住の参加者には入浴100円割引券を配布しています。

ゆとりっく(SPORTS CLUB&QUAHAUSE)では、令和8年6月から「ゆるっとふぃっと運動支援プログラム」を開始。運動初心者向けの3か月・全12回の短期集中型プログラムを実施し、終了後の地域活動への参加を後押しする考えです。
専門職が制度サービスと地域活動をつなぐ
これらの取り組みは、医療・介護の専門職が地域活動を紹介する際の選択肢としても活用されています。令和8年4月以降、6月末時点で、制度サービスから地域活動へ移行した人や、併用しながら参加している人が複数いるとのことです。
生活支援コーディネーターやリハビリ専門職が定期的に関わり、健康相談や必要に応じた医療・介護への橋渡しも担っています。
編集部より
今回の取り組みの特徴は、温泉や買い物など、健康づくり以外の楽しみを参加のきっかけにしている点です。地域活動に関心はあっても一歩を踏み出せない高齢者が、気軽に参加できる仕組みとして注目されます。
すでに制度サービスから地域活動へ移行した参加者も出ており、専門職が橋渡し役を担う仕組みは一定の成果を見せています。
一方で、継続的な参加につながるかどうかや、移動手段の確保など、参加が難しい人にも届く仕組みをどう整えるかが今後のポイントになりそうです。
参照元:プレスリリース
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