調布市でご家族の介護について考えるとき、「在宅での生活を続けたいけれど、日中の介護が大変」「本人の生活リズムを整えたい」「介護する家族も休息が必要」といった悩みを抱えていませんか?そんな時に頼りになるのが「デイサービス(通所介護)」です。
デイサービスは、日中に事業所へ通い、専門スタッフによる入浴・食事・機能訓練・レクリエーションなどの支援を受けられる介護保険サービス。ご本人の心身の健康維持はもちろん、社会との交流機会を提供し、ご家族の介護負担も軽減します。
この記事では、調布市で利用できるデイサービスについて、初めての方にもわかりやすく解説します。デイサービスのご利用を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
東京都調布市のデイサービス(通所介護)基本情報一覧
デイサービス(通所介護)と一口に言っても、提供される内容や対象となる方には様々な違いがあります。まずは、デイサービスの基本的な仕組みや特徴について見ていきましょう。
目次
デイサービス(通所介護)で受けられるケアの内容

デイサービスは、要介護認定を受けた高齢者の方が日帰りで事業所に通い、以下のようなサービスを受けられる介護保険サービスです。
主なサービス内容
- 入浴介助(一般浴・機械浴)
- 食事の提供と食事介助
- レクリエーション活動
- 機能訓練(リハビリテーション)
- 健康チェック(看護職員によるバイタル測定など)
- 送迎サービス
自宅での生活を継続しながら、心身の機能維持・向上を図ることを目的としています。社会的な交流の機会となることで、ご本人の自立支援や閉じこもり予防にも効果的です。また、日中の介護を専門スタッフに任せられることで、ご家族の介護負担を軽減し、レスパイトケア(介護者の休息)としての役割も果たしています。
デイサービスの利用対象者
調布市でデイサービスを利用するには、要支援または要介護の認定が必要です。要支援1・2の方は総合事業の通所介護相当サービスや通所型サービスを、要介護1〜5の方は介護保険の通所介護を利用できます。65歳以上の第1号被保険者のほか、40〜64歳の第2号被保険者でも特定疾病により要介護認定を受けた方が対象です。
認定をまだ受けていない方は、調布市役所の介護保険課や地域包括支援センターで申請手続きについて相談することから始めましょう。
少人数制のデイサービス:地域密着型通所介護
地域密着型通所介護は、平成28年4月に通所介護から分離して創設されたサービスです。定員が18名以下と少人数であることから、利用者同士や職員との距離が近く、家庭的な環境でサービスを受けることができます。顔なじみの関係を築きやすく、個別のニーズに柔軟に対応できるため、大規模な事業所では対応が難しい細やかな配慮が可能です。
また、地域との連携を重視し、地域住民との交流や地域行事への参加など、利用者の社会参加を促進する取り組みも積極的に行われています。
対象者と利用条件
地域密着型通所介護を利用できるのは、調布市内に住民票があり、要介護1から5の認定を受けている方です。要支援1・2の方は、このサービスの対象外となるため、通所型サービス(総合事業)などの利用をご検討いただく必要があります。
認知症の方でも安心!認知症対応型通所介護とは?
