町田市のグループホーム(認知症対応型共同生活介護)完全ガイド|障害者向けとの違いや施設一覧など

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グループホーム(認知症対応型共同生活介護)は、認知症の診断を受けた高齢者が1ユニット5〜9名の少人数で共同生活を送りながら、介護職員の支援を受けられる地域密着型サービスです。

入居には「医師による認知症の診断」「要支援2以上の認定」「町田市に住民票があること」の3要件が必要で、1日あたりの自己負担額(1割負担・1ユニット)は816円〜921円、月額総額の目安は12万〜20万円程度です。

本記事では、町田市の公式情報をもとに、ケア内容・費用の内訳・入居条件・施設の選び方・申し込みの流れ・相談窓口までをまとめています。

目次

町田市のグループホーム(認知症対応型共同生活介護)とは

スタッフのサポートを受けながら、車椅子で穏やかに過ごす利用者の様子を表す画像

グループホームは、認知症のある高齢者が家庭に近い環境の中で、食事の準備や洗濯、掃除といった日常の営みを職員と一緒に行いながら暮らす地域密着型サービスです。大規模施設とは異なり、顔なじみの少人数グループで過ごすことで精神的な安定が得られやすく、認知症の方が穏やかに生活を続けるうえで適した住まいといえます。

町田市のグループホームの入居条件

町田市のグループホームに入居するためには、以下の要件をすべて満たす必要があります。入居を検討し始めた段階で、自身や家族が条件に該当するかを早めに確認しておくことが大切です。

認知症の診断があること

グループホームは「認知症対応型」のサービスであるため、医師による認知症の確定診断が前提です。施設への申し込み時には、診断書または診療情報提供書の提出を求められるのが一般的です。

要支援2または要介護1〜5の認定を受けていること

介護保険の地域密着型サービスを利用するには、要支援2以上の認定が必要です。要支援1の方は制度上グループホームを利用できません。まだ認定を受けていない場合は、町田市役所の介護保険課、または市内13か所の高齢者支援センター(地域包括支援センター)で申請手続きを行えます。

町田市に住民票があること

グループホームは地域密着型サービスに位置づけられており、原則として町田市内に住民票がある方のみが入居対象です。市外在住の方は、たとえ町田市内に希望する施設があっても利用できません。

共同生活に著しい支障がないこと

5〜9名での共同生活が基本となるため、他の入居者との生活に重大な支障がないことが求められます。施設側が事前面談やアセスメントを通じて判断するケースがほとんどです。

高度な医療的ケアが不要であること

常時の吸引や点滴管理、24時間の医療監視が必要な場合は、入居が難しいことがあります。持病がある方は、施設の医療連携体制を事前に確認しておくことがおすすめです。

他の介護施設との違い|特養・有料老人ホームなど

グループホームへの入居を検討する際は、他の施設タイプとの違いを把握しておくことが判断の助けになります。以下では、よく比較対象に挙がる特別養護老人ホーム(特養)と有料老人ホームとの主な相違点をまとめました。

特別養護老人ホーム(特養)との違い

特養は原則として要介護3以上の方を対象とし、認知症の有無にかかわらず入所できる施設です。数十名〜100名を超える規模で運営されることが多く、費用面では負担限度額認定(補足給付)が使えるため、低所得者にとって経済的な選択肢になりやすい反面、待機者が多く入所まで数か月〜数年かかるケースも珍しくありません。

グループホームは認知症ケアに特化しており、少人数で家庭的な環境を重視する点で特養とは性格が異なります。

有料老人ホームとの違い

介護付き有料老人ホームは民間運営が中心で、居住環境や設備が充実している反面、入居一時金が高額になるケースがあります。グループホームは介護保険を軸とした運営のため、入居一時金が不要または少額の施設が多く、費用を抑えながら認知症ケアを受けたい方に向いています。

