2026年6月12日、株式会社小学館が運営する「介護マーケティング研究所 by 介護ポストセブン」は、「介護保険外サービスに関する調査」の結果を公表しました。
調査は、同社運営の『介護ポストセブン』会員組織『介護のなかま』登録者4,893名を対象に実施されたものです。
調査では、介護保険外サービスを利用したことがない人が77%を占めた一方、未利用者の61%が将来的な必要性を感じているという結果になりました。
介護人材不足や高齢化が進む中、公的サービスだけでは補えない支援への関心が高まっていることがうかがえます。
潜在ニーズは高い一方で、利用には課題も

調査では、介護保険外サービスを利用したことがない理由として、「予定がない(31%)」に次いで「どのくらい費用がかかるか分からない(30%)」「他の出費を優先したい(16%)」「どんなサービスがあるか分からない(13%)」が上位となりました。
必要性を感じながらも、価格やサービス内容が分からず利用につながっていない人が少なくないようです。
また、利用する理由としては「身体的・精神的負担を減らしたい」が多く、「家族だけでは介護負担が大きい」「仕事との両立が難しい」といった声も寄せられており、介護保険外サービスが介護負担の分散や仕事との両立を支える手段として期待されていることがうかがえます。
利用経験者の満足度は高水準

利用経験者からは、福祉用具のレンタル(満足度62%)や介護・福祉タクシー(同61%)、住宅改修(同61%)など、生活を支えるサービスの満足度が高い結果となりました。
利用頻度も「週2回以上」が27%と最多で、月の費用は「1万〜3万円未満」「5,000円〜1万円未満」がともに21%と、一定の費用負担を伴いながらも定期的に利用されている実態が明らかになっています。
介護保険だけでは対応できない日常生活の困りごとを補う役割として、介護保険外サービスの重要性は今後さらに高まる可能性があるでしょう。
編集部より
介護保険外サービスは、制度では対応しきれない支援を補う選択肢として注目されています。しかし、利用方法や費用が分からないことが利用の壁になっている現状も見えてきました。
介護が必要になってから慌てて探すのではなく、地域で利用できるサービスを事前に知っておくことが、本人だけでなく家族の介護負担軽減にもつながるのではないでしょうか。
参照元:プレスリリース
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