認知症の方は、外出後に自宅へ戻れなくなる症状がみられることがあり、家族にとって大きな不安要因となります。
練馬区では、こうした行方不明のリスクに備え、家族が利用できるGPSによる位置情報提供サービスの利用料を助成しています。これは早期発見と安全確保を目的とした、在宅生活を支える支援制度です。日常的な見守り体制を整えることで、本人の外出機会を過度に制限せず、安全と自立の両立を図ることにもつながります。
この記事でわかること
- 練馬区が助成するGPS見守りサービス「ココセコム」の内容とかけつけ体制
- 対象者の条件と費用負担(申込金・月額の助成額と自己負担額)
- 利用までの流れと相談先
目次
サービスの内容とかけつけ体制
本事業で利用するのは、セコム(株)の「ココセコム」で、本人に小型の端末機を携帯してもらい、専用電波の送受信により居場所を確認できる仕組みです。家族の要請により緊急対処員が現地へかけつけ、安全確保を行う体制も整っており、かけつけサービスは回数に関わらず無料。迅速な対応が期待できる点は、家族にとって大きな安心材料といえるでしょう。
対象者と費用負担
詳細は以下のとおりです。
対象
- 練馬区在住の方
- 外出後に帰宅困難となる症状がある認知症の方を介護する家族
- 若年性認知症の方とその家族
助成について
本人ではなく契約する家族に対して行われます。
費用
申込金7,700円、月額3,300円のうち、申込金は全額、月額は1,650円が区により助成され、自己負担は月額1,650円です。生活保護受給世帯は月額も全額助成となります。
これは正規料金とは異なる練馬区協定料金で、助成金は区から事業者へ直接支払われるため、セコム(株)からの請求は利用者負担額(半年分前払い)のみとなります。継続的に利用しやすい費用設定といえるでしょう。
利用までの流れと相談先
利用を希望する場合は、まずお近くの地域包括支援センターへ相談しましょう。制度内容や手続きを確認しながら進めることで、安心して導入できます。専門職の助言を受けながら検討できるため、初めての方でも不安を抱えにくい仕組みです。
家族の安心を支える地域の見守り支援
GPSによる見守りとかけつけ対応、さらに費用助成を組み合わせた本制度は、家族の不安軽減と地域での在宅生活継続を支える重要な仕組みといえるでしょう。家庭の状況に応じて活用を検討し、地域の支援資源と連携しながら見守り体制を整えることが大切です。
参照元:練馬区 認知症の方の外出と安心を支えるサービス ~行方不明時に備える支援~、地域包括支援センター(医療と介護の相談窓口)