調布市では、認知症の方が安心して日中を過ごせるよう、専門的な支援を行う「認知症対応型通所介護(認知症デイサービス)」も提供されています。ご本人の状態に配慮しながら、家庭的な環境の中で生活リズムの安定や機能訓練などを行うことが可能です。
認知症対応型通所介護の特徴
一般的なデイサービスと比べて、認知症対応型通所介護は定員12名以下の少人数制で運営されており、ゆったりとした環境でケアを受けることができます。認知症ケアの専門研修を修了したスタッフが常駐し、一人ひとりの症状や気持ちに寄り添った個別対応を実施。
家庭的な雰囲気の中で、食事や入浴、レクリエーション活動を楽しみながら、その方に合った生活機能訓練を実施することで、認知症の進行予防や生活の質の向上を目指します。
対象者と利用条件
このサービスを利用できるのは、調布市内に住民票があり、要支援1・2または要介護1から5の認定を受けていて、医師から認知症の診断を受けている方です。要支援の方は「介護予防認知症対応型通所介護」として、要介護の方は「認知症対応型通所介護」として、同じ事業所でサービスを受けることができます。
グループホームや特別養護老人ホームなどの介護施設との違い
デイサービスと他の介護施設の最も大きな違いは、日帰り利用か入居型かという点です。
デイサービスは朝に通って夕方に自宅に帰る通所サービスで、住み慣れた自宅での生活を続けながら日中のケアを受けられます。送迎、入浴、食事、機能訓練、レクリエーションなどを6〜8時間で提供し、月額費用は約1〜3万円程度です。
グループホームは認知症の方向けの入居型施設で、要支援2から要介護5の方が対象です。1ユニット9名以下の少人数で家庭的な雰囲気の中、24時間体制で認知症ケアを行います。月額費用は約12〜20万円程度です。
特別養護老人ホームは原則要介護3以上の重度の方向けの入居型施設です。24時間介護体制で医療的ケアや終末期ケアも提供し、多職種が連携した総合的なケアを行います。月額費用は約6〜15万円程度です。
サービスを選択する際の目安
住み慣れた環境で生活を続けたい方や家族との時間を大切にしたい方にはデイサービスが適しています。24時間の見守りが必要な方や家族の介護負担が限界の場合は、入居型施設を検討するとよいでしょう。迷った場合は、ケアマネジャーや地域包括支援センターにご相談ください。利用者の状態や家族の状況、本人の希望を総合的に考慮して最適な選択をサポートしてもらえます。
調布市のデイサービスを利用する手続きの流れ

デイサービスを利用するには、いくつかの手続きを行うことが必要です。ここでは、調布市でデイサービス利用開始までの一般的な流れをご紹介します。
1.要介護認定を受ける
デイサービスの利用には、まず「要介護認定」または「要支援認定」を受けることが必要です。申請は、調布市役所または地域包括支援センターで行うことができます。他に、調布市役所宛てに郵送やマイナポータル内のぴったりサービスを利用して申請も可能です。
◆申請できる方
- 本人または家族
- 成年後見人、社会保険労務士等
- 介護保険法に基づき、申請代行ができる者(地域包括支援センター、居宅介護支援事業者、介護保険施設)
2.認定までの流れ
- 申請書の提出
- 心身の状態確認:認定調査員による訪問調査(家族の立会い推奨)、主治医意見書の作成
- 一次判定(コンピュータによる判定)
- 二次判定(介護認定審査会による最終判定)
- 認定結果の通知(申請から原則30日以内)
認定結果が出た後、正式に介護保険サービスを利用できるようになります。
3.ケアマネジャーとの相談とケアプラン作成
認定結果が「要介護1~5」の場合は、居宅介護支援事業者のケアマネジャーが担当となり、デイサービス利用に向けたケアプラン(介護サービス計画)を作成します。「要支援1・2」の場合は、地域包括支援センターの職員が介護予防ケアプランの作成を担当。
このケアプランには、利用するデイサービスの回数や時間、目的などが明記され、利用者本人と家族の希望に沿った支援内容が組まれたものとなります。
事業所の見学・利用申込の進め方
ケアプランができたら、ケアマネジャーと連携しながら、実際に通うデイサービス事業所を選びます。
【利用申し込みのステップ】
- 希望する事業所をいくつか選定
- 空き状況を確認(曜日や送迎範囲の調整も必要)
- 事前見学・1日体験利用を行う(希望者のみ・有料の場合あり)
- 契約・利用開始
事業所によっては見学や体験利用を受け付けていない場合もあるため、事前にケアマネジャーを通じて確認するのがスムーズです。
調布市のデイサービス費用と自己負担額の目安
デイサービスの利用にかかる費用は、介護保険制度に基づき、サービス内容や利用時間、要介護度によって異なることをご存知でしょうか。ここでは、調布市でデイサービスを利用する場合の費用の目安や実費負担について、わかりやすく解説します。
