2025年10月31日、株式会社ミライプロジェクトは、運営する「介護美容研究所」が横浜市と介護予防事業に関する連携協定を締結したことを発表しました。
その第一弾として、11月8日に市が主催するフレイル予防イベントに出展します。フレイル予防に不可欠な「社会参加」を“美容”の力で後押しするこの官民連携は、高齢者の心の健康を高める新しい試みとして注目されます。
深刻化するフレイル、鍵は「社会参加」
プレスリリースによると、横浜市では高齢者のフレイル率が過去3年間で約1.3倍に増加しており、対策が急務となっています。
フレイルは心身の活力が低下し、要介護状態になる危険性が高い状態を指し、その予防には運動や栄養に加え「社会参加」が鍵とされています。しかし、意欲の低下などから社会的に孤立しがちな高齢者が多いのが現状です。
「きれいになる喜び」が外出意欲を引き出す
今回の連携では、この「社会参加」を促す手段として「介護美容」の力に着目します。メイクやネイル、ハンドトリートメントは、外見を整えるだけでなく、「人に触れてもらう」安心感や「きれいになった」という喜び、施術中の会話を通じて心に潤いをもたらします。こうした体験が外出意欲を引き出し、社会参加への第一歩となることが期待されています。
11月8日にそごう横浜店で開催される市のイベント「フレー!フレー!フレイル予防!フェスよこはま」では、介護美容研究所の受講生がボランティアとしてブースを出展。来場した高齢者に美容ケアを提供し、「美容による介護予防」を体験できる機会を設けます。
人材育成と地域貢献を両立する新しいモデル
この官民連携の取り組みは、自治体の課題(介護予防)に民間企業の専門性(美容)を活かす新しい協働モデルです。さらに、介護美容を学ぶ受講生にとっては実践の場であると同時に、地域貢献の機会ともなり、「人材育成」と「地域貢献」を両立する持続可能なサイクルを生み出します。
「美容」という親しみやすいテーマは、これまで介護予防に関心のなかった層へのアプローチも期待でき、横浜市から始まるこの試みは、全国の自治体にとって有効なヒントとなりそうです。
参照元: プレスリリース





