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東京都杉並区の特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設)ガイド:区内の特養一覧など

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東京都杉並区の特別養護老人ホーム(特養)は、要介護3以上の方が入所できる介護施設です。月額費用は約10〜20万円が目安で、介護度や居室タイプにより異なります。

本記事では、杉並区内23か所の特別養護老人ホームについて、入所条件・申し込み手続き・費用相場・負担軽減制度・施設見学のポイントを網羅的に解説。入所までの待機期間は半年〜1年以上かかるケースもあるため、早めの情報収集をおすすめします。

東京都杉並区の特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設)とは?

特別養護老人ホームは、原則として要介護3以上の方が長期間入所できる介護施設です。社会福祉法人や地方自治体が運営しており、入所者には食事・入浴・排せつなどの日常生活支援に加え、健康管理や機能訓練といったケアが24時間体制で提供されます。

杉並区内にも複数の特別養護老人ホームがあり、入所条件や費用は介護保険制度に基づいて定められています。地域の高齢者福祉を支える介護サービスの1つです。

目次

特別養護老人ホームの基本サービス内容

特別養護老人ホームでは、大きく分けると主に5つのサービスを提供しています。

1.日常生活の支援サービス

入所者が日々安心して暮らせるように、特別養護老人ホームでは食事・入浴・排泄などの生活全般を支援します。入所者一人ひとりの状態に合わせた介助を提供し、尊厳を守りながら快適な生活を支えるのが特徴です。

食事の提供

栄養バランスを考えた食事で健康維持をサポートします。

  • 栄養士による献立作成と栄養管理
  • 噛む力や飲み込みの状態に応じた刻み食・ソフト食・ペースト食などの形態調整
  • 糖尿病や腎臓病などに対応した治療食・制限食の提供
  • 食事介助が必要な方への個別サポート
  • 食事の姿勢や食べるペースへの配慮

入浴サービス

安全面と快適さを重視し、入所者の状態に合わせた方法で実施します。

  • 個浴・機械浴・シャワー浴・清拭など身体状況に応じた入浴方法の選択
  • 手すりや滑り止めマットなど安全対策の徹底
  • プライバシーに配慮した入浴環境の整備
  • 入浴前後の体調確認とバイタルチェック
  • 皮膚の状態観察と褥瘡予防

排泄介助

入所者の状態に応じた排泄ケアを行います。

  • 生活リズムに合わせた定時のトイレ誘導
  • おむつ交換やパッド交換
  • ポータブルトイレの設置と介助
  • 排泄パターンの把握と記録
  • 皮膚トラブルの予防と清潔保持

身だしなみの支援

生活の質を維持するため、日常的な身だしなみを支援します。

  • 着替えの介助と衣類の選択サポート
  • 整髪・ひげ剃り・爪切りなどの整容介助
  • 口腔ケア(歯磨き・義歯の手入れなど)

2.健康管理・医療サポート

入所者が安心して暮らせるよう、常勤・非常勤の看護職員が健康管理を行い、医師や薬剤師と連携。血圧・体温・脈拍などの定期的な健康チェック、服薬管理や服薬指導、緊急時の医療対応や病院搬送、必要に応じた診療や定期健康診断などを実施しています。

3.機能訓練・生活リハビリ

入所者の身体機能や日常生活能力の維持・向上を目的に、機能訓練も実施。食事・入浴・歩行などの動作訓練、個別または集団での運動・体操指導のほか、趣味活動や散歩を取り入れた生活リハビリも実施しています。

4.レクリエーション・交流活動

心身の健康を支えるため、入所者同士や地域との交流活動を行うことも。お花見・夏祭り・クリスマス会などの季節の行事、音楽・手芸・書道などの楽しい趣味活動のほか、地域ボランティアの訪問や近隣住民との交流など、地域との関わりの機会も設けています。

