2026年3月16日、旭化成ファーマ株式会社と株式会社インターネットインフィニティーは、ケアマネジャーを介した骨粗鬆症の疾患啓発活動において、未治療患者の受診・治療を後押しする有効性を確認したと発表しました。日々の生活を支える介護の専門職が「架け橋」となることで、医療機関への受診率が大きく向上する結果となっています。
1.介護現場から医療へつなげる新しいアプローチ
今回の活動は、粗鬆症でありながら治療に至っていない、あるいは治療が中断されている高齢者が多いという課題を解決するために実施されました。
ケアマネジャーによる「声かけ」の効果
旭化成ファーマとインターネットインフィニティーが作成した研修キットやリーフレットを、全国の居宅介護支援事業所に提供。ケアマネジャーが、担当する利用者やその家族へ骨粗鬆症に関する情報提供や声かけを行いました。
参考:全国のケアマネジャーを介した新たな骨粗鬆症疾患啓発活動で、未治療患者の受診・治療を後押し
約3割の利用者が医療機関を受診
調査によると、ケアマネジャーから資材配布や声かけを受けた「椎体骨折の既往があるにもかかわらず、骨粗鬆症の治療をしていない利用者・家族」のうち、35%が実際に医療機関を受診したと報告しています。これにより、見過ごされがちな未治療の骨粗鬆症の受診・治療介入に、ケアマネジャーの存在が極めて有効であることが示されました。

2.地域の「健康寿命」を支える多職種連携
骨粗鬆症による骨折は、高齢者が要介護状態になる大きな原因の1つです。今回の取り組みは、医療と介護が連携した理想的なモデルケースです。
高い参加意欲
アンケートでは、資材を入手したケアマネジャーの約6割(175人中102人)が実際に配布を行っており、現場の専門職が利用者の骨の健康維持を重要視していることがうかがえます。
将来の展望
旭化成ファーマは2026年4月1日より「旭化成セラピューティクス株式会社」へ社名を変更。今後も介護現場と連携し、「病気を理由に、やりたいことを諦める人をゼロにする」社会を目指します。
編集部より
骨粗鬆症は「沈黙の病」とも呼ばれ、骨折するまで自覚症状がないことが多い疾患です。病院へ行くほどではないと考えている高齢者にとって、最も身近な相談相手であるケアマネジャーからの「一度受診してみませんか?」という一言は、非常に大きな動機付けになります。こうした多職種連携が広がることで、骨折による寝たきりを防ぎ、自立した生活を長く続けられる高齢者が増えることが期待されます。
参照元:プレスリリース





