2025年10月8日、介護用品レンタル・販売大手の株式会社ヤマシタは、介護用品卸売国内最大手の株式会社ウェルファンと共同で、中国における介護用品販売事業の新会社「山下為楽帆(上海)実業発展有限公司」を設立し、同月中に事業を開始すると発表しました。
中国市場で拡大する介護ニーズに対応
中国では高齢化が急速に進行しており、65歳以上の人口はすでに全体の約15%に達しています。上海市ではその比率が約28%とさらに高く、介護用品市場は2025年時点で36兆円規模、2030年には約2倍の72兆円に拡大すると予測されています。
株式会社ヤマシタはこれまで上海を拠点に介護用品のレンタル・住宅改修事業を展開し、現地でのネットワークやノウハウを蓄積してきました。一方のウェルファンは、日本国内で多様な介護用品を扱う卸売大手として、幅広いメーカーとの強固な連携を持っています。新会社では両社の強みを融合し、日本メーカー製品の販路拡大を目指します。
多様な販売チャネルで市場開拓へ
当初は介護シューズや杖、歩行器など外出支援用品を中心に展開し、順次リハビリ機器や食事関連用品へと拡大していく方針。
販売チャネルは既存利用者への直接販売だけでなく、介護施設・医療機関への法人販売、ECサイト、代理店への卸売、実店舗展開など多岐にわたります。2030年までに売上高30億円の達成を目指すとしています。
日本式介護モデルがアジア市場で果たす役割
日本が長年培ってきた介護用品の品質とサービスモデルが、中国でどこまで受け入れられるかは今後の注目ポイントです。特に「介護を支えるモノと仕組み」の両方を輸出するこの試みは、アジア全体の高齢化対策にも波及する可能性があります。
参照元:プレスリリース





