2025年3月28日、株式会社未来プロジェクトは、同社が運営する訪問美容サービス「care sweet」の導入施設・利用者数が過去3年間で大幅に増加したことを発表しました。この背景には、近年の高齢者へのケアに対する考え方の変化があるとみられます。
介護美容サービス急成長:施設導入11倍、利用者8倍に
「介護美容」とは、高齢者に対して行う心身ケアの1つ。美容の知識や技術と併せて介護・医療関連資格や知識を持ち、サービスを提供するプロフェッショナルを「ケアビューティスト」と呼びます。メイクやネイル、エステなどの美容ケアを通じて、高齢者の日常生活動作(ADL)や生活の質(QOL)の向上を目的としています。

同社が行った調査によると、2021年~2024年の3年間でサービス導入施設は11倍、利用者数が8倍という急成長を遂げている。これは、介護美容が介護の現場において注目を集めているケア方法の1つであることを示した結果であると推測できます。
「ネイルで笑顔を取り戻す」:介護美容から期待できる心理効果

また、介護美容の効果を示す具体例の報告も。あるグループホームでは、認知症によりふさぎこんでいた利用者が介護美容としてネイルケアを受けたところ、そのネイルをきっかけに他の利用者とコミュニケーションがとれるようになり、笑顔も見られるようになったそうです。介護美容を受けたことで、心の健康に良い影響を与えたためと考えられます。
新しい介護の形:心の健康も大切に、広がる介護美容サービス
従来の身体的なケアを中心とした介護から、心の健康や生活の質(QOL)にも着目する総合的なケアが行われるようになってきました。この変化が、「介護美容」という新たな介護サービスの成長を後押ししていると考えられます。高齢者の心身両面の健康と尊厳を大切にする、介護の新しい流れを象徴しているといえるでしょう。
参照元:プレスリリース





