【4/7追記】最新情報を反映しました。
「最近、家族との会話がうまくかみ合わない…」
「テレビの音がどんどん大きくなる…」
それ、加齢による難聴のサインかもしれません。
難聴は、日常のコミュニケーションを困難にするだけでなく、孤立や認知症のリスクを高める要因としても知られています。
そんな中、東京都品川区では、高齢者の聞こえをサポートするために補聴器の購入費を助成する制度を実施しています。
目次
この記事でわかること
- 品川区の補聴器購入費助成制度の対象者と最大72,450円の助成額
- 申請から補聴器購入・助成金受け取りまでの具体的な流れ
- 申請時に注意すべきポイントと区内の主な補聴器販売店舗
助成額は最大72,450円に引き上げ!どんな人が対象?
この助成制度は、65歳以上の品川区民で、聴覚障害による補装具費(補聴器)の支給を受けられない方が対象です。
対象となる方の条件
- 品川区に住所がある
- 満65歳以上
- 聴覚障害による補装具費(補聴器)の支給を受けられない方
さらに、次のいずれかに該当し、耳鼻咽喉科の医師から補聴器の必要性が認められていることが必要です。
- 両耳が40デシベル以上70デシベル未満(中等度難聴)で、聴覚障害による身体障害者手帳の対象とならない方
- その他、耳鼻咽喉科の医師より補聴器装用の必要性が認められた方
なお、医師の診断に基づき「補聴器の装用が必要」と認められることが前提となります。
対象となる補聴器と費用内訳
助成の対象となるのは、以下の条件を満たす補聴器です。
- 管理医療機器として認定された製品
- 言語聴覚士または認定補聴器技能者によって調整・適合確認されたもの
- 両耳または左右いずれかの耳に装用する補聴器1台の本体費用(電池・充電器・イヤモールドを含む)
※診察料や検査費用、証明書料などは対象外です。
いくら助成されるの?
最大72,450円が補助されます。購入金額がこの額に満たない場合は、実際の購入費用までが助成対象です。
申請から補聴器購入までの流れ
申請から補聴器購入までの流れは、以下のとおりです。
1.申請書の入手と記入
区役所や地域センター、図書館などで申請書を入手し、必要事項を記入。
2.耳鼻咽喉科での受診
記入済みの申請書を持参し、耳鼻咽喉科を受診。診断の結果、医師が装用を必要と認めれば、申請書に医師の記入と聴力図(オージオグラム)を添付してもらいます。
※区内には1,000円(税別)で証明書発行に対応している医療機関が複数あります。
3.見積取得
認定補聴器技能者が在籍する店舗で試聴・相談し、見積書を発行。
4.区へ申請
必要書類(医師の意見が入った申請書、聴力図、見積書)を、区役所3階「高齢者地域支援課」へ提出。
5.区からの決定通知
助成が認められた場合、「助成決定通知書」が届きます。
6.補聴器の購入
通知後に、見積書を出した店舗で補聴器を購入。
7.助成金の受け取り
助成金の受領は以下2パターン:
- 代理受領(販売店が区から受け取り、購入時に差し引かれる):おすすめ
- 本人受領(申請者が区へ請求して受け取る)
注意したいポイント
- 助成が決定する前に補聴器を購入してしまうと対象外になります。
- 医師の証明書作成料や検査料などは自己負担です。
- 補聴器費用は医療費控除の対象になる場合もあります。詳細は国税庁サイトなどで確認しましょう。
- 5年経過後に再度申請が可能です。
品川区内の主な補聴器販売店舗(認定補聴器技能者が在籍)
- AudioNova(オーディオ・ノヴァ)北品川店
- ヒヤリングストア 目黒店
- リオネットセンター城南 大井町店
- 眼鏡市場 イオン品川シーサイド店 など
※テクノエイド協会のウェブサイトでは、認定補聴器技能者のいる店舗を全国から検索できます。
「聞こえる安心」を届けるために
難聴は見えにくい困りごとですが、補聴器の活用によって生活の質が大きく改善することもあります。
「最近、聞こえが悪いかも…」
そう感じたら、一度耳鼻咽喉科を受診し、制度の活用を検討してみてください。家族との会話が増えることは、毎日の喜びにもつながります。
※詳細や申請書のダウンロードは、品川区役所公式サイトまたは高齢者地域支援課(03-5742-6733)までお問い合わせください。
参照元:品川区 高齢者補聴器購入費助成事業

執筆者紹介
「福祉現場の架け橋」として、20年の経験から心に寄り添うヒントを。
介護福祉士および保育士として、高齢者介護から障がい福祉、保育まで、世代を問わず20年以上福祉の最前線に携わる。現場での豊富な実践経験を活かし、単なる制度解説に留まらない「介護する側・受ける側」双方の気持ちに寄り添った発信が持ち味。複雑な介護保険制度も、家族の視点に立って分かりやすく紐解きます。





