高齢期の暮らしにおいて、「出かけること」は心と体の健康を支える大切な習慣。
買い物や通院だけでなく、友人との交流や地域行事への参加など、外に出ることで人とのつながりが生まれ、生活に張り合いが出ます。しかし、「車を手放した」「足腰が不安」「交通費がかかる」といった理由で外出を控える方も少なくありません。
そんな高齢者の外出を後押しするのが、東京都が実施する「シルバーパス」。武蔵村山市でも、この制度を活用することで、移動の負担を減らし、安心して地域に出かけられる環境づくりが進められています。
この記事でわかること
- シルバーパスの対象者と費用(70歳以上の都民が対象で、所得に応じて年額1,000円または12,000円)
- 利用できる交通機関の範囲(都営バス・都営地下鉄・都電・日暮里舎人ライナー・都内民営バスなど)
- 申請に必要な書類と手続き方法(本人確認書類や課税状況の書類、代理申請の場合の委任状など)
目次
シルバーパスとは
東京都に住民登録がある満70歳以上の方を対象に、都内の公共交通機関を低額で利用できる制度です。
| 区分 | 自己負担額 | 対象者の目安 |
| 1,000円パス | 年額1,000円 | 令和7年度の住民税が非課税の方、または令和6年の地方税法上の合計所得金額が135万円以下の方 |
| 12,000円パス | 年額12,000円 | 上記以外の方(住民税課税者など) |
※制度見直しまでの暫定措置として、利用者負担の軽減が継続中。
利用できる交通機関
シルバーパスを提示すれば、都内の主要な公共交通機関が自由に利用できます。
- 都営バス
- 都営地下鉄
- 都電荒川線
- 日暮里・舎人ライナー
- 都内の民営路線バス(多くの会社が加盟)
※高速バス・空港連絡バスなどは対象外
※東京メトロ(東京地下鉄株式会社)は利用対象外
利用できる方と申込みのタイミング
利用対象と申込み開始の目安を簡単にまとめました。
- 東京都内に住民登録があり、満70歳以上である方
- 寝たきりの方は対象外(自立して交通機関を利用できる方が対象)
- 70歳に到達する月の初日から申込み可能
例:11月生まれの方は、11月1日から申込みができます。
申請・購入方法
申請は、東京都交通局・東京バス協会の指定窓口で受け付けています。武蔵村山市にお住まいの方も、都内在住であれば手続きが可能です。
必要書類の例
シルバーパスの申請に必要な書類は、以下のとおりです。
| 区分 | 必要書類 |
| 共通 | 住所・氏名・生年月日が確認できる書類(マイナンバーカード、運転免許証など) |
| 1,000円パス | 上記に加えて、課税状況がわかる書類(介護保険料納入決定通知書、課税証明書など) |
| 生活保護受給者 | 生活保護受給証明書(生活扶助の記載があり、令和7年4月以降に発行されたもの) |
※書類はコピー不可。必ず原本を持参してください。
代理人による申請も可能
本人が病気や身体の都合で窓口へ行けない場合は、代理人による申請・受領も可能です。その際は次の書類が必要です。
- 申請者本人の必要書類一式
- 代理人の本人確認書類(マイナンバーカード、運転免許証など)
- 委任状(所定の様式)
代理人が申請を行う場合でも、本人の署名または押印が求められるため、事前に書類を確認しておくとスムーズです。
シルバーパスの使い方
制度を利用する際の“乗り方”にも注意しましょう。
- バスの場合:乗車時に乗務員へシルバーパスを提示します。降車時のタッチは不要です。
- 都営地下鉄・都電・日暮里・舎人ライナーの場合:自動改札機のカード挿入口にシルバーパスを挿入して利用します。
有効期間は10月1日から翌年9月30日までで、毎年更新が必要です。
武蔵村山市におけるシルバーパスの案内・相談窓口
武蔵村山市では、市民がシルバーパスを活用しやすいよう、公式サイトで最新情報を公開しています。詳細は「シルバーパス(東京バス協会)」のページをご確認ください。
また、不明点や手続きに関するご相談は、武蔵村山市の健康福祉部高齢福祉課高齢者支援係までお問い合わせください。
電話:042-590-1233(平日:午前8時30分〜午後5時)
移動の自由が、暮らしの笑顔を生む
シルバーパスは、移動を支援するだけでなく、外出を通じて地域とつながるきっかけを生み出す制度です。バスや地下鉄でのちょっとしたお出かけが、心の健康や生きがいにつながります。
武蔵村山市にお住まいの皆さんも、この制度を活用して、日々の暮らしに「出かける楽しみ」を広げてみてはいかがでしょうか。
参照元:武蔵村山市 シルバーパス(東京バス協会)、東京バス協会(東京都シルバーパスのご案内)





