青梅市でご家族のための特別養護老人ホームを探し始めたものの、「費用は一体いくらかかるのだろう?」「特養がたくさんあって、どこを選べばいいのか分からない」「申し込み手続きが複雑そうで不安…」など、多くの疑問や悩みを抱えていませんか?
大切な家族を安心して任せられる施設を選ぶことは、非常に重要ですが、情報収集だけでも大変な作業です。
この記事では、青梅市内にある特別養護老人ホームの一覧をはじめ、気になる月額費用、後悔しないための施設選びの5つのチェックポイント、申し込みから入所までの具体的な4ステップまで、網羅的に解説します。青梅市で特別養護老人ホーム探しをする際のガイドとして、ぜひご一読ください。
東京都青梅市の特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設)とは?
青梅市で特別養護老人ホームを探し始めると、そもそもどのような施設なのか、誰でも入れるのか、といった基本的な疑問が浮かぶかもしれません。
特別養護老人ホームは、要介護度が高く在宅での生活が難しい方が、日常生活全般にわたり介護や生活支援を受けながら暮らすことができる介護施設です。入浴・排せつ・食事などの介助のほか、健康管理や機能訓練、レクリエーションなどを通じて、安心して生活できる環境が整えられています。
目次
原則として要介護3以上の方が入所対象

特別養護老人ホームに入所できるのは、原則として「要介護3」から「要介護5」までの要介護認定を受けた方です。要介護3とは、立ち上がりや歩行が自力では難しく、食事や排泄、入浴など日常生活の多くの場面で全面的な介助が必要な状態を指します。以前は要介護1以上で入所可能でしたが、現在はより介護の必要性が高い方が優先される仕組みです。
ただし、要介護1や2の方でも、認知症で日常生活に支障をきたす、家族による虐待が疑われるなど、やむを得ない事情がある場合には「特例入所」として認められるケースもあります。
従来型とユニット型の違い
特別養護老人ホームを選ぶ際にまず理解しておきたいのが、「従来型」と「ユニット型」の違いです。居室のタイプによって、日々の暮らし方や生活環境、費用が変わってきます。
| 従来型多床室 | ユニット型個室 | |
| 居室 | 相部屋(2~4人)が中心 ※個室がある施設も | 全室個室 |
| 特徴 | 賑やかで他の入所者との交流が生まれやすい | プライバシーが保たれ、少人数の家庭的な雰囲気 |
| 費用 | 居住費が安価な傾向 | 居住費が高めな傾向 |
従来型は、他の入所者との交流を楽しみ、費用を抑えたい方におすすめです。一方、ユニット型は、プライバシーを重視し、自宅に近い環境で過ごしたい方に適しています。特にユニット型では、10人前後の少人数単位で生活するため、個々の生活リズムや好みを尊重したケアが受けやすいという特徴があります。
青梅市内の施設もこのどちらかのタイプに分かれるため、本人の性格や希望に合わせて選ぶことが後悔しないための第一歩です。
他の介護施設との違い
特別養護老人ホームは、常時介護が必要で在宅生活が難しくなった方のための施設です。看取りまで対応するケースが多いことから「終の棲家」とも呼ばれています。
他の高齢者向け介護施設との主な違いは以下のとおりです。
| 施設種別 | 主な目的 | 運営主体 | 特徴 |
| 特別養護老人ホーム | 長期的な生活と介護 | 社会福祉法人など | 公的で費用が比較的安価 |
| 介護老人保健施設 | 在宅復帰のためのリハビリ | 医療法人など | 入所期間に定めがある(3~6ヶ月程度) |
| 有料老人ホーム | 多様なニーズに対応 | 民間企業など | サービスや費用が多彩 |
ご自身や家族がどのような暮らしを望むかによって、選ぶべき施設は変わってきます。
東京都青梅市の主な特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設)一覧情報
青梅市内には24か所の特別養護老人ホームがあります。以下では、市内の主な特別養護老人ホーム情報をまとめました。※2025年11月現在
特別養護老人ホーム青梅園
| 所在地 | 東京都青梅市長淵6丁目464番地の1 |
| 電話番号 | 0428-24-0500 |
九十九園
| 所在地 | 東京都青梅市成木1丁目634番地7 |
| 電話番号 | 0428-74-5105 |
特別養護老人ホーム 和楽ホーム
| 所在地 | 東京都青梅市富岡1丁目318番地 |
| 電話番号 | 0428-74-4411 |
聖明園富士見荘
| 所在地 | 東京都青梅市黒沢1丁目722番地 |
| 電話番号 | 0428-24-5703 |
青梅療育院
| 所在地 | 東京都青梅市今井3丁目12番地6 |
| 電話番号 | 0428-31-8055 |
※他の特別養護老人ホームについては、こちらをご確認ください。
