2025年11月27日、株式会社LIFULL senior は「1都3県の有料老人ホーム費用相場と、東京都在住者の問い合わせ傾向に関する調査」を行い、その結果を公表しました。
東京都内の入居時費用相場が1,000万円を超え、都市部の費用高騰が施設選びに影響していることがわかります。今回の調査結果は、都内での住まいの高額化が高齢者の生活基盤にどのような影響を与えているのかを考える上で、重要な示唆を含んでいるでしょう。
都内の入居時費用相場は1,008万円と突出

調査によると、東京都の有料老人ホーム入居時費用相場は1,008万円、月額費用は約29.9万円と1都3県の中でも最も高額でした。神奈川県とは約1.4倍、千葉県とは2.1倍、埼玉県とは3.2倍もの差があり、地価の高さが費用に直結している状況が想定されます。
4割以上の問い合わせが東京都外に

東京都在住者による施設問い合わせのうち、東京都内は55.3%にとどまり、44.7%が都外の施設でした。本来は家族が通いやすい生活圏内で探すケースが多いものの、費用面から隣県を選ぶ人が増えているとみられます。費用を抑えるため「都市圏から少し離れる」という選択肢を取る世帯が増加していることが推測されます。
人気は神奈川・千葉・埼玉、静岡や栃木のリゾート地も

問い合わせが多い地域は、1位が神奈川県、2位が千葉県、3位が埼玉県と、いずれも東京近郊が中心です。4位の静岡県、5位の栃木県のような気候・環境の良い地域も一定の人気があるようで、費用だけでなく住環境を重視するニーズも確認できます。
施設選びは「費用」と「アクセス」のバランスがカギ
都市部の高額化は続く一方で、都外へ広げれば費用を抑えやすいという実情があります。しかし、面会・私物補充・医療連携など家族の負担を考えると、距離や交通利便性も重要です。また、パンフレット記載の価格に含まれないオプション費もあるため、事前の確認が欠かせません。
今回の調査結果は、高齢期の住まい選びにおいて、費用だけではなく「通いやすさ」や「サービス内容」を総合的に判断する必要性を示しているといえるでしょう。
参照元:プレリリース





