2026年7月3日、株式会社HITOWAは、2026年7月1日に新潟県新潟市中央区で住宅型有料老人ホーム「イリーゼ新潟中央 アクティブリビング」を開設したと発表しました。
AIや見守りシステムなどの先進技術を活用しながら、人と人とのつながりを大切にする介護を目指した施設です。
同社の「アクティブリビング」コンセプトを掲げた施設は、旭川・仙台・坂戸に続く4施設目となります。
介護現場では人材不足への対応とケアの質向上が大きな課題となる中、テクノロジーを人に代わるものではなく、人が寄り添う時間を増やすための手段と位置付けた取り組みとして注目されます。
AIや見守りシステムを活用し、安心と交流を支援
「イリーゼ新潟中央 アクティブリビング」では、全75室にAlexa(スマートホーム)を活用した対話型AI「ボイスタ!」を標準装備。離れて暮らす家族とのビデオ通話や、スタッフからの声かけ、脳トレや口腔体操などの案内に活用します。
また、Panasonicと共同開発した見守りシステム「LIFELENS(ライフレンズ)」を導入し、入居者の睡眠や動きを24時間把握。服薬支援システム「服やっくん」も組み合わせることで、誤薬防止や健康管理の支援を行います。
さらに、季節行事やスポーツ観戦、音楽、美容、ドッグセラピーなどを企画する専属のアクティビティコーディネーターを配置し、日々の生活に楽しみや生きがいを提供する体制も整えています。
なお、アクティビティコーディネーターの配置は平日9時〜16時で、内容によっては別途実費が発生する場合があるため注意が必要です。
医療ニーズにも対応した住環境を整備
施設1階には、がん末期やALS、パーキンソン病関連疾患など医療依存度の高い方向けのナーシングフロア(15室)を設置しました。
訪問看護ステーションと連携し、たん吸引やインスリン投与などの医療的ケアにも対応可能です。
なお、専用フロア以外の入居者がこうしたケアを利用する場合は個別相談となるほか、訪問看護サービスの利用には別途契約と医療保険の自己負担が発生する点には留意が必要です。
また、3階の全室家具付きプレミアムフロアでは、体圧分散性に優れた「エアウィーヴ」のマットレストッパー(ウェルネスモデル)や、転倒時の衝撃を軽減する衝撃吸収床「ころやわ®︎」を採用するなど、安全性と快適性にも配慮しています。
施設全体のデザインには新潟の自然や山岳風景を取り入れ、入居者が落ち着いて過ごせる空間づくりが行われています。
テクノロジーと人のケアを両立する施設づくりに期待
介護現場でのICT導入をめぐっては、「機械的な介護になるのではないか」といった懸念が指摘されることもあるでしょう。
しかし、今回の施設は、テクノロジーによって業務負担を軽減し、その分を入居者とのコミュニケーションやケアの充実につなげる考え方が特徴です。
高齢化が進み介護人材の確保が難しくなる中、このような仕組みは今後の介護施設運営の1つのモデルになる可能性があります。技術と人の温もりをどう両立させていくかが、今後ますます重要になりそうです。
編集部より
AIや見守りシステムの導入は、介護職員の負担軽減だけでなく、ご家族の安心にもつながる取り組みです。
一方で、テクノロジーだけでは実現できない「人との関わり」を重視している点も印象的でした。
介護現場の課題解決とQOL向上を両立する事例として、今後の展開にも注目したいニュースです。
参照元:プレリリース
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