5.介護保険対象外のサービス

介護保険の範囲外で希望する施設の独自サービスについては、任意で追加費用を支払うことで利用することが可能です。理美容サービス、特別食や嗜好品、個室利用や特別設備の利用料などがこれに該当します。施設によりサービス内容は異なるため、入所を希望する施設へお問い合わせください。

杉並区の特別養護老人ホームに入所できる方

杉並区の特別養護老人ホームに入所できるのは、原則として要介護3以上の認定を受けた方です。また、要介護1または2の方については、特例として入所が認められる場合があります。居宅において日常生活を営むことが困難なやむを得ない事由があると認められた場合に、入所の対象となります。

要介護1・2でも入所できる特例入所の要件

特例入所の要件は以下のとおりで、いずれかに該当することが必要です。

  • 認知症により日常生活に支障をきたす症状や行動、意思疎通の困難さが頻繁に見られる
  • 知的障がいや精神障がいなどがあり、同様に日常生活への支障が頻繁に生じている
  • 家族などによる深刻な虐待が疑われ、心身の安全確保が困難である
  • 単身世帯であったり、同居家族が高齢または病弱であるなどにより、家族等による支援が期待できない

特別養護老人ホームと他の高齢者向け介護施設などとの違い

高齢者向けの介護施設は、入所者の状態やケアの目的に応じて様々な種類があります。以下では、特別養護老人ホームを中心に、主要な施設の特徴を比較します。

特別養護老人ホーム

対象者要介護3以上の方、要介護1・2でも特例で入所可能な場合あり
目的自宅での生活が困難な方に、日常生活の支援・介護・医療的ケアを提供
特徴長期入所が基本で、低所得者でも利用しやすい料金設定。所得に応じた減額制度も充実。

介護老人保健施設

対象者退院後のリハビリや在宅復帰を目指す方
目的医療・リハビリを中心に、在宅復帰をサポート
特徴入所期間は原則3〜6か月程度の短期滞在が中心。「在宅への橋渡し」としての役割。

介護医療院

対象者医療依存度の高い方
目的日常的に医療管理が必要な方の生活を支援
特徴医師や看護師の配置が手厚く、人工呼吸器や経管栄養などの医療機器を使用している方も受け入れ可能。

有料老人ホーム

対象者自立している方から要介護の方まで幅広い
目的快適で自由度の高い生活環境を提供
特徴介護保険上は「施設」ではなく「住まい」に分類される。民間運営で費用は高額になりやすく、介護保険対象外サービスも多い。

グループホーム(認知症対応型共同生活介護)

対象者要支援2または要介護1〜5の認知症高齢者
目的認知症の方が住み慣れた地域で穏やかに暮らせる環境を提供
特徴介護保険上は「施設」ではなく「住まい」に分類される。1ユニット5〜9人の少人数制で、食事の準備や掃除などを職員・他の入居者と一緒に行いながら生活する。地域密着型サービスのため、原則として住民票のある市区町村のグループホームを利用。

東京都杉並区の特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設)情報一覧

ススメちゃんが教える施設情報

杉並区内には、杉並区民のみが入所できる地域密着型の特別養護老人ホームを含め、23か所の特別養護老人ホームがあります。以下では、区内の特別養護老人ホームの情報一覧を一部ご紹介します。

その他の区内の特別養護老人ホームについては、杉並区特別養護老人ホーム一覧をご確認ください。

特別養護老人ホーム さんじゅ久我山

所在地東京都杉並区久我山3丁目47番16号
電話番号03-5346-5351 

特別養護老人ホーム 上井草園

所在地東京都杉並区上井草3丁目33番10号
電話番号03-3394-1094

社会福祉法人 真松之会 和田堀ホーム

所在地東京都杉並区和田2丁目27番8号
電話番号03-3316-2943

特別養護老人ホーム 救世軍恵みの家

所在地東京都杉並区和田1丁目41番11号
電話番号03-3381-7243

特別養護老人ホーム南陽園

所在地東京都杉並区高井戸西1丁目12番1号
電話番号03-3334-2159

特別養護老人ホーム さんじゅ阿佐谷

所在地東京都杉並区阿佐谷北1丁目2番1号
電話番号03-5373-3911

地域密着型特別養護老人ホームハートフル成田東

所在地東京都杉並区成田東3丁目26番6号
電話番号03-6454-6811

押さえておきたい特別養護老人ホームの申し込み手続き

杉並区で特別養護老人ホームの利用を検討する際は、申請から入所までに複数の手続きと審査を経る必要があります。スムーズに進めるためには、申し込み先・必要書類・優先順位の決定方法などを事前に理解しておくことが大切です。