介護保険適用時の費用(1割〜3割負担)
介護保険が適用される場合、利用者の自己負担は原則「1割(一定以上の所得がある方は2〜3割)」となっています。以下は、通常規模型通所介護の基本費用の目安です。(令和7年7月現在)
■ 6時間以上7時間未満の場合
| 要介護度 | 単位数 | 1割負担 | 2割負担 | 3割負担 |
| 要介護1 | 584単位 | 約584円 | 約1,168円 | 約1,752円 |
| 要介護2 | 689単位 | 約689円 | 約1,378円 | 約2,067円 |
| 要介護3 | 796単位 | 約796円 | 約1,592円 | 約2,388円 |
| 要介護4 | 901単位 | 約901円 | 約1,802円 | 約2,703円 |
| 要介護5 | 1,008単位 | 約1,008円 | 約2,016円 | 約3,024円 |
■ 7時間以上8時間未満の場合
| 要介護度 | 単位数 | 1割負担 | 2割負担 | 3割負担 |
| 要介護1 | 658単位 | 約658円 | 約1,316円 | 約1,974円 |
| 要介護2 | 777単位 | 約777円 | 約1,554円 | 約2,331円 |
| 要介護3 | 900単位 | 約900円 | 約1,800円 | 約2,700円 |
| 要介護4 | 1,023単位 | 約1,023円 | 約2,046円 | 約3,069円 |
| 要介護5 | 1,148単位 | 約1,148円 | 約2,296円 | 約3,444円 |
※重要な注意事項
- 上記は通常規模型の基本料金で、事業所の規模(大規模型I・II等)により単位数は異なります
- 地域区分により1単位あたりの単価が異なります
- 各種加算(入浴加算、個別機能訓練加算等)は含まれていません
- 食費(昼食代)、おむつ代、レクリエーション材料費などは介護保険対象外で別途自己負担となります
食費・おむつ代などの実費負担について
介護保険の自己負担分に加え、以下のような実費負担が発生する場合があります。
- 食費(昼食):500円~800円程度/1食
- おむつ代・パッド代:利用分に応じて実費
- レクリエーション材料費:事業所によっては別途徴収される場合あり
- その他:理美容代、外出行事の交通費など
実費分は事業所ごとに設定されているため、利用前にケアマネジャーや事業所に確認しておくと安心です。
通所入浴サービスも利用可能|調布市の福祉サービス
調布市では、介護保険制度に基づく福祉サービスの一環として、入浴だけを目的とする通所入浴サービス(週1回・送迎付き)も利用可能です。身体的に支援が必要な方の清潔保持や心身ケアに役立ちます。
通所入浴サービスとは?対象者と内容
対象者は、介護保険の「要支援」または「要介護」の認定を受けた65歳以上で以下に該当する方です。
- 通所介護、通所リハビリテーションに通所しての入浴が困難な方
- 通所している施設(通所リハビリテーション等)に入浴設備がない方
サービス内容や利用料金・回数の目安
「ちょうふの里」の機械浴槽等を使って入浴サポートを受けます。加えて送迎付きのため、移動の負担を軽減することが可能です。
- 利用回数:週に1回
- 自己負担額:1回あたり500円
- 利用施設:ちょうふの里(施設の送迎可能な範囲に限る)
申し込みについては、調布市内の地域包括支援センターへご相談ください。
東京都調布市の主なデイサービス事業所一覧

ここでは、東京都調布市の主なデイサービス事業所一覧をご紹介します。
アースサポート成城学園前
| 所在地 | 東京都調布市入間町3丁目10番地12 |
| 電話番号 | 03-5429-5611 |
リハデイボナール調布
| 所在地 | 東京都調布市布田3丁目45番6号 1階 |
| 電話番号 | 042-428-4289 |
グッドリハ調布
| 所在地 | 東京都調布市下石原1丁目42番地1 |
| 電話番号 | 042-426-7265 |
調布市ちょうふの里高齢者在宅サービスセンター
| 所在地 | 東京都調布市西町290番5号 調布市ちょうふの里 |
| 電話番号 | 042-441-6651 |
調布市総合福祉センター
| 所在地 | |
| 電話番号 |
医療法人社団大和会多摩川デイサービスセンター
| 所在地 | 東京都調布市国領町5丁目31番地1 |
| 電話番号 | 042-499-3200 |
調布市国領高齢者在宅サービスセンター(認知症対応型通所介護)
| 所在地 | 東京都調布市国領町3丁目8番地1 |
| 電話番号 | 042-481-7711 |