障害者グループホーム(共同生活援助)との違い

「グループホーム」という名称は同じですが、障害者グループホーム(共同生活援助)と認知症対応型グループホームは根拠となる法律も対象者もまったく異なるサービスです。

障害者グループホームは障害者総合支援法にもとづくサービスで、知的障害・精神障害・身体障害のある方が世話人の支援を受けながら地域で共同生活を送る住まいです。一方、本記事で扱う認知症対応型グループホームは介護保険法にもとづき、認知症と診断された高齢者を対象とする地域密着型サービスです。

利用する制度・対象者・申請先・費用体系がすべて異なるため、施設を探す際は名称だけで判断せず、「介護保険の認知症対応型共同生活介護」であることを確認するようにしましょう。なお、町田市の公式サイトでも両者は別ページで案内されています。

町田市のグループホームで提供されるケアの内容

町田市のグループホームでは、認知症のある高齢者が自分のペースで暮らしを続けられるよう、生活支援と認知症ケアを組み合わせた多角的なサービスが用意されています。以下では、主なケア内容を項目ごとにまとめました。

1.暮らしそのものをリハビリに変える「生活リハビリ」

グループホームの最大の特徴は、日常の家事活動を通じて心身の機能維持を図る「生活リハビリ」の考え方にあります。食事の盛り付けや食器洗い、洗濯物をたたむ作業、花の水やりなど、入居者ができる範囲で役割を持つことが、認知症の進行を緩やかにする効果があるとされています。

2.入浴・排せつ・食事の日常的なサポート

入浴時の安全確認や身体介助、排せつのタイミングに合わせた声かけや誘導、食事の見守りと必要に応じた介助など、毎日の基本的な生活動作を支えるケアを提供。ただし「すべてを代行する」のではなく、本人の残っている力を引き出しながら過度な介助を避ける姿勢が基本です。

3.協力医療機関との連携と健康管理

グループホームは医療施設ではないため、医師や看護師の常駐は義務づけられていません。しかし多くの施設では協力医療機関を確保し、定期的な訪問診療やバイタルチェックを実施しています。夜間や緊急時の連絡体制も整備されているため、医療依存度が比較的低い方であれば安心して暮らすことが可能です。

4.レクリエーション・外出・地域交流

季節の行事や音楽活動、散歩、買い物への同行など、生活に変化をつける取り組みも施設ごとに工夫されています。閉じこもりを防ぎ、社会的なつながりを維持することが認知症ケアの質を高める重要な要素とされています。

東京都町田市のグループホーム一覧

解説キャラクターのススメちゃんが施設情報を案内する画像

町田市内には25か所のグループホームがあることをご存知でしょうか。以下では、市内のグループホーム情報を一部ご紹介します。(2026年2月時点の情報です)

花物語まちだ南

所在地東京都町田市鶴間6丁目18番40号
電話番号042-788-2287

愛の家グループホーム町田南成瀬

所在地東京都町田市南成瀬5丁目5番地1
電話番号042-732-5820 

グループホーム小山ヶ丘

所在地東京都町田市小山町1570番地1 
電話番号042-860-1886

認知症高齢者グループホームぬくもりの園

所在地東京都町田市下小山田町2729番2号
電話番号042-798-1386

グループホーム花水木

所在地東京都町田市鶴川3丁目16番地15
電話番号042-735-4063

その他のグループホームについては、町田市公式サイトの情報をご確認ください。

町田市のグループホームの費用|基本サービス費と実費の内訳

グループホームの月額費用は、「介護保険が適用される基本サービス費」と「施設が独自に設定する家賃・食費などの実費」の2本立てで構成。ここでは町田市の地域区分をもとに、正確な自己負担額を整理します。

町田市の地域区分と1単位単価

町田市は介護報酬の地域区分で「2級地」(上乗せ割合16%)に該当します。グループホーム(認知症対応型共同生活介護)は人件費割合45%のサービスに分類されるため、1単位あたりの単価は以下のとおりです。

1単位 = 10円 ×(1 + 0.16 × 0.45)= 10.72円

1ユニット(9名以下)の基本サービス費(1割負担)

介護度単位数1日あたり月額(30日)
要支援2761816円24,480円
要介護1765820円24,600円
要介護2801859円25,770円
要介護3824883円26,490円
要介護4841902円27,060円
要介護5859921円27,630円

