2025年5月13日、株式会社ウェルビトはケアマネジャーを対象としたバーンアウト(燃え尽き症候群)に関するアンケート調査を2024年10月に実施し、その結果を発表しました。 この調査結果は、介護業界全体が抱える構造的な問題を象徴していると言えます。
介護最前線で働く7割が過重労働 :やりがいを感じながらも健康危機に直面するケアマネジャー

1週間の平均労働時間に対する質問に対し、回答者の約7割が法定労働時間である週40時間を超える勤務を行っており、同じく約7割が業務や職場に対して精神的ストレスを感じていることが明らかになりました。

特に注目すべき点は、全体の40.5%が「自分自身がバーンアウトと思われる状態になった経験がある」と回答した点です。

バーンアウトの主な原因としては「業務量の多さ」が最多となり、次いで「仕事の内容」「職場の人間関係」が続いています。ケアマネジャーの業務はアセスメントやケアプラン作成、医療機関との連携など多岐にわたり、限られた人員でこなさなければならない現状が浮き彫りになっています。この構造的な問題が、バーンアウトの背景にあると考えられます。

しかし、こうした厳しい労働環境においても、6割以上のケアマネジャーが仕事にやりがいを見出しているのも事実です。利用者の生活を支える使命感が原動力となっている一方で、その熱意のあまり自らの健康を犠牲にしてしまう危険性も潜んでいます。
他者ケアと自己ケアのバランス:持続可能な介護システム構築への課題と展望
他者のケアを担う専門職が自らのケアを後回しにせざるを得ない現状は、持続可能な介護システムの構築において深刻な課題です。業務量の適正化や人員配置の見直しといった制度的対応と同時に、ケアマネジャー自身のセルフケア意識の向上も重要と言えます。「自分を大切にすることが良質なケアの基盤になる」という理念を業界全体で共有し、具体的な働き方改革を加速させることが急務でしょう。
参照元:プレスリリース





