2026年1月23日、株式会社八神製作所は、DXを活用した新たな居宅介護支援事業所モデルの構築に向け、居宅介護支援事業所「ケアマネエイト」を開設・運営すると発表しました。テクノロジーを前提にケアマネジャーの働き方を見直す点が特徴で、人材不足が続く介護業界において、実装を前提とした1つの検証モデルとなりそうです。
DXを前提に事業所運営を検証
本プロジェクトは、CareBank systems株式会社との業務提携により進められます。八神製作所が自ら居宅介護支援事業所を運営し、現場での実証を重ねながら、新しい業務モデルの確立を目指します。2026年4月開設予定の「ケアマネエイト」では、固定電話やFAX、紙書類を前提としない業務フローを採用。クラウド環境とモバイル端末を活用し、訪問前後を含めて場所に縛られない業務遂行を想定しています。
業務の分業化とデータ活用
AI音声入力や自動転記により書類作成を効率化し、専門性を要しない事務作業は事務スタッフへ切り出す「タスクシフト」を進める方針です。これにより、ケアマネジャーが利用者支援や関係機関との調整に注力しやすい体制づくりを目指します。あわせて、業務ログやケアプランのデータを蓄積・分析し、属人化しやすい業務の可視化や標準化も検討するとしています。
編集部より
ケアマネジャー不足は、業務量や働き方の問題が複合的に絡む構造課題です。DXを前提に事業所運営そのものを再設計する今回の取り組みは、制度改正とは別軸から課題に向き合う動きといえます。一方で、導入コストや地域差、小規模事業所への横展開といった点は、今後の実証結果を踏まえた検証が求められそうです。
参照元:プレスリリース





