高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らし続けるためには、栄養バランスの取れた食事を確保するとともに、日々の見守り体制も重要です。
東京都足立区では「高齢者配食サービス支援(元気サポート弁当)」を実施しており、配食サービスと安否確認を組み合わせた支援を提供しています。
この記事では、対象者や利用内容、申請方法、利用時のポイントを紹介します。
目次
この記事でわかること
- 元気サポート弁当の支援内容と、配食時に受けられる見守りの仕組み
- 利用できる方の条件(世帯要件・身体的要件)と対象外となるケース
- 申請先・申請期限・利用開始までの具体的な流れ
配食と見守りを組み合わせた支援サービス
「高齢者配食サービス支援(元気サポート弁当)」は、自宅で生活する高齢者を対象に、1日につき昼または夜のいずれか1食を定価から300円引きで利用できる制度です。
配達時には食事を届けるだけでなく、配達員が利用者へ声掛けや安否確認を行うため、日常的な見守りにもつながります。
食事の準備が難しい方の負担軽減と、地域で安心して暮らせる環境づくりにつながる事業だと言えるでしょう。
利用対象者と申請方法
「高齢者配食サービス支援(元気サポート弁当)」を利用するには、次の①・②の両方に該当する必要があります。
① 世帯の条件
- 65歳以上のひとり暮らしの方
- 65歳以上のみで構成される世帯の方
※令和8年10月受付分からは、64歳以下の同居家族が就労などで不在となることにより、日中または夜間に高齢者が独居となり見守りが必要になる場合も対象へ拡充される予定です。
② 食事の準備が困難な方
- 加齢や障がい、けがなどにより食事の準備が難しい方
- 認知症などにより食事の準備が難しい方
- 退院後などで刻み食・ムース食・糖質制限食などの特別な食事が必要で、自身で用意することが難しい方
対象外となる方
次のいずれかに該当する場合は利用できません。
- 入院中の方(退院予定がある場合を除く)
- 家族・親族から食事の提供を受けられる方や、施設に入所しているなど、恒常的に食事の提供を受けることができる方
- 本事業の利用料金を滞納しており、再申請を行う方
申請方法
申請は地域包括支援センターまたは足立区役所北館1階高齢福祉課在宅支援係で受け付けています。
翌月からの利用を希望する場合は当月15日までに、16日以降の申請の場合は翌々月からの利用開始となります。
郵送で申請する場合は、当月15日までに担当課へ申請書が到着している必要があるため、余裕を持って発送してください。急ぎの場合は窓口への提出をおすすめします。
※なお、郵送・窓口いずれの場合も、事前に希望する配食事業者へ連絡し、利用できるか内諾を得てから申請してください。配食事業者を変更する場合も同様に、翌月から変更したい場合は当月15日までに変更届を提出してください。16日以降の提出の場合は翌々月からの事業者変更となります。
利用開始までの流れ
実際に利用を始めるまでのステップは以下のとおりです。
- 自分が対象となるか確認する
- 利用したい配食事業者へ連絡し、配達が可能か確認する
- 地域包括支援センターまたは足立区役所北館1階高齢福祉課へ申請する
- 決定後、区から通知が届く
- 配食の割引が開始される
事業者ごとに配達可能な地域やメニュー・料金が異なるため、事業者一覧(PDF)を確認のうえ、希望する事業者へ事前に相談しましょう。
まとめ
食事の提供と見守りを同時に受けられる「高齢者配食サービス支援(元気サポート弁当)」は、高齢者本人だけでなく、離れて暮らす家族にとっても安心につながる制度です。
利用を検討する際は、対象要件や申請期限を確認し、希望する配食事業者へ事前に相談したうえで手続きを進めましょう。
問い合わせ先
足立区高齢福祉課 在宅支援係
- 電話:03-3880-5257
- ファクス:03-3880-5614
- 所在地:〒120-8510 足立区中央本町1-17-1
参照元:足立区 高齢者配食サービス支援(元気サポート弁当)、足立区高齢者配食サービス支援事業(元気サポート弁当)、足立区高齢者配食サービス支援事業申請書

介護現場の「伴走者」。豊富な相談実績から、最適な選択肢を提案します。
介護老人保健施設(老健)や特別養護老人ホーム(特養)での相談援助職を経て、現在は多角的な視点から介護支援を行う。社会福祉士・精神保健福祉士・ケアマネジャーの3つの資格を保持し、制度の裏側から現場のリアルまでを熟知。これまで数多くの家族の悩みに向き合ってきた経験から、読者の「今、どうすればいい?」に対する的確な解決策を提示します。
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