提出書類

提出書類は以下のとおりです。

  • 特別養護老人ホーム入所申込書(第1号様式)
  • 特別養護老人ホーム入所申込者状況票(第2号様式)
  • 介護保険被保険者証の写し(「住所・氏名」と「要介護度」の部分)

要介護1・2の方で特例入所を希望する場合は「特別養護老人ホーム以外での生活が困難な理由記入書(第4号様式)」も必要です。また、家族・介護者の状況で要介護度や障害の程度を示す場合は、介護保険被保険者証や各種手帳のコピーも添付してください。

これらの書類は杉並区の公式サイトからダウンロードできます。

提出先

申込書の提出先は特別養護老人ホームの窓口のみです。区役所やケア24(地域包括支援センター)では受付できません。希望施設以外の特別養護老人ホームでも提出可能で、1回の申込みで複数施設を希望できます。郵送での受付については各施設に確認してください。

有効期限・複数施設希望のポイント

申込書の有効期間は、施設が受付した日から1年後の同一月の月末までです。期限が過ぎても再申込みがない場合は自動的に無効となるため、更新時期を忘れず管理しましょう。

複数の施設を希望する場合は、希望順位を明記した上でまとめて申請できます。ただし、書類の提出は1か所の特別養護老人ホームにのみ行ってください。

介護状態や世帯構成が変わった際は、入所申込書を再度提出しましょう(要介護度のみの変更で杉並区が介護保険者の場合は提出不要)。状況の変化が入所順位に反映されない可能性があります。

優先度が高いとされるケース:在宅困難度・要介護度・家族状況など

杉並区の特別養護老人ホームでは、入所希望者を公平に選定するため、第一次評価・第二次評価の2段階評価を行います。

第一次評価では、要介護度・待機場所・住宅の状況・本人の行動・介護者の状況などを点数化し、優先度A(高い)・B(中程度)・C(低い)の3段階に区分。評価結果は入所希望者に郵送で通知されます。

第二次評価では、施設の入所検討委員会(施設長・生活相談員・介護職員・看護職員・介護支援専門員・第三者委員等で構成)が面接結果や申込書類の内容を総合的に審査し、入所候補者を決定する流れです。

災害や事故等の緊急時には、施設長の判断で特例入所が認められる場合もあります。

審査〜入所までの所要期間・待機の目安

申込書提出後、区による第一次評価と施設による第二次評価を経て、入所の可否や順位が決定。杉並区では希望者が多く、入所までに半年〜1年以上かかるケースもあります。

申込みが無効になるケース

以下のいずれかに該当すると、申し込みは無効となります。

  1. 申込書の有効期限切れ:提出から1年後の同一月の月末を過ぎても再申込みをしていない場合
  2. 要介護認定区分の変更:要支援1・2、または要介護1・2(特例入所該当者を除く)、非該当へ変更された場合
  3. 要介護認定の更新忘れ:有効期間が切れても更新手続きを行わなかった場合
  4. 入所辞退:施設から入所の意思確認があったにもかかわらず辞退した場合
  5. 杉並区からの転出:転出後も希望する場合は改めて申込みが必要です

特別養護老人ホームの料金・費用相場を紹介

電卓で費用の計算

特別養護老人ホームを検討する際、多くの方が気になるのが「毎月どのくらいの費用がかかるのか」という点です。

民間の有料老人ホームと比べて費用が抑えられるといわれる特別養護老人ホームですが、自己負担額は介護度や所得、利用するサービス内容によって異なります。以下では、料金の基本構造と費用目安を解説します。

