2026年7月7日、株式会社ワーク&ケアバランス研究所は、「ケアラーにおける自己犠牲と内観に関する実態調査」の結果を公表しました。
2026年6月19日に、家族の介護をしている30代~60代の男女331人を対象にインターネットで実施した調査(モニター提供:RCリサーチデータ)です。
調査では、自分のための時間や本音を整理する機会が不足している人が多いという結果になっているようです。介護者支援では、心の余裕をどう確保するかも重要な課題であることがうかがえます。
自分の時間を持てない介護者の現状

調査では、自分のためだけに使える自由な時間を「十分に確保できていない」とする回答が81.6%でした。

また、「自分はどうしたいか」「自分の未来」について考える時間を1日に10分も確保できていない人は4割を超えています。

介護を理由に諦めたことは、「旅行」が40.5%、「趣味(推し活など)・娯楽」が39.3%で上位となりました。介護によって、自分自身の時間を確保しにくい状況が続いていることがうかがえます。
本音を話せない背景

介護によるストレスや不安を言葉にする機会については、「全くない」「あまりない」が合わせて56.5%でした。

その理由として、「話しても解決しない・理解されないと思う」が54.0%、「誰に話せばいいかわからない」が32.6%となっています。

一方で、自分の本音を整理し向き合える場所や仕組みがあれば、介護への気持ちが前向きになると思う人は62.5%でした。
編集部より
今回の調査からは、介護者にとって身体的な負担だけでなく、「話せない」「自分の時間が持てない」といった精神的な負担も大きいことがうかがえます。
一方、本調査は企業によるインターネット調査であるため、結果は1つの傾向として捉えることが大切です。
介護者を支える仕組みを考える際には、公的な調査や現場の実態も踏まえながら、多面的に議論を進める必要があるでしょう。
参照元:プレスリリース
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