練馬区は、2026年5月21日(木)から、ファミリーマート、ローソン、大塚製薬と協力し、区内290か所を熱中症対策のための「クーリングスポット」として開放しました。
クーリングスポットは、外出時に暑さを感じた際、冷房設備のある屋内で一時的に休憩できる場所です。
練馬区では、区立施設などを2026年4月22日から先行して開放しており、5月21日からはコンビニエンスストアも加わる形で、区内全体で利用しやすい環境をさらに広げます。
目次
この記事でわかること
- 練馬区が2026年5月21日からコンビニ105か所を含む区内290か所をクーリングスポットとして開放したこと
- ファミリーマート・ローソンの参加により、休日や夜間でも立ち寄れる熱中症対策拠点が整備されたこと
- 大塚製薬の協力で各スポットに熱中症応急処置マニュアルが配備され、万が一の対応にも備えていること
区内290か所をクーリングスポットとして開放
2026年度に練馬区で開放されるクーリングスポットは、合計290か所です。昨年度の275か所から拡充され、より身近な場所で暑さを避けられる体制が整えられました。
内訳は、以下のとおりです。
| 施設区分 | 箇所数 |
|---|---|
| 区立施設 | 96か所 |
| 薬局 | 89か所 |
| ファミリーマート | 71か所 |
| ローソン | 34か所 |
| 合計 | 290か所 |
各クーリングスポットでは、入口などに目印となるポスターなどを掲示し、区民が気軽に立ち寄れる場所であることを周知します。区のホームページやSNSなどでも情報発信を行い、熱中症予防の行動につなげる方針です。
コンビニとの連携で休日や夜間も利用しやすく
今回の取り組みでは、区内のファミリーマート71か所とローソン34か所、合わせて105か所のコンビニエンスストアがクーリングスポットとして開放されます。
ファミリーマートの開放は、練馬区と株式会社ファミリーマートが2018年5月に締結した「高齢者見守りネットワーク事業協定」の枠組みの中で実施されます。
ローソンについては、2025年7月15日に締結した「練馬区と株式会社ローソンとの熱中症対策に関する連携協定」に基づく取り組みです。
コンビニエンスストアは24時間営業の店舗も多く、休日や夜間でも立ち寄りやすい点が特徴です。日中だけでなく、買い物や通院、散歩などの途中で暑さを感じた際にも、身近な休憩場所として活用できます。
高齢者に限らず幅広い世代が利用可能
ファミリーマートとの協定名には「高齢者見守り」とありますが、クーリングスポットは高齢者だけを対象としたものではありません。
練馬区の資料では、高齢者に限らず、幅広い年齢層の区民が気軽に立ち寄れる場所としてコンビニエンスストアを開放するとされています。
夏場の外出では、高齢者だけでなく、子ども、妊娠中の方、持病のある方、屋外で活動する方なども熱中症に注意が必要です。暑さを我慢せず、体調に異変を感じる前に、早めに涼しい場所で休むことが大切です。
大塚製薬の協力で応急処置マニュアルも配備
各クーリングスポットには、熱中症が疑われる場合の対応に役立つ「熱中症応急処置マニュアル」が配備されます。
熱中症は、初期対応が遅れると重症化するおそれがあります。涼しい場所へ移動する、水分や塩分を補給する、衣服をゆるめて体を冷やすなど、早めの対応が重要です。
クーリングスポットの整備は、体調不良を未然に防ぐだけでなく、万が一の際の対応にもつながる取り組みといえるでしょう。
目印のポスターを確認して早めの休憩を
クーリングスポットの入口などには、利用者が見つけやすいようにポスターが掲示されます。外出中に暑さを感じたときは、ポスターを目印に、無理をせず立ち寄ることが大切です。
特に、夏場は短時間の外出でも体に負担がかかることがあります。通院や買い物、散歩などで外に出る際は、あらかじめ近くのクーリングスポットを確認しておくと安心です。
また、自宅で過ごす場合も、エアコンを適切に使用し、こまめな水分補給を心がけることが重要です。室内でも熱中症は起こるため、「少し暑い」と感じた段階で早めに涼しい環境へ移動しましょう。
参照元:練馬区 練馬区・ファミリーマート・ローソン・大塚製薬が協力して熱中症対策を実施!~区内290か所をクーリングスポットとして開放します~

執筆者紹介
「福祉現場の架け橋」として、20年の経験から心に寄り添うヒントを。
介護福祉士および保育士として、高齢者介護から障がい福祉、保育まで、世代を問わず20年以上福祉の最前線に携わる。現場での豊富な実践経験を活かし、単なる制度解説に留まらない「介護する側・受ける側」双方の気持ちに寄り添った発信が持ち味。複雑な介護保険制度も、家族の視点に立って分かりやすく紐解きます。





