「最近、親の物忘れが増えてきた」「介護の疲れで自分の時間が取れない」そんな悩みを抱えていませんか?
小平市には、高齢者の方が住み慣れた自宅で生活を続けながら、必要な支援を受けられるデイサービス(通所介護)があります。朝の送迎から始まり、入浴や食事、機能訓練、レクリエーションなど、日中を通じて専門スタッフがサポート。ご本人の生活の質を保ちながら、ご家族の介護負担も軽減できる心強いサービスです。
本記事では、小平市で利用できるデイサービスの種類や料金、申請方法から事業所の選び方まで、初めての方にもわかりやすく解説します。「介護サービスを使うのはまだ早い」と思っている方も、まずは情報を知ることから始めてみませんか?あなたとご家族に合ったサービスがきっと見つかるはずです。
東京都小平市のデイサービス(通所介護):主な種類一覧

小平市のデイサービスは、利用者一人ひとりの心身の状態や生活環境に応じて、様々なタイプのサービスから選ぶことが可能です。一般的な通所介護だけでなく、認知症に特化したケアや小規模の事業所など、それぞれに異なる特徴があります。
まずは、それぞれのサービス内容や対象者の違いについて確認していきましょう。
目次
デイサービス(通所介護):定員19名以上の場合
デイサービス(通所介護)とは、要介護認定を受けた高齢者が日帰りで利用できる介護サービスです。利用者は朝、送迎車で事業所に通い、入浴や食事、機能訓練、レクリエーションなどのサービスを受けた後、夕方に自宅へ戻ります。
主なサービス内容として、健康チェックから始まり、入浴介助、栄養バランスの取れた昼食の提供、機能訓練指導員による機能訓練、体操やゲーム、手工芸などのレクリエーション活動です。これらの活動を通じて、身体機能の維持・向上だけでなく、社会的な交流の機会も提供されます。
地域密着型通所介護:小規模のデイサービス
このサービスは、定員18名以下の小規模なデイサービスで、小平市に住民票がある要支援・要介護認定を受けた方が利用できます。提供されるサービス内容は、通常のデイサービスと変わりませんが、利用者一人ひとりの顔が見える家庭的な雰囲気の中で、きめ細やかなケアを提供できるのが特徴です。
認知症対応型通所介護
認知症対応型通所介護は、認知症の方を専門的に受け入れるデイサービスです。小平市でも、認知症の方とそのご家族を支援する重要なサービスとして位置づけられています。
このサービスの最大の特徴は、認知症ケアに特化した専門スタッフが配置され、少人数制(定員12名以下)で運営されることです。落ち着いた環境の中で、利用者一人ひとりの症状や生活歴に配慮した個別ケアを提供します。
プログラムには、回想法や音楽療法、園芸療法など、認知症の進行を緩やかにする様々な活動を実施。なじみのスタッフが継続的に関わることで、利用者の不安を軽減し、安心して過ごせる環境づくりを行っています。また、小平市で利用するには、要支援・要介護認定に加えて医師による認知症の診断が必要です。
通所リハビリテーション(デイケア)はデイサービスとは異なる介護サービス
通所リハビリテーション(デイケア)は、デイサービスと混同されやすいサービスですが、明確な違いがあります。最大の違いは、デイケアが医療系サービスであることです。病院や診療所、介護老人保健施設、介護医療院が運営し、医師の指示のもとで理学療法士、作業療法士、言語聴覚士がリハビリを提供。一方、デイサービスは介護系サービスで、機能訓練指導員による機能訓練が中心です。
デイケアは心身機能の回復・維持が主目的で、脳卒中後や骨折後など医学的管理が必要な方に適しています。利用時間は1〜2時間の短時間から6〜8時間まで選択可能で、個別リハビリプログラムに基づいた集中的な訓練を受けることが可能です。
利用料金は両方とも介護保険適用ですが、専門職配置が手厚いデイケアの方がやや高めとなっています。また、デイサービスではレクリエーションや入浴などの生活支援が充実していますが、デイケアはリハビリに特化しており、レクリエーション活動は限定的です。
老人ホームやグループホームなどの介護施設との違い