基本的な費用構成

特別養護老人ホームの費用構成の内容は、大きく分けて以下の4つです。

  1. 介護サービス費:介護保険が適用され、原則1〜3割を自己負担。介護度が高くなるほど費用は上昇。
  2. 居住費(部屋代):居室のタイプ(多床室・個室など)によって金額が異なる。
  3. 食費:施設での食事にかかる費用。
  4. 日常生活費・加算費用:理美容代や嗜好品代、レクリエーション費等の実費負担のもの。

このうち、介護サービス費は公的保険で大部分がまかなわれるため、自己負担は全体の一部です。ただし、居住費や食費は原則全額自己負担となるため、トータルの費用を見積もる際には注意が必要です。

月額費用の目安(要介護5の場合)

介護負担割合従来型(相部屋)ユニット型個室
1割約104,000円〜146,000円約135,000円〜201,000円
2割約132,000円〜191,000円約167,000円〜238,000円
3割約161,000円〜235,000円約199,000円〜274,000円

※上記は目安です。要介護度や施設の設備などの違いにより金額に幅があります。
※施設によってはこの他に雑費がかかる場合があります。詳細は各施設にお問い合わせください。
※医療費は上記に含まれません。

負担限度額認定を受けた場合の費用目安

低所得の方の施設利用が困難とならないよう、世帯全員(別世帯の配偶者を含む)が住民税非課税で一定の資産要件を満たす方は、申請により居住費・食費の負担が軽減されます。

利用者負担段階従来型(相部屋)ユニット型個室
第1段階約38,000円〜65,000円約65,000円〜79,000円
第2段階約53,000円〜81,000円約68,000円〜94,000円
第3段階①約61,000円〜89,000円約91,000円〜117,000円
第3段階②約82,000円〜110,000円約112,000円〜138,000円

この軽減を受けるためには、入所までに介護保険課給付係で「負担限度額認定証」の交付を受ける必要があります。

特別養護老人ホームへ入所する際に利用できる主な負担軽減制度

杉並区では、特別養護老人ホームをはじめとする介護サービスを利用する際の費用負担を軽減するため、さまざまな制度が用意されています。所得状況に応じて利用できる制度がありますので、該当する可能性がある方は杉並区介護保険課へ確認してみましょう。

1.介護保険負担限度額認定制度

所得が低い方については、食費・居住費の自己負担に上限額(負担限度額)が設けられています。上限額を超えた分は「特定入所者介護サービス費」として介護保険から給付されます。この制度を利用するには、杉並区へ「介護保険負担限度額認定」の申請が必要です。

基準費用額(日額)

居住費と食費については、施設の平均的な費用をもとに基準費用額が定められていますが、実際の費用は施設と利用者との契約により決められます。課税世帯等で負担限度額認定に該当しない方(第4段階)は、以下の基準費用額を参考に施設が定める金額を負担します。

従来型個室多床室ユニット型個室食費
1,231円915円2,066円1,445円

所得段階別の負担限度額(日額)

段階対象者預貯金等の上限従来型個室多床室ユニット型個室食費
第1段階生活保護受給者等要件なし380円 0円 880円300円
第1段階世帯全員が住民税非課税・老齢福祉年金受給者単身:1,000万円以下/夫婦:2,000万円以下 380円0円880円300円
第2段階世帯全員が住民税非課税で、年金収入+その他の合計所得金額が80.9万円以下の方単身:650万円以下/夫婦:1,650万円以下480円430円880円390円
第3段階①世帯全員が住民税非課税で、年金収入+その他の合計所得金額が80.9万円超120万円以下の方 単身:550万円以下/夫婦:1,550万円以下880円430円1,370円650円
第3段階②世帯全員が住民税非課税で、年金収入+その他の合計所得金額が120万円超の方単身:500万円以下/夫婦:1,500万円以下880円430円1,370円1,360円

