「親の介護、このままで大丈夫かな…」そんな不安を抱えていませんか?
町田市には、要介護認定を受けた方が日中だけ通えるデイサービス(通所介護)があります。専門スタッフによる入浴介助、栄養管理された食事、身体機能を維持するリハビリ、楽しいレクリエーション。ご本人にとっては張り合いのある1日に、ご家族にとっては心身を休める大切な時間になります。
本記事では、町田市でデイサービスを利用したい方に向けて、申請方法から料金の目安、事業所の選び方まで、必要な情報をすべて解説します。介護の知識がなくても大丈夫。基本を知ることから始めましょう。
東京都町田市のデイサービスセンター(通所介護)とは?
デイサービス(通所介護)は、要介護1~5の認定を受けた方が日中に事業所へ通い、入浴・食事の介助、機能訓練、レクリエーションなどを受けられる介護保険サービスです。町田市内には多数の事業所があり、高齢者の在宅生活を支えています。
事業所では介護職員や看護職員といった専門スタッフが利用者の心身の状態に合わせたケアを提供。身体機能の維持・向上と社会交流の機会を作ります。自宅と事業所間の送迎サービスもあり、車椅子の方も安心して利用可能です。
デイサービスは利用者に生活のメリハリと交流の場を提供するとともに、介護するご家族にとっても仕事や休息の時間を確保できる大切なサービスとなっています。特に日中独居になる高齢者にとっては、安全に過ごせる居場所の1つです。
なお、要支援1・2の方は市町村が実施する「介護予防・日常生活支援総合事業」の通所型サービスを利用します。
目次
デイサービス(通所介護)の主な種類

デイサービスには、利用者の状態やニーズに応じていくつかの種類があります。町田市で利用できる主なデイサービスの種類と、それぞれの特徴を理解しておくことで、ご本人に最も適したサービスを選ぶことが可能です。
通所介護(通常規模型のデイサービス)
最も一般的なタイプで、1日の利用定員が19名以上の事業所です。入浴、食事、機能訓練、レクリエーションなど、基本的なサービスを幅広く提供。利用者同士の交流の機会も多く、社会的なつながりを保ちながら、楽しく過ごせる環境が整っています。
地域密着型通所介護(小規模型デイサービス)
利用定員が18名以下の小規模な事業所で、アットホームな雰囲気が特徴です。地域密着型サービスとして、原則として町田市民の方が利用できます。スタッフの目が行き届きやすく、一人ひとりに合わせたきめ細やかなケアが受けられるため、大人数が苦手な方や、落ち着いた環境を好む方におすすめです。
認知症対応型通所介護(認知症対応型デイサービス)
認知症の診断を受けた方を対象とした専門的なデイサービスです。認知症ケアの研修を受けたスタッフが、症状に応じた適切な対応を行います。定員12名以下の少人数制で、なじみの関係を作りやすい環境づくりがされており、認知症の方が安心して過ごせるよう配慮されているのが特徴です。
リハビリ特化型デイサービス
機能訓練指導員(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、看護師、柔道整復師、あん摩マッサージ指圧師など)が個別の機能訓練プログラムを提供する事業所です。入浴や食事サービスはない場合が多く、3〜4時間程度の短時間利用が多くみられます。身体機能の維持・向上を重視したい方や、自立した生活を続けたい方におすすめです。
特別養護老人ホームなどの介護施設とは何が違うの?