青梅市の特別養護老人ホームでかかる1ヶ月の費用と利用できる主な助成制度

施設選びで最も気になるのが費用面ではないでしょうか。「年金の範囲内で収まるのか」「実際いくら用意すればいいのか」といった不安を解消するため、ここでは費用について具体的に解説します。費用の仕組みを正しく理解し、安心して入所を検討しましょう。
費用の内訳は「居住費・食費」「介護サービス費」「日常生活費」
特別養護老人ホームの月額費用は、主に「介護サービス費」「居住費」「食費」「日常生活費」の4つの要素で構成されています。これらの合計が月々の支払い額の目安になります。
1.介護サービス費
要介護度に応じて費用が決まり、自己負担は原則1割(所得により2~3割)です。費用は「単位」で計算され、青梅市では1単位あたり10.68円(令和7年度時点)のように地域ごとに単価が定められています。
2.居住費
家賃や光熱費にあたる費用です。部屋のタイプ(個室・多床室など)によって異なります。
3.食費
1日3食の食事にかかる費用です。
4.日常生活費
理美容代やおむつ代、個人の日用品費などで、全額自己負担となります。
【介護度別】月額費用の目安
以下では、費用のうち「介護サービス費」の自己負担額(1割負担の場合)の目安を、要介護度と部屋のタイプ別にご紹介。ご自身の要介護度で、どのくらいの費用がかかるのか参考にしてください。
◆介護サービス費 自己負担額(1割)の目安(30日あたり)
| 介護度 | 従来型個室・多床室 | ユニット型個室 |
| 要介護1 | 18,872円 | 21,467円 |
| 要介護2 | 21,115円 | 23,710円 |
| 要介護3 | 23,454円 | 26,113円 |
| 要介護4 | 25,696円 | 28,388円 |
| 要介護5 | 27,907円 | 30,599円 |
※原則として、要介護3以上の方が入所対象です。
※実際の月額費用は、上表の「介護サービス費」に、ご自身の所得段階に応じた「居住費・食費」、そして理美容代などの「日常生活費」を合計した金額となります。
※上記はあくまで目安です。施設の体制による加算や、所得に応じた自己負担割合(2~3割)によって費用は変動します。
居住費・食費の負担を軽くする「負担限度額認定」
月々の費用負担を軽減するために「負担限度額認定」という公的な制度があります。これは、所得や資産が一定以下の人を対象に、特別養護老人ホームでの「居住費」と「食費」の自己負担額に上限を設ける制度です。
この認定を受けるには、青梅市役所の介護保険課で申請し、「介護保険負担限度額認定証」の交付を受ける必要があります。認定証を施設に提示することで、自己負担額が軽減されます。預貯金などの資産要件もあるため、自分が対象になるか分からない場合は、ケアマネジャーや地域包括支援センターに相談してみましょう。
自己負担額が高額になったときの「高額介護サービス費」
「高額介護サービス費」は、1ヶ月に支払った介護保険の自己負担額(福祉用具購入費や住宅改修費、食費・居住費などを除く)の合計が、所得に応じて定められた上限額を超えた場合に、その超えた金額が払い戻される制度です。これにより、介護サービスを多く利用しても、負担が過大にならないよう配慮されています。
一度申請すれば、その後は該当する月に自動的に市から通知が届き、指定した口座に振り込まれる仕組みです。これも家計を助ける重要な制度なので、ぜひ覚えておきましょう。
後悔しない!青梅市で最適な特別養護老人ホームを選ぶ5つのポイント
大切な家族を預ける施設選びは、失敗したくありません。料金や立地だけで決めてしまうと、後から「こんなはずではなかった」と後悔する可能性があります。
以下では、入所するご本人とご家族が共に安心できる、最適な特別養護老人ホームを選ぶために、見学時などに必ずチェックしてほしい5つの重要なポイントを解説します。
1.親の身体状況に合った医療・看護体制か確認する
確認すべきは、入所を希望する方の健康状態に対応できる医療・看護体制が整っているかです。特に持病がある方や、医療的なケアが必要な場合は重要なポイントになります。
具体的には、看護師が24時間常駐しているか、日中のみの配置かを確認しましょう。また、急な体調変化があった場合に備え、協力医療機関はどこか、緊急時の対応はどのようになっているか、医療機関との連携体制を詳しく聞いておくと安心です。
施設によって医療体制は様々なので、事前にしっかりと確認することが後悔しない施設選びにつながります。
2.認知症ケアや日常生活の支援体制を確認する
認知症の症状がある方にとっては、専門的なケア体制が重要です。施設によっては、認知症ケア専門のフロアを設けたり、認知症介護の専門研修を受けたスタッフを配置したりし、ケアの質の向上に努めている所もあります。