 ※住民税課税世帯であっても、一定の要件を満たす場合に特例的に軽減が受けられることがありますので、杉並区へご相談ください。

2.高額介護サービス費

同じ月に利用した介護サービス利用者負担(1〜3割)の合計が高額になり、限度額を超えたときは、超えた分が「高額介護サービス費」として後から給付されます。対象となる方には、杉並区介護保険課給付係から申請書が送付されます。

なお、施設サービスの食費・居住費・日常生活費など介護保険の対象外の費用は含まれません。

自己負担の限度額(月額)

区分限度額
課税所得690万円以上の方14万100円(世帯)
課税所得380万円以上690万円未満の方9万3,000円(世帯)
課税所得145万円以上380万円未満の方4万4,400円(世帯)
住民税課税世帯で課税所得145万円未満の方4万4,400円(世帯)
世帯全員が住民税非課税2万4,600円(世帯)
住民税非課税世帯のうち、合計所得金額と課税年金収入額の合計が80.9万円以下の方、または老齢福祉年金受給者1万5,000円(個人)/2万4,600円(世帯)
生活保護受給者等1万5,000円(個人)

3.高額医療・高額介護合算制度

同一世帯内で介護保険と医療保険の両方を利用して、介護と医療の自己負担額が限度額を超えたときは、超えた分が後から給付されます。

対象となる方には、医療保険者から申請書が送付されます。対象期間は毎年8月から翌年7月までの1年間です。申請は7月31日時点で加入していた健康保険へ行います。

なお、同じ世帯でも家族がそれぞれ異なる医療保険に加入している場合は合算できません。また、自己負担限度額を超える額が500円以下の場合は支給されません。

70歳以上の方・後期高齢者医療制度の対象者の自己負担限度額(年額)

所得区分限度額
課税所得690万円以上212万円
課税所得380万円以上690万円未満141万円
課税所得145万円以上380万円未満67万円
一般(住民税課税世帯の方)56万円
低所得者2(住民税非課税世帯の方)31万円
低所得者1(住民税非課税世帯の方)19万円

70歳未満の方の自己負担限度額(年額)

所得区分限度額
基準総所得額901万円超212万円
600万円超〜901万円以下141万円
210万円超〜600万円以下67万円
210万円以下60万円
住民税非課税世帯34万円

※介護サービス利用者が複数いる世帯の場合は、介護分については限度額が31万円になります。低所得者Ⅰ・Ⅱの区分の詳細については、杉並区へお問い合わせください。

4.生計困難者に対する利用者負担額軽減制度

区民税世帯非課税で、収入・預貯金額などの条件を満たし、生計困難として区が認めた方が利用できます。ただし、軽減を受けることができるのは、都と区に軽減事業の実施を申し出ている事業所を利用した場合のみとなります。

軽減率は、利用者負担額1割・食費・居住費の4分の1です。老齢福祉年金受給者は利用者負担額1割の2分の1が軽減されます。

利用するには、杉並区介護保険課給付係に確認申請と収入などの申告をして「確認証」の交付を受けることが必要です。

5.【杉並区独自制度】生計困難者に対する利用者負担額の特別助成

上記「生計困難者に対する利用者負担額の軽減」制度の確認を受けた方については、同一月の利用者負担額の2分の1が後から助成されます。

高額介護サービス費の支給がある場合は、その支給額を差し引いてなお残額がある場合に助成。該当する方には、杉並区介護保険課給付係から申請書が送付されます。

施設見学時にチェックしたいポイント

ススメちゃんがポイントをご紹介

特別養護老人ホームへの入所を検討する際は、資料や施設の公式サイトだけではわからない部分を確認するために、必ず見学に行きましょう。施設の設備や職員の対応、入所者の表情、建物全体の雰囲気などを通じて、「ここで暮らす姿」を具体的にイメージすることが大切です。

