2025年6月4日、高齢者専門宅配弁当「宅配クック ワン・ツゥ・スリー」を運営する株式会社シニアライフクリエイトは、6月25日の昼食として、能登半島地震の被災地応援特別メニュー「まんでうまい能登の味わい弁当」を全国で提供すると発表しました。今回の取り組みは、日常の食事が被災地を想う温かいエールとなると言えるでしょう。
漁師が守った「船凍イカ」物語と味わいを食卓へ
同社は月に一度、「心の栄養」を届ける「ご馳走の日」を設けており、今回はその一環として企画されました。「まんでうまい」とは能登地方の方言で「とても美味しい」という意味です。
お弁当の主役の1つは「能登小木港 船凍イカ大根」。このイカは、震災による停電で冷凍庫が使えなくなった際、漁師たちが自らの漁船の冷凍庫に移して必死に守り抜いた貴重な食材です。他にも、石川県を代表する「ぶり」や「五郎島金時」、郷土料理の「あいまぜ」など、能登・石川の豊かな食文化が詰まっています。
特別な内容でありながら、価格は通常と同じ577円(税込・おかずのみ)。利用者は日常の食事で、気軽に被災地支援に参加できます。
高齢者向け配食サービスは、栄養バランスの取れた食事提供と安否確認という重要な社会インフラの役割の1つです。同社はそれに加え、食事を通じて地域社会とつながり、貢献するという新たな価値を提供していると言えるでしょう。
食事が紡ぐ「物語」と「社会との繋がり」
今回の取り組みは、単に美味しいご当地メニューを提供するだけでなく、そこに込められた「物語」を届けています。漁師たちが守り抜いたイカの話は、食事に深い感動と感謝の気持ちを添えているのです。
高齢により外出が難しくなった方々にとって、食事は社会とつながる貴重な窓口。このような物語のある食事は、日々の生活に彩りと活力を与え「心の栄養」となり、自分の「消費」が誰かのためになっているという実感は、大きな喜びとなるのではないでしょうか。
参照元:プレスリリース





