2026年4月7日、シニア・介護衣料専門の株式会社ケアファッションは、75歳以上の男女500名を対象とした「更衣動作(着替え)に関するアンケート」の結果を公表しました。調査は2026年2月17日〜20日にオンラインで行われたものです。
人生100年時代を迎え、身体機能の変化に合わせた「自立した着替え」を支える衣料品への、高い潜在的ニーズが明らかになっています。
調査で判明した「着替えのリアルな悩み」
加齢に伴う身体機能の低下により、かつて当たり前だった動作が少しずつ負担に変わり始めている実態が浮き彫りとなりました。
負担を感じる動作の1位は「靴下の着脱」

60歳以前と比較して負担を感じるようになった動作として、「靴下の着脱(46.8%)」が最多となりました。
次いで「ボタンの留め外し(36.6%)」が挙がっており、前かがみの姿勢や指先の細かな動きを伴う動作に課題を感じる人が多いことがわかります。
ストレスがない層にも潜む「機能性」への需要
現在、着替えにストレスを「全くない・あまりない」と答えた層は約77.6%を占めますが、ストレスが「全くない」と答えた人に限っても約33〜39%が伸縮性や摩擦の少なさを必要と感じていることが判明しました。
日常生活に支障が出る前から、よりスムーズな動作を支える衣類を求める潜在的な需要が存在しています。
悩みを解決する「機能性衣料」の提案

調査で上位に挙がった「ひっかかりにくい生地(44.8%)」や「生地の伸び縮み(43.6%)」といった声に応える、最新の商品群が紹介されています。
「おしりスルッと®パンツ」で自立をサポート
西宮協立リハビリテーション病院と共同開発されたこのパンツは、ウエスト部分の表裏に滑りの良い生地を採用。握力が弱い方や立ち上がり動作に不安がある方でも、軽い力でスムーズに引き上げられる設計です(パジャマ商品は実用新案登録済み)。
伸縮率160%以上の「NOBI AID®(ノビエイド)」
リハビリ病院や介護施設での試作・試着を通じて、生地の突っ張りが着脱の大きな障壁であると判明し、開発されました。
驚異的な伸縮性を持ちながら、着用後の見た目の美しさも追求しています。首や袖口の開口部が広がり、日常の着脱動作が驚くほど楽になる設計です。
多彩な留め具と履きやすい靴下
ボタンの留め外しが難しい方向けに、マグネットボタンやワンタッチテープなど最大7種類の留め具を展開。
また、着脱が難しい靴下に対しても、履き口を伸ばしやすい「足首ゴムなしタイプ」や「取っ手つきタイプ」など、身体機能の変化に寄り添うラインナップを揃えています。
編集部より
今回の調査結果で興味深いのは、着替えに「困っていない」と答える方の中にも、実は「もっと楽に動ける服」を求める層が確実に存在するという点です。
介護が必要になってから服を選ぶのではなく、日々の生活をより軽やかにするためにユニバーサルファッションを取り入れるという、新しい選択肢が広がりつつあります。
「着やすさ」を追求しながらも「おしゃれ」を諦めないケアファッションの取り組みは、高齢者のQOL(生活の質)と自立を支える大きな力となるでしょう。
参照元:プレスリリース
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