2026年7月16日、株式会社LIFULL seniorは「帰省時の親の衰え・違和感についての意識調査」の結果を公表しました。
調査では、帰省時に親の心身の変化を感じた人が7割を超える一方、その後も約4割が「特に何もせず様子を見る」と回答したようです。
お盆は家族が久しぶりに顔を合わせる貴重な機会ですが、小さな変化を見逃さず、その後の支援につなげられるかが重要になりそうです。
帰省時に気づく親の変化、最も多いのは歩行機能の衰え
調査は、別居している親と直近1年以内に対面で会った30〜60代の男女650人を対象に実施されました。

その結果、「多少感じた」と「強く感じた」を合わせると、約7割が帰省時に親の「衰え」や「違和感」を感じたと回答しています。
違和感の内容では、「歩行・運動機能」が68.0%で最も多く、「記憶・認知機能」が51.7%と続きました。

一方で、違和感を感じた後の対応では、「特に何もせず様子を見る」が約4割で最多となりました。
その理由としては、「まだ対策が必要なほどの段階ではないと思った」が最も多く、「親に拒否されそう」「プライドを傷つけたくない」といった心理的な遠慮も一定数みられたようです。

LIFULL介護の問い合わせデータでは、2025年のお盆期間(8/10〜16)の老人ホームへの問い合わせ件数を100%とした場合、その2週間後には128.8%と約30%増加しており、帰省が介護を考え始めるきっかけになっていることもうかがえます。
「まだ大丈夫」が支援を遅らせる可能性も
LIFULL介護では、帰省時に確認したい「親の衰えチェックポイント」も紹介。
歩き方の変化や部屋の片付け状況、会話の違和感など、日常の小さな変化を確認し、複数当てはまる場合は地域包括支援センターや医療機関へ早めに相談することを勧めています。
介護は突然始まるように見えても、その前には小さな変化が積み重なっていることが少なくありません。
「まだ大丈夫」と判断してしまう気持ちは自然ですが、相談は介護サービスの利用を決めることではなく、現状を知るための第一歩でもあります。
早い段階で選択肢を整理しておくことが、本人にも家族にも余裕のある支援につながるのではないでしょうか。
編集部より
お盆は家族が集まり、親の暮らしぶりを直接確認できる数少ない機会です。
介護の話題は切り出しにくいものですが、まずは体調や生活の様子を自然に聞くことから始めるだけでも、その後の支援につながる可能性があります。
「異変を見つける」ことよりも、「気軽に相談できる関係」を日頃から築いておくことが、これからの介護には欠かせない視点といえそうです。
参照元:プレリリース
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