デイサービスと老人ホームやグループホームなどの介護施設の最大の違いは、「通い」か「住まい」かという点です。デイサービスは自宅から日帰りで通うサービスで、朝に送迎車で行き、夕方に帰宅します。一方、老人ホームやグループホームなどは入居して暮らす施設です。
デイサービスは週に数回通い、入浴や食事、機能訓練を受けながら、基本的には自宅で家族と生活を続けます。これに対し、特別養護老人ホームや有料老人ホームでは24時間365日の介護を受けられ、グループホームでは認知症の方が共同生活を送るのです。
費用面では、デイサービスは利用日数分の料金のみですが、介護施設は月額の居住費、食費、介護サービス費などが必要で、経済的負担が大きくなります。小平市でも、できるだけ自宅で暮らし続けたい方はデイサービスを、24時間の介護が必要になった方は介護施設を選択するなど、介護の必要度や家族の状況に応じた使い分けが大切です。
小平市でデイサービスを利用するには?申請から利用開始までの流れ
小平市でデイサービス(通所介護・通所リハビリ)を利用するには、介護保険の申請からケアプランの作成、事業所の選定といった手順が必要です。以下では、初めての方にもわかりやすく、具体的な流れを解説します。
1.介護保険の申請(要支援・要介護認定の取得)
まずは、小平市役所高齢者支援課または地域包括支援センターで「要介護(要支援)認定」の申請を実施。認定調査と主治医の意見書に基づき、介護認定審査会によって要介護度が判定されます。
- 申請窓口:小平市役所高齢者支援課(または地域包括支援センター)
- 必要書類:介護保険被保険者証、本人確認書類、申請書など
- 判定結果通知:原則として申請から30日以内に通知されます。ただし、調査や審査の状況により遅れる場合も。
2.ケアマネジャー(介護支援専門員)によるケアプランの作成
要支援・要介護認定を受けたら、ケアマネジャーと相談してケアプラン(介護サービス計画)を作成します。どのような目的でデイサービスを利用したいのか(リハビリ重視、交流重視など)を伝えることで、利用者に合った事業所を提案してもらえます。
- 要介護1~5の方:居宅介護支援事業所のケアマネジャーが担当
- 要支援1・2の方:地域包括支援センターまたは介護予防支援の指定を受けている居宅介護支援事業所のケアマネジャーがケアプランを作成
3.デイサービス事業所の選定・契約
ケアプランに基づいて、利用者の希望や状況に合ったデイサービス事業所を選定。小平市が発行する「介護保険サービス事業所ガイドブック」や「小平市医療・介護情報検索サイト」で事業所の場所・サービス内容を確認できます。
- 見学や体験利用が可能な事業所も多く、実際の雰囲気を確認してから決められます
- 契約時には重要事項説明を受け、契約書への署名が必要です
※要支援1・2の方は、総合事業の通所型サービスを利用することになりますが、サービス内容は従来のデイサービスとほぼ同じです。詳細は地域包括支援センターにご相談ください。
4.利用開始
契約が完了すると、指定の曜日・時間でデイサービスの利用が開始。送迎は原則事業所が対応し、利用後にはケアマネジャーが定期的にモニタリングを行い、サービス内容を調整します。
小平市でデイサービスを利用する際の料金と自己負担額の目安

デイサービスを利用するにあたり、もっとも気になるのが「どのくらい費用がかかるのか?」という点ではないでしょうか。ここでは、小平市でデイサービス(通所介護・通所リハビリ)を利用する際の料金体系と、利用者が実際に負担する金額の目安について解説します。
介護保険適用による自己負担割合
デイサービスの基本利用料は介護保険でカバーされ、自己負担は原則1割(一定以上の所得がある方は2割または3割)となります。
- 1割負担:年金収入のみなど、一般的な所得の方
- 2割・3割負担:年間合計所得が一定額以上の方(詳細は介護保険負担割合証で確認)
要介護度別|基本的な利用料金の目安(1日あたり)
【通常規模型・8時間以上9時間未満の利用の場合】
| 要介護度 | 1割負担額(目安) |
