50代からでも遅くない?シニアから介護職を始めた人の約9割が「適した仕事」と回答

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2026年6月18日、株式会社ニチイ学館は、同社で働く介護スタッフ11,418人を対象に実施した「シニア介護士に関するアンケート調査」の結果を公表しました。

調査では、50代以上で介護の仕事を始めた人の約9割が「介護職はシニア世代が新しく始める仕事として適している」と回答しました。

また、仕事を始めた当初は約9割が不安を抱えていたものの、その後約7割が不安を解消したと回答しています。

不安を抱えながらも介護職へ挑戦

調査はインターネットを通じて2026年3月10日~23日に実施されました。

アンケート回答者の年齢構成を示す表。10代〜50代が71.4%、60代以上が28.6%を占めているデータ。

今回の調査によると、ニチイで働く介護スタッフのうち約3割が50代以上で介護職に就いた経験を持っています。

『介護職を選んだ理由』のアンケート結果を示す横棒グラフ。『年齢に関係なく就職・勤務できる仕事だと思ったから』が38.8%で最も多い。

介護職を選んだ理由では、「年齢に関係なく就職・勤務できる」が約4割で最多となりました。

『就業前に不安があったか』のアンケート結果を示す円グラフ。『あった』という回答が87.8%と大多数を占めるデータ。
『就業前の具体的な不安内容』のアンケート結果を示す棒グラフ。『緊急時やトラブルなどに、適切に対応できるかどうか』が52.4%、『介護の専門知識や経験がなくても大丈夫かどうか』が48.8%で上位。

一方で、介護職を始めた当初に不安があった人は約9割に達し、「緊急時やトラブルへの対応」「専門知識や経験不足」などが主な理由として挙げられています。

『就業後の不安の解消状況』を示す円グラフ。『不安はなくなった(17.5%)』と『ほとんど不安はなくなった(50.2%)』を合わせ、約7割が不安を解消しているデータ。

しかし、その後は約7割が「不安はなくなった」と回答しました。

『不安が解消された理由』のアンケート結果を示す棒グラフ。『困ったときにすぐ相談できる環境だったから』が53.2%でトップ。

不安解消の要因としては、「困った時にすぐ相談できる環境」や「研修・丁寧な指導」が上位となっています。

人生経験が介護現場で活きる

『介護職で発揮できるスキル・能力』のアンケート結果を示す棒グラフ。『相手の話をしっかり聞くことができる(63.4%)』『利用者様と共通の話題を見つけられる(62.5%)』の割合が高いデータ。

50代以上で介護職を始めた人は、「相手の話をしっかり聞くことができる」「利用者様と共通の話題を見つけられる」といったコミュニケーション面で、これまでの経験が活かされていると回答しています。

10代〜50代の職員から見た、年齢や経験に関する意識調査の棒グラフ。『特に年齢は関係ないと思う』が62.2%で最多。『社会経験や人生経験』を肯定的に捉える意見も多いデータ。

また、若い世代からも「年齢は関係ない」「安定感がある」「相談しやすい」といった肯定的な意見が多く寄せられました。

編集部より

今回の調査からは、介護職が年齢に関係なく挑戦しやすい仕事として認識されていることがうかがえます。ただし、本調査は企業の自社スタッフを対象としたものであり、業界全体の実態を示すものではありません。

それでも、人手不足が続く介護業界において、シニア世代の人生経験や対人スキルが現場で評価されている実態を示す結果といえそうです。

参照元:プレスリリース

ススメちゃん右

執筆者紹介

介護の不安を「安心」に変える情報サイト 介護のススメ編集部
ケアマネジャーや社会福祉士など、介護現場の最前線を知る専門家チームが監修・執筆しています。40代から始まる親の介護や、仕事との両立、介護保険制度の複雑な仕組みを、どこよりも分かりやすく、正確に解説。介護に携わるすべての方の「今、知りたい」に寄り添った解決策をお届けします。

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