加齢や体質による“聞こえの悩み”は、日常生活の質に大きく影響します。会話が聞き取りづらくなると、人との交流が減ったり、外出を控えるようになったりと、心身の負担につながることも少なくありません。こうした課題に対し、立川市では令和6年7月から補聴器購入費の助成制度を開始しました。
この記事では、制度の対象者や申請方法、利用時の注意点までをわかりやすくまとめています。
この記事でわかること
- 立川市の補聴器購入費助成の対象者と申請条件
- 申請から購入までの流れと必要書類
- 市内の補聴器相談医・認定補聴器専門店一覧
目次
補聴器購入費助成とは
立川市が独自に行っている補助制度で、聴力の低下によって生活に不便を感じている18歳以上の方に、補聴器購入費用の一部を支援する仕組みです。購入前に市へ申請が必要で、助成決定前に購入した場合は対象になりません。
対象となる方
次の3つの条件をすべて満たす必要があります。
- 立川市に住民票がある18歳以上の方で、障害者手帳による補装具支給の対象とならない方
- 両側で40デシベル以上の中等度難聴、または補聴器相談医が「補聴器が必要」と判断した方
- 前年の合計所得金額が210万円未満の方
申請後に市から渡される「医師意見書」を医療機関で作成してもらう必要があります。
申請から助成までの流れ
申請から助成までを以下の4ステップにまとめました。
1.まずは市役所へ申請
「補聴器購入費助成金申請書」を高齢政策課に提出(郵送も可)。提出後、要件確認が行われ、対象となる場合は「医師意見書」の用紙が手渡しまたは郵送で届きます。
※申請時点の1月1日に立川市に住民票がない場合は、前住所地の住民税(非)課税証明書が必要です。
2.医療機関を受診し「医師意見書」を作成
補聴器相談医に指定された耳鼻咽喉科などを受診し、補聴器の必要性について診断を受けます。意見書が作成されたら、申請者が市へ提出します(郵送可)。診察料・意見書作成料は自己負担です。
3.市から「助成金交付決定通知書」が届く
医師意見書の確認後、市から通知書と購入時に必要な書類が届きます。
※医師意見書の原本は店舗で必要になるため手元で保管します。
4.認定補聴器専門店で購入
立川市では、認定補聴器専門店または認定補聴器技能者が在籍する店舗での購入が必須です。
購入時には次の書類を持参します。
- 助成金交付決定通知書
- 医師意見書
- 委任状兼請求書(店舗に提出)
助成上限額4万円を超える場合は、差額を自己負担します。
市内の補聴器相談医
立川市では複数の耳鼻咽喉科が「補聴器相談医」として認定されており、意見書作成料は1,100円(税込)です。日によって受診体制が異なる医療機関もあるため、事前の問い合わせが安心です。
| 医療機関名 | 電話番号 | 所在地 |
| かとり耳鼻咽喉科 | 042-526-3387 | 柴崎町2-1-6エルタワータチ6F |
| 耳鼻咽喉科松田クリニック | 042-526-2130 | 錦町2-5-27レジデンスカスヤ1F |
| 平塚耳鼻咽喉科クリニック | 042-528-3387 | 高松町3-13-15日本医薬立川ビル2F |
| やまうち耳鼻咽喉科 | 042-537-7333 | 幸町3-2-11 |
| 立川南口耳鼻咽喉科 | 042-524-2917 | 柴崎町3-10-5大雅ビル1F |
| 独立行政法人国立病院機構災害医療センター | 042-526-5511 | 緑町3256 |
| 国家公務員共済組合連合会立川病院 | 042-523-3131 | 錦町4-2-22 |
| 社会医療法人社団健生会立川相互ふれあいクリニック(補聴器相談医は非常勤につき受診日等は要問い合わせ) | 042-524-1371 | 錦町1-23-4 |
認定補聴器専門店一覧
市内には複数の専門店があり、認定補聴器技能者が在籍しています。購入後の点検や調整も重要となるため、通いやすい店舗を選ぶと安心です。
| 店舗名 | 電話番号 | 所在地 |
| *リオネットセンター立川北店 | 042-524-5811 | 曙町1-15-1谷ビル2F |
| *リオネットセンター立川南店 | 042-523-3321 | 柴崎町3-6-5五十嵐ビル4F |
| *ブルーム立川店 | 042-522-3312 | 柴崎町2-2-23第二高島ビル1F |
| *東京補聴器立川店 | 042-523-7741 | 錦町2-5-1 |
| *立川補聴器センター | 042-527-8555 | 高松町3-21-4アストル1F |
| *マキチエ立川店 | 042-512-8917 | 曙町2-6-10N8ビル4F |
| オーディオ・ノバ(リケン補聴器センター)立川髙島屋S.C.店 | 042-506-1790 | 曙町2-39-3立川髙島屋S.C.2F |
| パリミキ立川すずかけ通り店 | 042-535-1095 | 柏町1-9-6 |
*は認定補聴器専門店です。(令和7年12月現在)
利用時の注意点
制度を利用する際は、次の点にご注意ください。
- 助成額は4万円が上限(両耳購入でも上限は同じ)
- 助成を受けてから5年間は再申請不可
- 修理費・メンテナンス費・付属品のみの購入は対象外
- 集音器は対象外、管理医療機器として認定された補聴器が対象
事前申請が必須のため、購入を急がずに手続きの流れを確認して進めることが大切です。
制度を上手に活用して、聞こえの不安を軽減するために
立川市の補聴器購入費助成制度は、聞こえの不安を感じている方が安心して補聴器を導入できるよう支援する、心強い取り組みです。購入前の診察や専門店での調整を含め、適切な機器を選ぶことが生活の質の向上につながります。「聞こえづらさが気になってきた」「補聴器を試したいが費用が心配」という方は、まず市役所へ相談し、制度を上手に活用してみてはいかがでしょうか。
参照元:立川市 補聴器購入費助成





