2026年3月31日、株式会社エス・エム・エスは、介護従事者を対象とした働き方実態調査の結果を公表しました。
調査では、介護業界に興味を持ったきっかけの1位が「社会貢献」である一方、44.9%が現在の職場に不満と回答するなど、理想と現実のギャップが見られる結果となっているようです。人材定着への影響も懸念されます。
満足度が高いほど“働き続けたい”意欲も高い傾向に

介護職を志した理由として、「人や社会の役に立つ仕事だと思ったから」が最多となり、やりがいや意義を重視する傾向が見られました。

一方で、勤務先に「満足」と回答した人の9割以上が継続意向を示すのに対し、「不満」と感じている人の約9割は勤続意欲が低い結果となっています。

満足度が高い項目は「患者・利用者との関係」や「同僚との関係」など人間関係が中心でした。一方、「人員配置」や「手当」「設備」など労働環境に関する評価は低く、現場の負担感が反映されているようです。
カギは“納得感のある運営”と初期支援

「施設方針」や「評価制度」、「管理職のマネジメント」などは満足度が低く、総合満足度への影響が大きい項目とされています。
また、入職時のサポートは約6割が十分と回答する一方、4割近くが不十分と感じており、支援体制の差も課題といえそうです。
編集部より
今回の結果から、社会貢献ややりがいを動機に入職する人が多い一方で、職場環境とのギャップが生じている様子が見て取れます。ただし、本調査は特定サービス利用者を対象としており、業界全体の傾向をそのまま示すものではありません。
それでも、満足度と定着意欲の関係は重要な示唆といえます。評価制度やマネジメントの透明性、入職初期の支援体制といった運営面の質が、今後の人材定着に影響すると考えられます。
参照元:プレスリリース





