荒川区では、介護現場の生産性向上と労働環境の改善を目指し、「ケアプランデータ連携システム」の導入を積極的に推進しています。
このシステムは、これまで郵送やファクスで行われていた居宅介護支援事業所とサービス提供事業所間のやり取りをオンラインで完結させるものです。
本記事では、システムの概要や令和8年度まで延長されたフリーパスキャンペーン、導入による成果について詳しく紹介します。
目次
この記事でわかること
- ケアプランデータ連携システムの概要と導入メリット
- フリーパスキャンペーンの無料期間と延長についての最新情報
- 荒川区の伴走支援による導入実績と今後の予定
ケアプランデータ連携システムの導入メリット
(公社)国民健康保険中央会が提供するこのシステムを活用することで、毎月のケアプラン(予定・実績)の送受信がデジタル化されます。
業務負担の軽減
郵送やファクスに要していた時間や手間がなくなります。
コスト削減
郵送やファクスにかかっていた事務経費を削減することが可能です。
ライセンス料と「フリーパスキャンペーン」の延長
通常は年間21,000円(税込)のライセンス料が必要ですが、現在、普及促進のためのキャンペーンが実施されています。
フリーパスキャンペーン
令和7年6月1日から令和8年5月31日まで無料です。
キャンペーン期間の延長
さらに、令和8年度中に予定されている「介護保険資格確認等WEBサービス」へのシステム統合日まで、フリーパス期間が延長されることが決定しました。統合時期等の詳細は、決まり次第公表される予定です。
荒川区の導入成果とサポート体制
区では、システムをスムーズに活用できるよう「伴走支援」を行い、着実な成果を上げています。
導入実績
令和7年11月から令和8年3月まで実施した伴走支援により、区内で新たに30事業所が導入しました。多くの現場で業務改善の効果を実感しています。なお、令和8年度の伴走支援については、決まり次第公表される予定です。
好事例の紹介
未導入の事業所向けに、導入効果や現場のヒントをまとめた資料「介護DXで現場を変える!ケアプランデータ連携システム導入 ファーストステップ~「まずはここから」がわかる現場のヒント~」が公開されています。具体的な活用のイメージを掴むことができます。
利用状況の確認
連携先の事業所が導入済みかどうかは、情報サイト「WAMNET(ワムネット)」で簡単に確認できます。
まとめ:次世代の介護インフラへの第一歩
ケアプランデータの連携は、将来的に国が構築する「介護情報基盤」の一部となる重要なステップです。無料期間が継続し、区のサポート体制も整っている今こそ、現場のDX(デジタルトランスフォーメーション)を進め、職員が本来のケア業務に集中できる環境を整える絶好の機会です。
【導入に関するお問い合わせ】
荒川区 福祉部 介護保険課 事業者支援係
- 電話:03-3802-3111(内線2436)
- ファックス:03-3803-1504
参照元:荒川区 ケアプランデータ連携システム

執筆者紹介
医療と介護を繋ぐ。20年の看護経験を活かした、命と生活を守る情報発信。
透析看護を中心に、病院・在宅医療の両現場で20年以上のキャリアを持つ現役看護師。医療的ケアが必要な方の生活指導や、患者家族への支援に深く携わる。看護師としての専門知識とケアマネジャーの視点を掛け合わせ、持病を抱えながらの介護や、退院後の生活設計など、医療的な裏付けに基づいた「安心できる介護のあり方」を分かりやすく伝えます。