また、日常生活動作の維持に向けて、機能訓練指導員による体操やレクリエーション活動などがどの程度行われているか、見学時に確認しておくとよいでしょう。一人ひとりの状態に合わせたサポート体制が整っているかも重要なポイントです。
3.施設見学でスタッフの雰囲気や入所者の表情を確かめる
公式サイトやパンフレットの情報だけでは、施設の本当の雰囲気はわかりません。施設選びで後悔しないためには、必ず施設見学に足を運び、ご自身の目で確かめることが不可欠です。
見学の際は、スタッフがご利用者様に対してどのような言葉遣いで接しているか、笑顔で対応しているかといった雰囲気を観察しましょう。また、すれ違うスタッフが気持ちよく挨拶をしてくれるかも、施設全体の姿勢を知る良い指標になります。
さらに、すでに入所されている方々がどのような表情で過ごしているか、リビングなどで和やかに談笑しているかなども大切なチェックポイントです。居心地の良い空間づくりに取り組んでいる施設では、入所者の方々の表情が自然と穏やかになります。
4.食事内容やレクリエーション活動が本人に合っているか確認する
入所後の生活の質を大きく左右するのが、日々の食事とレクリエーションです。食事については、栄養バランスだけでなく、見た目の彩りや季節感も大切です。また、噛む力や飲み込む力に合わせて、きざみ食やミキサー食などの個別対応が可能かも確認しましょう。
レクリエーション活動も、本人が興味を持って参加できる内容かどうかが重要です。書道や園芸、音楽など、どのようなプログラムが用意されているか、参加は自由かなどを事前に確認します。季節の行事が充実しているかも、豊かな日常生活を送るための大切な要素です。
5.家族が面会に行きやすい立地・アクセスである
施設へのアクセスの良さは、見落としがちですが非常に重要なポイントです。入所後、家族が気軽に面会に行けるかどうかは、ご本人と家族双方の精神的な支えになります。自宅からの距離はもちろん、公共交通機関を利用する場合は最寄り駅からの距離やバスの頻度、車で行く場合は駐車場の有無や広さなどを具体的に確認しておきましょう。
青梅市の特別養護老人ホームに入所するまでの4ステップ

「特養に入りたい」と思っても、すぐに申し込みができるわけではありません。入所までには、いくつかの手続きを踏む必要があります。以下では、申し込みから実際に入所するまでの流れを、大きく4つのステップに分けて解説します。
STEP1:入所を希望する施設に問い合わせをする
入所を希望する青梅市内の特別養護老人ホームへ、まずは問い合わせを行いましょう。多くの施設では電話での問い合わせに対応していますが、施設のウェブサイトから「入所申し込みフォーム」より申請できたり、入所に関する申し込み書をダウンロードできたりする場合もあります。
どの施設を選ぶべきか判断に迷う際は、地域包括支援センターや担当のケアマネジャーに相談しながら進めることをおすすめします。
STEP2:施設担当者による面談(アセスメント)
申込書を提出した後、施設の担当者による面談を実施。この面談はアセスメントとも呼ばれ、対応方法は施設によって異なります。担当者が入院・入所中の病院や施設、または自宅へ訪問して面談を行う施設もあれば、施設内で本人や家族との面談を実施し、併せて施設見学を案内するケースも。
面談では、申込書に記載された内容をもとに、本人の心身の状態や日常生活の様子、介護の必要度などについて詳しく聞き取りが行われます。ここで得られた情報は入所判定会議で重要な資料となるため、現在の状況を正確に伝えることが大切です。
STEP3:入所判定会議の結果を待つ
提出された申込書や面談の内容をもとに、施設内で入所判定会議を開催。この会議では、施設ごとに定められた優先入所の評価基準に基づき、申込者の介護の必要性や緊急性が点数化され、入所の優先順位が決定されます。評価項目には、要介護度、認知症の程度、在宅介護の困難度などが含まれます。
特別養護老人ホームは待機者が多いため、申し込み後すぐに入所できるとは限りません。入所判定会議の結果に基づき、入所の順番が来るまで待機することに。待機期間は施設の空き状況や申込者の状況によって異なります。
STEP4:契約手続きを済ませて入所日が決定
入所の順番が近づくと、施設から連絡が入ります。入所の意思を伝えたら、最終的な契約手続きを開始。契約時には、施設の担当者から重要事項説明書や契約書の内容について詳しい説明があります。
提供されるサービスの内容、費用、利用上の注意点などを十分に理解し、納得した上で署名・捺印をしましょう。不明な点があれば、この時点で必ず質問して解消しておくことが大切です。契約が無事に完了したら、具体的な入所日を施設と相談して決定になります。
特別養護老人ホーム入所待ちの間にできること
青梅市に限らず、特別養護老人ホームは入所希望者が多く、申し込み後すぐに入れない「待機」の状態になることがほとんどです。この待機期間をどう過ごすかは非常に重要です。
以下では、入所待ちの間に利用できるサービスと、入所の可能性を高めるための工夫について解説します。