デイサービスと特別養護老人ホーム(特養)の最大の違いは、自宅から通うか、施設に入所するかという点です。
◆デイサービス(通所介護)
- 日中だけ事業所に通い、夕方には自宅に帰る
- 要介護1~5の方が利用可能
- 週1回から利用でき、利用日数を調整できる
- 利用した日数分だけの料金
- 住み慣れた自宅で生活を続けられる
◆特別養護老人ホーム(特養)
- 24時間365日、施設で生活する
- 原則として要介護3以上の方が対象
- 自宅を離れて施設に入所
- 居住費・食費を含む月額費用がかかる
- 常時介護が必要で在宅生活が困難な方向け
デイサービスは「自宅での生活を大切にしながら必要な支援を受けたい」という方に適しています。在宅介護の限界を感じ始めたときも、すぐに施設入所を考えるのではなく、まずはデイサービスを活用することで、ご本人もご家族も無理なく生活を続けることが可能です。
将来的に施設入所が必要になった場合でも、デイサービスの利用経験があれば、集団生活への適応もスムーズになるでしょう。
町田市でデイサービスを利用するには?申請から利用までの流れ
町田市でデイサービスを利用する第一歩は、介護保険の「要介護認定」を受けることです。以下のステップに沿って手続きを進めれば、スムーズに介護サービスを利用できるようになります。
ステップ①認定申請の準備と提出
申請できるのは、65歳以上の方、または特定疾病がある40歳~64歳の方です。申請には「介護保険認定申請書」と「介護保険被保険者証」が必要となり、手続きは町田市役所の介護保険課や高齢者支援センター、市民センターの窓口にて行えます。
また、マイナンバーカードをお持ちの方は、オンラインで申請することも可能です。さらに、郵送での申請もでき、町田市では郵送申請を推奨しています。
申請は本人だけでなく、家族やケアマネジャーなどの代理でも可能です。マイナンバーを記載する場合は、本人確認書類も必要。申請が受理されると、「受理通知」と資格者証が届きます。
ステップ②認定調査と主治医意見書
申請後、市から調査員が自宅などを訪問し、本人の生活状況や心身の状態について聞き取り調査を実施。同時に、町田市が主治医に意見書の作成を依頼します。
なお、主治医から受診を求められる場合があるため、事前に確認しておくとスムーズです。これらの情報が、要介護度を判断する大切な材料になります。
ステップ③ 介護認定審査会による判定
調査結果と主治医意見書をもとに、保健・医療・福祉の専門家による「介護認定審査会」で審査を実施。審査会では、その人の状態に応じて「要支援1~2」「要介護1~5」「非該当」のいずれかに判定されます。
ステップ④認定結果の通知
申請から原則30日以内に、認定結果が郵送で通知されます。なお、非該当と判定された場合でも、介護予防・日常生活支援総合事業を利用できる場合があります。
ステップ⑤ケアプランの作成
認定結果が出たら、介護サービスの計画(ケアプラン)を作成します。「要支援1・2」の方は高齢者支援センター(地域包括支援センター)で、「要介護1~5」の方は居宅介護支援事業所で、ケアマネジャーと相談しながら、希望や状態に合わせたケアプランの作成を実施。このプランをもとに、どんなサービスを、どれくらいの頻度で利用するかが決まります。
ステップ⑥サービス事業所との契約・利用開始
ケアプランに沿って、利用するデイサービス事業所を選び、事業所と契約を交わした後にサービスの利用が始まります。多くの事業所では事前の見学や体験利用ができるため、実際の雰囲気を確認してから安心してスタートできます。
町田市のデイサービス料金目安と介護保険の負担割合

デイサービスの利用には費用がかかりますが、介護保険制度を利用することで、自己負担額は原則、費用全体の1割〜3割に抑えられることが可能です。自己負担の割合は、本人の所得に応じて異なり、町田市内の多くの高齢者の方が1割負担でサービスを利用しています。
要介護度別・利用時間別の料金目安(1割負担の場合)
以下は、通常規模型通所介護における1回あたりの自己負担額(7時間以上8時間未満利用時)の目安です。
| 要介護度 | 1割負担額(目安) |
| 要介護1 | 約658円 |
| 要介護2 | 約777円 |
| 要介護3 | 約900円 |
| 要介護4 | 約1,023円 |
| 要介護5 | 約1,148円 |
※上記は基本料金の目安です。実際の料金は事業所の規模や地域により異なります
※入浴加算(40~60円程度)、個別機能訓練加算(50~85円程度)、送迎を行わない場合の減算など、各種加算・減算があります
※食費(500~700円程度)は別途自己負担となります
食費・おむつ代などは自己負担
介護保険が適用される基本サービスとは別に、以下のような実費負担が必要です。
- 昼食代(1食あたり500~700円程度が一般的)
- おむつ代や日用品代
- レクリエーション費用(材料費など)
事業所によっては、これらをまとめて請求する場合もあるため、事前に確認しておくと安心です。
高額介護サービス費制度による負担軽減
一定の自己負担限度額を超えた場合、「高額介護サービス費制度」により、超過分が払い戻される仕組みがあります。月ごとの自己負担上限額は所得に応じて設定されており、例えば住民税非課税世帯の場合、世帯合計で月額24,600円が上限です。
