2026年5月11日、株式会社グローバルキャストは、医療依存度の高い高齢者や障がいのある方を対象とした「ナーシングホーム事業」を開始し、第1号施設となる住宅型有料老人ホーム「ハートフルキャスト桑名」を三重県桑名市で5月8日にプレオープンしたと発表しました。
総合病院の未使用病棟を再生・活用する取り組みであり、医療・介護現場の受け皿不足と遊休病床の活用を両立する新たなモデルです。
24時間看護体制で医療依存度の高い方を支援
今回プレオープンした「ハートフルキャスト桑名」は、24時間365日看護師が常駐し、がん末期や神経難病、重度障がいなど、継続的な医療的ケアが必要な方を受け入れる住宅型有料老人ホームです。
訪問看護ステーションや提携医療機関とも連携し、安心できる療養環境の提供を目指しています。正式オープンは2026年6月末を予定しており、2026年5月8日から段階的に入居を開始しています。
未使用病棟の再活用で地域課題の解決へ
全国的に後期高齢者人口が増加する一方で、看護師や介護士不足が続いており、医療依存度の高い方の受け皿不足が課題です。
退院可能な状態でも、受け入れ先が見つからず病院に長期滞在せざるを得ないケースも少なくありません。
また、多くの医療機関では未稼働病床の増加も経営課題となっています。今回のように未使用病棟を再活用する取り組みは、医療資源を有効活用する新たなモデルといえます。
DX推進や安定雇用にも取り組む方針
同施設では、医療・介護オペレーションの可視化や標準化、実運営データを活用したDXや実証実験の推進なども行う方針です。さらに、看護・介護職の安定雇用を目指した運営体制づくりも進めるとしています。
今回の取り組みは、「医療的ケアが必要でも行き場がない人」と「未使用病床を抱える医療機関」の双方の課題解決を目指している点が特徴です。
編集部より
医療依存度の高い方の受け皿不足は、多くの地域で共通の課題となっています。特に退院支援や在宅介護に関わるケアマネジャーにとって、受け入れ先の選択肢が増えることは重要です。
未使用病棟の再活用が地域医療と介護の両方を支える取り組みとして広がるのか、今後の動向に注目したいです。
参照元:プレスリリース