待機期間中はショートステイやデイサービスなどを活用する
特別養護老人ホームの入所を待つ間、在宅介護の負担が大きい場合には、他の介護サービスを積極的に活用しましょう。
最も有効なのが「ショートステイ(短期入所生活介護)」です。数日から数週間、施設に短期間宿泊して介護を受けられるサービスで、介護者の休息(レスパイトケア)につながります。将来入所を検討している特別養護老人ホームに併設されているショートステイを利用すれば、施設の雰囲気やスタッフに慣れておくことができ、スムーズな入所にもつながります。
ショートステイのほか、日帰りで利用する「デイサービス」や「訪問介護」なども組み合わせることで、待機期間を無理なく乗り切ることが可能です。
早期入所のために複数の施設に申し込む
入所の可能性を少しでも高めるためには、施設を1つに絞らず、複数の特別養護老人ホームに同時に申し込むことをおすすめします。申し込み先の数に制限はありません。それぞれの施設で待機者の状況や入所のタイミングは異なるため、複数に申し込むことで、いずれかの施設から早く連絡が来る可能性が高まります。
また、青梅市内だけでなく、近隣の羽村市やあきる野市など、エリアを少し広げて検討することも有効です。家族が面会に行ける範囲で複数の候補をリストアップし、並行して申し込み手続きを進めておきましょう。
青梅市の特別養護老人ホームに関するよくある質問
特別養護老人ホームを探していると、専門的な用語や手続きについて、様々な疑問が出てくるものです。以下では、多くの方が疑問に思う点や相談先についてお答えします。事前に疑問を解消し、安心して施設探しを進めましょう。
最新の空き状況・待機者数の確認するにはどうしたらいいですか?
青梅市の特別養護老人ホームの最新の空き状況や待機者数については、各施設に直接問い合わせる必要があります。
青梅市では、申し込みと同様に空き状況や待機者数の情報も各施設が個別に管理しているためです。気になる施設があれば電話で問い合わせを行い、現在の空き状況に加えて、おおよその待機期間の目安も確認しておくと、今後の計画が立てやすくなります。
申し込みの相談はどこにすれば良いですか?
特別養護老人ホームの申し込みや施設選びに関する相談は、まず担当のケアマネジャーにするのがおすすめです。ケアマネジャーは本人の心身の状態を最もよく理解しており、適切な施設選びのアドバイスをしてくれます。
また、地域での介護に関する総合相談窓口である「地域包括支援センター」も頼りになる存在です。青梅市内にも複数のセンターがあり、地域の施設情報に詳しいため、具体的な施設名を挙げて相談に乗ってもらえます。
⇒青梅市の地域包括支援センターについてはこちらをご確認ください。
施設見学は事前に予約が必要ですか?
はい、ほとんどの特別養護老人ホームでは、施設見学は事前の予約が必要です。予約なしで訪問しても、担当者が不在であったり、他の入所者のケアで対応できなかったりする場合が多いためです。
見学を希望する際は、必ず事前に施設へ電話をかけ、見学したい旨を伝えて日時を調整しましょう。予約をすることで、当日は施設の案内や説明を専門の相談員が丁寧に行ってくれます。見学時間は通常30分から1時間程度です。
質問したいことを事前にメモしておくなど、準備をしてから訪問すると、より有意義な見学にすることができます。
青梅市の特別養護老人ホームを比較検討し、まずは見学から始めよう

本記事では、青梅市にある特別養護老人ホームの基本情報から、具体的な費用、後悔しないための選び方のポイント、そして入所までの流れを詳しく解説しました。
大切なご家族がこれから多くの時間を過ごす場所を選ぶことは、ご本人にとってもご家族にとっても非常に重要な決断です。費用や立地といった条件はもちろん大切ですが、それ以上に施設の雰囲気やスタッフの対応、他の入所者の方々の様子といったパンフレットやウェブサイトだけではわからない情報が、穏やかな生活を送るための鍵となります。
まずはこの記事を参考に気になる施設をいくつかリストアップし、電話で問い合わせて施設見学の予約をすることから始めてみてください。実際に足を運び、ご自身の目で確かめることが、最適な施設を見つけるための最も確実な一歩となるはずです。
参照元:厚生労働省 どんなサービスがあるの? – 介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)、介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)、サービスにかかる利用料、介護老人福祉施設・地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護、青梅市 市内介護保険サービス提供事業者一覧、パンフレットみんなで支える老後の安心 介護保険、施設サービス