|---|---|
| 要介護1 | 715円 |
| 要介護2 | 845円 |
| 要介護3 | 978円 |
| 要介護4 | 1,112円 |
| 要介護5 | 1,248円 |
※上記は基本料金のみの目安です。実際の利用料金は、入浴サービスの利用、機能訓練の実施、送迎の有無など、利用するサービス内容により加算・減算があります。
※具体的な料金は事業所により異なりますので、契約時に各事業所へ詳細をご確認ください。
※令和7年7月時点での情報です。
その他にかかる実費費用
介護保険対象外の費用についても確認しておきましょう。多くの事業所で以下のような費用が発生します。
- 昼食代:500円〜800円前後(事業所により異なる)
- レクリエーション材料費:数十円〜数百円(必要時)
- おやつ代:100円前後
これらの実費については、契約時に各事業所から詳しい説明があります。事業所によって金額が異なるため、事前に確認することをおすすめします。
小平市の食事代助成制度
小平市では、通所介護等のサービスを利用する方に対して、食事代の一部を助成する制度を実施しています。
■対象となる方
以下の要件をすべて満たす方
- 利用者負担段階1~3段階(市民税非課税世帯)の方
- 生計困難者等に対する利用者負担軽減制度事業の認定者ではない方
- 小平市の介護保険被保険者等で助成の対象となるサービスを利用し、食費を負担した方
■助成内容
- 1日あたり一食200円を助成します
- 年間助成対象食事回数は150食まで
■申請方法
該当される方には小平市から勧奨通知が届きます。通知が届いたら以下を提出してください。
- 介護保険通所介護等利用者助成申請書
- 事業所でサービスを利用し、食費を負担した回数がわかるもの(領収書等の証明書類
- 委任状(本人以外の申請時)
この他にも、高額介護サービス費制度や生計困難な方への利用者負担軽減制度など、経済的負担を軽減する各種制度があります。詳細は小平市高齢者支援課にお問い合わせください。
小平市内の主なデイサービスセンター情報
小平市内には多数のデイサービスセンターがあり、サービス内容や雰囲気、専門性などは事業所によって様々です。ここでは、デイサービスセンターの一例をご紹介します。
デイサービスやすらぎ
| 所在地 | 東京都小平市小川町1丁目485番地 特別養護老人ホームやすらぎの園1階 |
| 電話番号 | 042-345-0617 |
パナソニックエイジフリーケアセンター花小金井・デイサービス
| 所在地 | 東京都小平市花小金井3丁目11番2号 |
| 電話番号 | 042-462-4801 |
デイサービスセンターぶどうの木
| 所在地 | 東京都小平市小川東町1丁目11番18号 |
| 電話番号 | 042-349-2381 |
かがやきデイサービス小平小川
| 所在地 | 東京都小平市小川町1丁目984番地の7 |
| 電話番号 | 042-348-5560 |
デイサービスセンターを探す方法

小平市でデイサービスを探す方法には、小平市が発行する「介護保険サービス事業所ガイドブック」や「小平市医療・介護情報検索サイト」の活用が挙げられますが、他にも方法があります。
地域包括支援センター(高齢者あんしん相談窓口)への相談
最も確実な方法は、お住まいの地域を担当する地域包括支援センターに相談することです。小平市では、5つの日常生活圏域(西圏域、中央西圏域、中央圏域、中央東圏域、東圏域)を設定し、各圏域に地域包括支援センターと出張所を設置しています。
介護の専門職が無料で相談に応じ、利用者の状態や希望を聞き取り、適切なデイサービスを紹介してもらうことが可能です。
| 施設名 | 住所 | 電話番号 | 担当地区 |
|---|---|---|---|
| 小平市地域包括支援センター中央センター(基幹型) | 〒187-0032 小平市小川町2-1333(小平市健康福祉事務センター内) | 042-345-0691 | 小川町2丁目、学園東町1丁目、小川東町(丁目なし) |
