2025年6月17日、株式会社アスピレテックは、介護施設向け音声対話型デジタルヒューマン「AI野々村真」を大阪・関西万博の経済産業省パビリオンに出展すると発表しました。高齢者の心に寄り添う「会話パートナー」として注目される本プロダクトは、現場の声を活かして改良が重ねられ、万博では進化版のデモ体験が可能となります。今回の出展は、介護×AIの可能性を感じさせる取り組みと言えるでしょう。
AIは職員の補完役:実証実験が示す可能性
同社が開発した「AI野々村真」は、長年テレビで親しまれているタレント野々村真さんをモデルにしたデジタルヒューマンです。画面上に野々村さんの姿を再現したアバターが登場し、利用者の話しかけに自然な音声と表情で応答します。ブラウザ上で動作するため、特別な機器は必要ありません。

このプロジェクトは、2024年度に複数の介護施設で実証実験を実施。参加施設からは「利用者の笑顔が増えた」「毎日の楽しみができた」といった声が寄せられました。アバターの動きや応答速度も高齢者に合わせて改良され、よりスムーズな会話が可能に。
大阪・関西万博では、6月21日~29日の期間中、EXPOメッセ「WASSE」会場ブース8で最新バージョンを体験できます。介護職員の人手不足が深刻化する中、AIが「代替」ではなく「補完」として機能することで、職員がより人間的なケアに集中できる環境づくりへの貢献が期待できるでしょう。
人に寄り添うAIへの挑戦 技術と人間性の調和を目指して
「AI野々村真」は、利用者との会話を通じて懐かしい記憶や感情を引き出す一方、介護職員の業務負担軽減も期待されています。野々村さんの温かい人柄と親しみやすさを活かしたこのAIは、高齢者にとって話しやすい存在として設計されました。介護の現場で求められる「人に寄り添うAI」として、技術と人間性の調和をどう実現していくか、重要な挑戦となるでしょう。
参照元:プレスリリース