2ユニット以上(18名〜)の基本サービス費(1割負担)

介護度単位数1日あたり月額(30日)
要支援2749803円24,090円
要介護1753807円24,210円
要介護2788845円25,350円
要介護3812870円26,100円
要介護4828888円26,640円
要介護5845906円27,180円

※令和6年4月改定後の単位数で算出。2割・3割負担の方はそれぞれ上記の2倍・3倍となります。加算(初期加算・医療連携体制加算など)は含んでいません。

施設ごとに異なる実費項目

基本サービス費に加え、以下の項目が施設独自の設定で上乗せされます。

  • 家賃(居室料):居室の広さ・設備・立地で金額が変動し、町田市内でも施設間の差が大きい項目です。
  • 食費:1日3食+おやつが一般的で、手作り中心か外部委託かによっても金額が異なります。
  • 水道光熱費:定額制の施設と実費按分の施設があり、建物の構造や設備によっても差が出ます。
  • 日用品費・消耗品費:共用スペースで使う消耗品の扱い(施設負担か個人負担か)は事前に確認が必要です。
  • おむつ代・医療費:利用状況に応じた個別負担となり、受診・薬代・訪問診療費なども別途発生します。

費用負担を軽くする制度

費用負担を軽くする制度の1つに高額介護サービス費があります。これは、1か月の自己負担額が所得に応じた上限を超えた場合、超過分が払い戻される制度です。主な上限額は、住民税非課税世帯で月額24,600円、課税世帯の一般区分で月額44,400円です。詳しい区分は町田市の窓口にお問い合わせください。

なお、グループホームは介護保険負担限度額認定(補足給付)の対象外です。特別養護老人ホームや介護老人保健施設では食費・居住費の軽減を受けられますが、グループホームにはこの制度が適用されません。

入居までの手順|町田市でグループホームに申し込む流れ

重要なポイントを案内するススメちゃんのイラスト(CHECK!)

町田市でグループホームへの入居を進めるには、介護保険の認定取得から施設との契約まで、いくつかのステップを順に踏むことが必要です。以下では各段階の要点を時系列で整理します。

ステップ1:要介護認定の申請

まだ認定を受けていない場合は、町田市役所の介護保険課または市内の高齢者支援センター(地域包括支援センター)で申請しましょう。高齢者支援センターでは認定申請の代行も受け付けています。訪問調査と主治医の意見書をもとに審査が行われ、原則30日以内に結果が通知されます。

ステップ2:ケアマネジャーとの相談

認定結果が出たら、担当のケアマネジャーに相談してください。本人の症状・生活状況・家族の希望を踏まえて、グループホームが適切かどうかの助言を受けられます。要支援2の方は高齢者支援センターが相談窓口です。

ステップ3:施設への問い合わせと空室確認

町田市の公式サイトには市内のグループホーム一覧が掲載されています。希望する施設へ直接連絡し、空室状況や見学の可否を確認しましょう。満室の場合でも待機登録ができる施設もあります。

ステップ4:見学と施設説明

実際に施設を訪れ、居室や共用スペースの雰囲気、入居者の表情、食事の内容、職員の対応などを確認します。複数施設を見学して比較することがおすすめです。

ステップ5:事前面談とアセスメント

入居の意思が固まったら、施設職員による面談を実施。認知症の症状や身体の状態、医療的ケアの必要性などを総合的に判断し、共同生活が可能かどうかの確認が行われます。

ステップ6:契約と入居日の調整

面談で入居可と判断されたら、契約手続きに進みます。費用の内訳・生活ルール・退去条件などの説明を受け、書面で合意のうえ入居日を調整という運びです。

ステップ7:入居開始

入居当日は、なじみの家具や日用品を持ち込み、職員のサポートのもとで新しい暮らしがスタート。入居後もケアマネジャーや医療機関と連携し、状態の変化に応じてケア内容が見直されます。

町田市のグループホームを選ぶ際のチェックポイント

町田市にはグループホームが約30か所設置されており、立地や運営方針、費用設定、医療体制は施設ごとに異なります。複数施設を比較する際に押さえておきたい主な着眼点を整理しました。