⇒高額介護サービス費制度についてはこちら
他にも、生計困難者に対する利用者負担額の軽減制度(介護保険サービス利用料を軽減する制度)もあるため、まずは市役所の介護保険課や高齢者支援センターにご相談ください。
町田市内の主なデイサービスセンター情報
町田市内には、特色あるデイサービス事業所が多数あり、それぞれが異なる強みを持っています。ここでは、町田市内の事業所を一部ご紹介しますので、事業所選びの参考にしてください。
デイサービスラスベガス町田木曽
| 所在地 | 東京都町田市木曽東4丁目10番25号 |
| 電話番号 | 042-794-4212 |
通所介護事業所みぎわホーム
| 所在地 | 東京都町田市南町田4丁目10番38号 |
| 電話番号 | 042-796-1288 |
医療法人社団三医会デイサービス三輪
| 所在地 | 東京都町田市三輪緑山4丁目14番地1 |
| 電話番号 | 044-980-3939 |
小山田高齢者在宅サービスセンター
| 所在地 | 東京都町田市下小山田町3580番 ふれあい桜館1階 |
| 電話番号 | 042-797-9489 |
ツクイ町田南成瀬
| 所在地 | 東京都町田市南成瀬5丁目9番地4 |
| 電話番号 | 042-709-1880 |
事業所を選ぶ際のポイント
事業所を選ぶ際は、「どの事業所が良いか」だけでなく、「自分(または家族)に合っているか」を基準にすることが大切です。以下のポイントを押さえて選びましょう。
1.サービスの特色を確認する
趣味活動重視・機能訓練重視・認知症対応など、事業所ごとに得意分野があります。本人の希望や状態に合う内容かをチェックしましょう。
2.送迎範囲・時間の確認
送迎エリアや対応時間は事業所によって異なります。自宅からの距離や送迎ルートを確認し、無理なく通えるかを見極めることが大切です。
3.事業所の規模や雰囲気を比べる
小規模事業所は家庭的で静か、大規模事業所は設備や人員が充実している傾向があります。雰囲気も事業所ごとに異なるため、見学時に確認しましょう。
4.見学・体験利用を活用する
ほとんどの事業所で見学や体験利用を受け付けています。実際に訪れて、スタッフの対応や他の利用者の様子、食事の内容などを確認し、納得して選ぶことが大切です。
デイサービス利用でよくある質問【町田市版Q&A】

初めてデイサービスを利用する方やそのご家族にとって、制度や手続き、実際の利用についてわからないことは多いものです。ここでは、町田市でのデイサービス利用に関してよくある質問をまとめました。
Q1. デイサービスはすぐに利用できますか?
A. 要介護認定を受け、ケアプランの作成・事業所との契約が済めば利用開始となります。ただし、事業所によっては定員に空きがない場合もあるため、早めにケアマネジャーや高齢者支援センターに相談することをおすすめします。
Q2. 見学や体験利用はできますか?
A. 多くのデイサービス事業所で、事前の見学や体験利用が可能です。実際の様子や雰囲気、職員の対応などを直接確認できるため、契約前にぜひ一度足を運んでみると安心です。見学は予約が必要な場合もあるので、事前に問い合わせてみましょう。
Q3. 送迎サービスはどの範囲まで対応していますか?
A. 基本的には町田市内を対象に、事業所の車で送迎を行っています。ただし、送迎エリアや対応時間は事業所によって異なるため、希望する事業所に直接確認することが大切です。
Q4. 途中で事業所を変更することはできますか?
A. はい、可能です。利用してみて合わないと感じた場合や、より自分に合ったサービスを希望する場合は、ケアマネジャーと相談のうえ、他の事業所へ変更することができます。
Q5. 認知症があっても利用できますか?
A. 認知症の方も利用できます。一般のデイサービスのほか、町田市では「認知症対応型通所介護」も提供されており、認知症ケアの専門研修を受けたスタッフが個別の状態に合わせた支援を行っています。
不安や疑問がある場合は、高齢者支援センターなどの相談窓口に気軽に問い合わせてみましょう。
専門的な支援を受けながら在宅生活を続けよう
町田市では、介護が必要になった方が安心して在宅生活を続けられるよう、さまざまなデイサービスが提供されています。入浴や食事、リハビリ、レクリエーションなどの支援を通じて、利用者の心身の健康を保ちながら、ご家族の介護負担も軽減可能です。
初めての介護サービス利用は不安もあるでしょう。しかし、高齢者支援センターなどの相談窓口を活用すれば、一人ひとりに合った適切な支援が見つかります。
「今の暮らしを大切にしながら、必要な支援を受けたい」そう感じた時が、一歩を踏み出すタイミングです。無理をせず、専門機関の力を借りながら、ご本人とご家族に合ったサービスを見つけていきましょう。
参照元:厚生労働省 どんなサービスがあるの? – 通所介護(デイサービス)、どんなサービスがあるの? – 認知症対応型通所介護、通所介護・地域密着型通所介護・認知症対応型通所介護、東京都福祉局 介護給付費単位数等サービスコード表(介護サービス)(R6.6.1)、町田市 介護保険の要介護・要支援認定申請について、介護保険サービスの費用負担