至誠ホーム調布若葉ケアセンターデイホーム (認知症対応型通所介護)
| 所在地 | 東京都調布市若葉町3丁目1番地5 |
| 電話番号 | 03-3326-1771 |
リハビリデイサービス梅のさと 入間町(地域密着型通所介護)
| 所在地 | 東京都調布市入間町2丁目1番地3 |
| 電話番号 | 03-6279-6933 |
グリーンデイ飛田給(地域密着型通所介護)
| 所在地 | 東京都調布市飛田給2丁目13番地4 ヴィラ花菱1階 |
| 電話番号 | 042-444-8410 |
調布市のデイサービス事業所を探す方法
調布市でデイサービス事業所を探す際は、複数の方法を組み合わせることで、ご本人やご家族のニーズに最適な事業所を見つけることができます。
地域包括支援センターでの相談
調布市には複数の地域包括支援センターがあり、地域の事業所情報に詳しい専門スタッフが相談に応じています。要介護認定の手続きと合わせて、お住まいの地域に対応するセンターに相談することがおすすめです。
インターネット検索サイトの利用や各事業所のホームページ
介護施設検索サイトやポータルサイトでは、調布市を指定してデイサービス事業所を絞り込み検索できます。利用者の口コミや詳細なサービス内容、写真なども掲載されているため、比較検討にもおすすめ。また、各事業所の公式ホームページを検索することも、事業所を探す1つの方法です。
ケアマネジャーからの紹介
既にケアマネジャーが決まっている場合は、利用者の心身状況や家族の希望を踏まえた上で、適切な事業所を紹介してもらえます。複数の選択肢を提案してもらい、見学や体験利用の調整の依頼も可能です。
デイサービス利用時によくある質問と調布市の相談窓口
デイサービスの利用を検討する際には、多くの方が不安や疑問を感じるものです。ここでは、よくある質問とともに、調布市で相談できる窓口をご紹介します。
送迎サービスはどこまで対応してくれますか?
多くのデイサービスでは、自宅と事業所間の送迎サービスが提供されています。送迎範囲は事業所によって異なりますが、原則として事業所から一定の範囲内(概ね片道30分程度)が対象です。送迎の可否や時間帯は、事前に事業所へ直接確認することをおすすめします。
リハビリや機能訓練は受けられますか?
事業所によっては、理学療法士や作業療法士による個別機能訓練を実施しているところもあります。一般的なデイサービスでは、集団体操や軽い運動を中心に、生活機能の維持・改善を図る機能訓練を実施しています。専門的なリハビリを希望される場合は、事業所選びの際に「個別機能訓練加算」の取得状況やリハビリ専門職が常駐しているかを確認するとよいでしょう。
デイサービス以外の介護サービスと併用できますか?
併用は可能です。たとえば、訪問介護、福祉用具貸与、訪問入浴介護、ショートステイなどと組み合わせて利用できます。ただし、介護保険の支給限度額(要介護度ごとに定められた月額上限)の範囲内での利用が原則となりますので、ケアマネジャーと相談のうえケアプランを作成することが大切です。
相談できる窓口はどこですか?
調布市では、高齢者やそのご家族が安心して相談できるよう、「地域包括支援センター」が市内10か所に設置されています。介護保険の申請からケアマネジャーの紹介、デイサービスの案内まで幅広く対応してくれます。
【問い合わせ先】
お住まいの地域を担当する地域包括支援センター(市内10か所)
⇒地域包括支援センターの担当地区についてはこちらから
※担当センターが不明な場合は、調布市高齢者支援室 在宅サービス係(電話番号:042-481-7150)へ
デイサービスは自宅での健康的な生活を続けるための大切な支援、まずはお気軽にご相談ください

調布市では、一般的な通所介護をはじめ、認知症対応型や機能訓練特化型など、様々なデイサービスが提供されています。ご本人の心身の状況や生活スタイル、ご家族の介護負担などに応じて、適したサービスを選ぶことが大切です。
初めての方は、「何から始めればいいのかわからない」と不安になるかもしれませんが、地域包括支援センターやケアマネジャーなど、相談できる専門職が身近にいます。わからないことがあれば、まずは気軽に相談してみることが第一歩です。
事業所の見学や体験利用を通じて、実際の雰囲気を確かめることも大切。無理のない形で介護サービスを活用しながら、ご本人もご家族も安心して過ごせる環境を整えていきましょう。
参照元:厚生労働省:どんなサービスがあるの? – 通所介護(デイサービス)、どんなサービスがあるの? – 認知症対応型通所介護、 通所介護・地域密着型通所介護・認知症対応型通所介護、東京都福祉局 介護給付費単位数等サービスコード表(介護サービス)(R6.6.1)、調布市 通所入浴サービス、調布市介護保険要介護認定・要支援認定申請書