医療・看護体制

持病のある方や服薬管理が必要な方は、どの医療機関と提携しているか、看護師の配置状況、夜間の緊急対応フローを確認しておくことが重要です。

費用の透明性

家賃・食費・水道光熱費・日用品費の内訳が明確に提示されているかをチェックしましょう。「月額○○円〜」という表記だけでは実際の総額がつかみにくいため、見積書や重要事項説明書で詳細を確認するのが確実です。

生活プログラムと日課

毎日の過ごし方は入居者の生活の質を大きく左右します。家事への参加の仕方、レクリエーションの種類、外出や散歩の頻度、季節行事の実施状況などを見学時に確認するとよいでしょう。

居室の設備と安全性

全室個室が基本ですが、トイレや収納の有無、窓の採光、バリアフリー対応、緊急コールの設置状況は施設によって差があります。本人が落ち着いて過ごせるかどうかを実際に見て判断することが大切です。

ユニット構成と施設の規模感

1ユニット(定員9名)のみの施設は家庭的で小回りが利きやすく、2ユニット以上の施設は職員配置が手厚くなりやすい傾向があります。本人の性格や生活スタイルに合う規模を選びましょう。

町田市のグループホームに関するよくある質問

町田市でグループホームを検討するにあたって寄せられやすい疑問を、Q&A形式でまとめました。費用や入居条件、入居後の暮らしに関する実践的な情報を町田市の制度にもとづいて整理しています。

Q.町田市のグループホームの月額費用はどれくらいですか?

A.介護保険の基本サービス費(1割負担で月額約24,000〜28,000円)に、家賃・食費・水道光熱費・日用品費などの実費を合わせた月額12万〜20万円程度が目安です。家賃や食費は施設ごとに設定が異なるため、重要事項説明書で詳細を確認してください。

Q.町田市以外に住んでいますが、町田市のグループホームに入居できますか?

A.グループホームは地域密着型サービスのため、町田市に住民票がある方のみが入居対象です。市外からの入居はできませんが、転入を検討している場合は高齢者支援センター(042-724-2141)に事前に相談することをおすすめします。

Q.認知症が進行しても住み続けることはできますか?

A.認知症の進行そのものを理由に退去となるケースは多くありませんが、常時の医療管理が必要になったり、他の入居者との共同生活に著しい支障が生じた場合は退去の検討が必要になることもあります。入居前に重要事項説明書で退去要件を確認しておくことが重要です。

Q.入居後の面会や外泊は自由にできますか?

A.多くの施設で面会・外泊は認められていますが、施設ごとにルールが異なります。コロナ禍以降は予約制やオンライン面会を導入している施設もあるため、見学時に確認しておくと安心です。

Q.まず最初にどこに相談すればよいですか?

A.町田市の高齢者支援センター(地域包括支援センター)が最初の相談先として適しています。市内13か所に設置されており、お住まいの地域ごとに担当が分かれています。介護保険の手続きから施設探しまでワンストップで相談できます。

問い合わせ先:高齢者支援課 地域支援事業推進担当(042-785-5199)。

町田市でグループホームを探す方へ

スタッフが利用者の手に優しく手を添え、寄り添っている様子を表す画像

グループホームは、認知症のある方が少人数で穏やかに暮らし続けるための「住まい」です。ただし、生活リハビリの方針や職員の対応、医療連携の体制、費用の内訳は施設ごとに異なります

家賃や立地だけで判断せず、「本人が安心して過ごせる環境か」「家族が関わりやすいか」「状態が変化したときにどこまで対応できるか」を軸に、複数施設を見学して比較することが大切です。

迷ったときは、町田市の高齢者支援センター(地域包括支援センター)やケアマネジャーへの相談が後悔を防ぐ近道になります。

参照元:厚生労働省 認知症対応型共同生活介護(認知症グループホーム)令和6年度介護報酬改定における改定事項について、町田市 認知症高齢者グループホーム(認知症対応型共同生活介護)町田市いきいき長寿プラン24-26介護保険のしおり要介護・要支援認定申請から介護サービス利用までの流れ

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