万博発の「ミラブル アシストバス」介護現場へ|大阪府の支援センターで初展示

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2026年4月27日、ファインバブル技術を手がける株式会社サイエンスは、入浴介助の負担軽減を目指す「ミラブル アシストバス」を、大阪府介護生産性向上支援センター(ATCエイジレスセンター内)で展示中であることを発表しました。

万博で公開された「ミライ人間洗濯機」を介護・福祉領域での実用化に向けて進化させた機器とされており、入浴介助の負担軽減や転倒リスクへの対応など、介護現場の課題解決を目指した取り組みとされています。

展示の背景|入浴介助の負担という現場課題

同社のリリースによると、2025年に開催された万博で公開された「ミライ人間洗濯機」は、体験者アンケートで満足度98.3%(2025年4月13日〜10月13日、N=847)を記録したとされています。

日本では高齢化の進行に伴い、介護現場における人手不足や身体的負担の増加が課題です。なかでも入浴介助は、介助者・利用者双方にとって負担が大きく、安全面への配慮も求められるケアの1つ。

今回の展示は、こうした技術を実際のケア現場へ接続するための一歩と位置づけられているようです。

「ミラブル アシストバス」の主な機能

リリースで示されている本機の機能は次のとおりになりです。

マイクロバブルによる全身洗浄

浴槽内で生成される超微細泡(マイクロバブル)が全身を包み込み、「つかるだけで洗う」を実現。水と空気だけを利用した洗浄で、デリケートな肌質の方の利用も想定されています。

シャワーヘッド「ミラブル」による部分ケア

お湯に浸かっていない顔や髪などには、シャワーヘッド「ミラブル」によって洗浄を行うとされています。強い水圧に頼らない洗浄メカニズムが採用されました。

介助者の身体負担の軽減

「身体を支える」「身体をこすって洗う」といった身体的負荷の高い作業工程を削減するとされ、介助スタッフの腰部・肩部への負担軽減につながる設計とされています。

安全性への配慮

浴槽ドアの採用により、高齢者にとって危険な「またぐ」動作を解消し、転倒リスクの高い立位作業を最小限に抑制する設計です。

入浴後の肌への効果

入浴後の肌水分量向上を実証データとして確認しているとのことで、加齢に伴う肌の乾燥や痒みといったトラブル予防への寄与が示されています。

展示概要

項目内容
展示期間2026年4月1日(水)〜9月30日(水)
会場ATC(アジア太平洋トレードセンター)ITM棟11階 大阪府介護生産性向上支援センター(ATCエイジレスセンター内)
所在地〒559-0034 大阪府大阪市住之江区南港北2-1-10
展示内容「ミラブル アシストバス」(入浴体験はなし)
営業時間10:00〜17:00

大阪府介護生産性向上支援センターとは

大阪府は、介護人材不足が深刻化するなか、令和6年6月にATCエイジレスセンター内に「大阪府介護生産性向上支援センター」を開設。介護テクノロジーの体験展示や相談対応を通じて、現場に寄り添った支援が行われているとされています。

同センターの奥田尚利氏は、「ミラブル アシストバス」について、ひとりでの介助を可能とし、介護従事者の身体的・人的負担の軽減に寄与するものと考えているとのコメントがありました。

編集部より

入浴介助は、介護現場のなかでも特に身体的・精神的な負担が大きい業務とされています。複数人での介助を要する場面も多く、人材不足に直面する施設では、現場の持続性そのものを左右する課題です。

今回の展示機器が示す「介助者の負担軽減」と「利用者の安全確保」を両立する方向性は、介護テクノロジー全般に共通するテーマでもあります。

実際の導入にあたっては、設置スペース、コスト、既存の介助フローとの整合性など、現場ごとの検討が必要となるでしょう。展示を通じた現場との対話が、今後どのような形で実装につながるかが注目されます。

参照元:プレスリリース

ススメちゃん右

執筆者紹介

介護の不安を「安心」に変える情報サイト 介護のススメ編集部
ケアマネジャーや社会福祉士など、介護現場の最前線を知る専門家チームが監修・執筆しています。40代から始まる親の介護や、仕事との両立、介護保険制度の複雑な仕組みを、どこよりも分かりやすく、正確に解説。介護に携わるすべての方の「今、知りたい」に寄り添った解決策をお届けします。

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