2026年5月29日、東京都葛飾区は「葛飾区介護支援専門員研修費用助成金」について公表しました。
この制度は、介護支援専門員および主任介護支援専門員の資格更新などに必要な法定研修費用を負担した区内の介護サービス事業所等に対し、助成金を交付するものです。
介護人材の確保を目的とした取り組みといえるでしょう。
目次
この記事でわかること
- 葛飾区が介護支援専門員の法定研修費用を最大14,500円助成する制度の内容
- 対象となる10種類の研修と補助上限額・補助率の一覧
- 助成を受けるための要件と申請に必要な書類
制度の概要と対象研修
介護支援専門員は、資格取得後も継続的な研修の受講が義務付けられており、事業所にとっては受講料の負担が発生。葛飾区では、職員の研修費用を補助した区内の事業所に対し助成を行います。
| 対象となる研修 | 補助上限額 | 補助率 |
|---|---|---|
| 介護支援専門員実務研修(87時間) | 11,100円 | 1/4 |
| 介護支援専門員現任研修(専門研修課程1)(56時間) | 8,600円 | 1/4 |
| 介護支援専門員現任研修(専門研修課程2)(32時間) | 5,900円 | 1/4 |
| 介護支援専門員更新研修(88時間) | 14,500円 | 1/4 |
| 介護支援専門員更新研修(56時間・前期) | 8,600円 | 1/4 |
| 介護支援専門員更新研修(32時間・後期) | 5,900円 | 1/4 |
| 介護支援専門員更新研修(54時間・実務未経験者) | 7,100円 | 1/4 |
| 介護支援専門員更新研修(54時間) | 7,100円 | 1/4 |
| 主任介護支援専門員研修(70時間) | 13,100円 | 1/4 |
| 主任介護支援専門員更新研修(46時間) | 9,500円 | 1/4 |
介護支援専門員更新研修(88時間)の補助上限額は14,500円と最も高く、主任介護支援専門員研修についても13,100円の助成が受けられます。いずれの研修も補助率は受講料の4分の1です。
助成を受けるための要件と申請方法
助成を受けるためには、対象となる職員が介護支援専門員の資格を活用した業務に従事していることが必要です。
また、申請する年度の前年度4月1日以降に介護支援専門員法定研修を修了していること、東京都の「介護支援専門員法定研修受講料補助金」の交付決定を受けていることも要件となっています。
申請時には、「葛飾区介護支援専門員研修費用助成金交付申請書」のほか、都補助金に申請した受講者が分かる資料、都補助金の交付決定通知書の写し、法定研修の修了証明書の写しなどの提出が必要です。
介護支援専門員の継続的な人材育成を支える制度
介護支援専門員や主任介護支援専門員は、利用者や家族の生活を支える重要な専門職です。制度改正や地域包括ケアシステムの推進などに対応するためには、継続的な知識や技術の習得が欠かせません。
一方で、法定研修の受講には一定の費用負担が伴うため、事業所によっては人材育成の課題となることもあります。
葛飾区の助成制度は、東京都の補助制度とあわせて活用することで事業所の負担軽減につながり、介護支援専門員の資格維持や資質向上を後押しする取り組みといえるでしょう。
地域の介護サービスの質を維持・向上させるための支援策として、今後の活用が期待されます。
参照元:葛飾区 葛飾区介護支援専門員研修費用助成金について

執筆者紹介
介護現場の「伴走者」。豊富な相談実績から、最適な選択肢を提案します。
介護老人保健施設(老健)や特別養護老人ホーム(特養)での相談援助職を経て、現在は多角的な視点から介護支援を行う。社会福祉士・精神保健福祉士・ケアマネジャーの3つの資格を保持し、制度の裏側から現場のリアルまでを熟知。これまで数多くの家族の悩みに向き合ってきた経験から、読者の「今、どうすればいい?」に対する的確な解決策を提示します。
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