| 小平市地域包括支援センター けやきの郷 | 〒187-0032 小平市小川町1-485(老人保健施設けやきの郷内) | 042-349-2321 | 栄町1~3丁目、中島町、小川町1丁目、たかの台、津田町1丁目、上水新町1~3丁目、上水本町1丁目 |
| 小平市地域包括支援センター けやきの郷 たかの台出張所 | 〒187-0025 小平市津田町1-7-10 | 042-316-3367 | けやきの郷と同じ |
| 小平市地域包括支援センター 小川ホーム | 〒187-0035 小平市小川西町2-35-2(特別養護老人ホーム小川ホーム内) | 042-347-6033 | 小川西町1~5丁目、小川東町1~5丁目、津田町2~3丁目、学園西町1~3丁目、上水本町2~6丁目 |
| 小平市地域包括支援センター 小川ホーム 四小通り出張所 | 〒187-0025 小平市津田町3-38-7 | 042-347-6600 | 小川ホームと同じ |
| 小平市地域包括支援センター 多摩済生ケアセンター | 〒187-0041 小平市美園町3-12-1(多摩済生ケアセンター内) | 042-349-2123 | 美園町1~3丁目、大沼町1~7丁目、仲町、学園東町2~3丁目、学園東町(丁目なし)、喜平町1~3丁目、上水南町1~4丁目 |
| 小平市地域包括支援センター 多摩済生ケアセンター 喜平町出張所 | 〒187-0021 小平市上水南町2-23-20 | 042-359-2831 | 多摩済生ケアセンターと同じ |
| 小平市地域包括支援センター 小平健成苑 | 〒187-0011 小平市鈴木町2-230-3(特別養護老人ホーム小平健成苑内) | 042-451-8813 | 鈴木町1~2丁目、花小金井1~8丁目、天神町1~4丁目、花小金井南町1~3丁目、回田町、御幸町 |
| 小平市地域包括支援センター 小平健成苑 花小金井出張所 | 〒187-0002 小平市花小金井1-17-1 | 042-468-5143 | 小平健成苑と同じ |
ケアマネジャーからの紹介
すでに要介護認定を受けている場合は、担当のケアマネジャーに相談するのが効率的です。ケアマネジャーは利用者の心身の状態を把握しているため、最適な事業所を提案してくれます。また、見学の手配や利用開始の手続きもサポートしてもらえます。
検索サイトや各事業所の公式ホームページを活用する
「介護サービス情報公表システム」などの検索サイトを活用すれば、小平市内のデイサービス事業所を一覧で確認できます。事業所の特徴、サービス内容などを比較検討できるため、複数の選択肢から選びたい方におすすめです。
また、各事業所の公式ホームページでは、事業所内の様子を写真で確認できたり、レクリエーション活動やイベント情報が掲載されていることも。実際の雰囲気を事前に把握できるため、見学前の情報収集に役立ちます。
自宅での生活を続けたい方はあなたに合ったデイサービスを探しましょう
小平市では、ご本人の心身の健康を保ちつつ、ご家族の介護負担を軽減できるよう、様々な種類のデイサービスが用意されています。通常の通所介護や認知症対応型通所介護など、目的や状況に合わせて選ぶことができ、介護保険の適用により費用負担も抑えることが可能です。
さらに、小平市独自の食事代助成制度や、地域包括支援センターによる相談体制など、サポートも充実しています。初めての方でも、ケアマネジャーや専門機関に相談することで、無理なくサービス利用をスタートでき安心です。
「自宅での介護だけでは不安」「少しだけでもプロの力を借りたい」そんな思いを抱いたときが、第一歩を踏み出すタイミングかもしれません。不安なときは、1人で抱えずに、誰かに頼ってみることから始めてみてくださいね。小平市のデイサービスは、そんなあなたとご家族の力になってくれるはずです。
参照元:厚生労働省 通所介護・地域密着型通所介護・認知症対応型通所介護、どんなサービスがあるの? – 通所介護(デイサービス)、 小平市 介護保険べんり帳(令和7年4月発行)、通所介護(デイサービス)、通所介護等の介護保険サービス利用助成






