在宅で人工呼吸器を使用している方にとって、停電は命に関わる深刻な問題です。葛飾区では、大規模災害時でも安全に呼吸器を使用できるよう、ガスボンベ式の非常用発電機を無償で貸与する取り組みを令和7年10月から開始しました。災害時のリスクに備え、在宅療養者とその家族を支える重要な支援策です。
災害時の電力確保で安心を支える取り組み
葛飾区では、在宅で人工呼吸器を使用されている方の生命を守るため、ガスボンベ式非常用発電機の貸与を実施しています。
停電が長引く災害時でも医療機器を安全に使用できるよう支援する取り組みで、令和7年10月1日から本格的にスタートしました。
目次
対象となる方
貸与の対象は、「災害時個別支援計画」を作成した方のうち、貸与を希望する方です。災害時に行政や関係機関が迅速に支援を行えるよう、あらかじめ支援計画を策定している方が対象となります。
貸与される発電機について
貸与されるのは、HONDA製ガスボンベ式発電機「EU9iGB(エネポ)」です。家庭用カセットボンベを燃料とするため、災害時でも比較的入手しやすい燃料を利用できます。発電機は1人1台まで貸与され、区職員が自宅に届け、安全な使用方法を説明します。
非常用発電機の貸与を受けるにあたり、ご不明な点がある場合や区と相談が必要な際には、地域保健課地域医療係(03-3602-1231)までお問い合わせください。
申請から貸与までの流れ
非常用発電機の貸与は、次の手順で進められます。
- 災害時個別支援計画に基づき、区職員が貸与希望を確認
- 希望者に申請書を送付
- 必要事項を記入し、地域保健課に郵送または持参で提出
- 内容を審査し、貸与決定後に職員が自宅へ届ける
関連制度と支援の広がり
葛飾区ではこの制度のほかにも、在宅人工呼吸器使用者を対象とした蓄電池助成制度や、災害時個別支援計画の作成支援などを行っています。
複数の支援を組み合わせることで、停電時のリスクをより確実に軽減できます。
在宅療養を支える安心の取り組み
停電による医療機器の停止は、命に関わる重大なリスクです。葛飾区の非常用発電機貸与事業は、そうした不安を軽減し、在宅療養者とその家族が安心して生活できるよう支える重要な仕組みです。
災害への備えを見直すきっかけとして、制度の活用を検討してみてはいかがでしょうか。