1.職員の対応や雰囲気

見学時にはまず、職員のあいさつや入所者への接し方を観察しましょう。明るく声をかけてくれるか、入所者に対して丁寧な言葉遣いで対応しているかは、日常的なケアの質を映す鏡です。

職員同士が落ち着いて連携し、笑顔が見られる施設は、働く人の余裕とチームワークが整っている証拠でもあります。こうした空気感は、安心して生活できるかどうかを判断する大きな手がかりになります。

2.居室や共有スペースの環境

施設内の居室や共有スペースは、生活の快適さを左右する大切なポイントです。部屋の明るさや清潔感、におい、空気の流れなどを感じ取りましょう。

廊下やトイレがバリアフリー化されているか、食堂や談話室に自然光が入って明るい印象かどうかも確認しておきたいところです。「ここなら落ち着いて暮らせそう」と感じられるかどうかが、入所後の満足度を大きく左右します。

3.医療・介護体制

介護度が高い方や持病のある方の場合、医療や介護体制の充実度が非常に重要です。看護師の常駐時間や夜間の対応体制、協力医療機関の有無を確認しましょう。

また、体調が急変した際の対応や、医師の往診頻度、看取り(ターミナルケア)への対応可否なども聞いておくと安心です。医療体制が整っている施設ほど、入所後も安心して生活を続けられます。

4.食事内容・レクリエーション

毎日の楽しみとなる食事や活動プログラムも、施設選びで欠かせないポイントです。食事は栄養バランスだけでなく、嚥下状態に応じた調理の工夫や、季節の行事食があるかどうかも確認しましょう。

また、日常的に体操が取り入れられているか、趣味活動や季節イベントが行われているかも重要です。活動が充実している施設ほど、心身の活性化や認知症予防にもつながります。

5.家族との面会・連絡体制

入所後の生活を支えるうえで、家族との関係をどう保つかも大切な視点です。面会の方法や時間帯の柔軟さ、予約方法、オンライン面会への対応、緊急時の連絡体制などを確認しましょう。

家族が安心して関われる仕組みが整っている施設は、入所者の精神的な安定にもつながります。コロナ禍以降はオンライン面会を導入している施設も増えており、面会方法の選択肢が多いほど安心です。

6.費用と契約内容の確認

最後に忘れてはいけないのが、費用や契約内容の確認です。介護サービス費の1〜3割負担以外にも、食費・居住費・日用品費・理美容代などの追加費用が発生することがあります。見学時には担当者から料金の内訳を丁寧に説明してもらい、不明点はその場で質問しましょう。説明が明確で、誠実に対応してくれる施設ほど信頼度が高く、安心して契約できます。

まとめ:杉並区で特別養護老人ホームを選ぶ際のポイント

杉並区には複数の特別養護老人ホームがあり、入所対象は原則として要介護3以上の方です。要介護1・2の方も、認知症や虐待、家族の支援が期待できないなどの事情がある場合は特例入所が認められることがあります。

申込みは特別養護老人ホームの窓口で行い、入所の優先順位は要介護度・在宅困難度・介護者の状況などを点数化した評価によって決まります。申し込み順ではないため、状況に変化があれば再度申込書を提出しておくことが大切です。

見学時には、職員の対応や施設の清潔さ、医療・介護体制、食事やレクリエーションの内容、料金の内訳などを確認し、本人や家族に合う施設かどうかを見極めましょう。

杉並区は希望者が多く、入所までに半年〜1年以上かかるケースもあります。早めに情報収集と申込み準備を進めておくことで、安心して暮らせる場所を見つけやすくなります。

参照元:厚生労働省 介護老人福祉施設・地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護、杉並区 特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設)特別養護老人ホーム入所申込書等一式杉並区指定介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)入所指針特別養護老人ホーム入所申込みのしおり (杉並区内・区外協力・自治体間連携の介護老人福祉施設) 高額介護合算療養費の支給(後期高齢者医療制度)各種軽減制度

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