厚生労働省は2026年6月18日、「介護保険最新情報Vol.1512」を公表し、科学的介護情報システム(LIFE)の新システムへの移行作業が未完了の事業所・施設に対し、改めて速やかな対応を呼びかけました。
LIFEへのデータ提出が要件となる介護報酬の加算を継続して算定するためには、移行期間内に必要な作業を完了することが求められています。
目次
この記事でわかること
- LIFEの新システムへの移行期限は2026年7月31日であり、移行が未完了だと加算算定に影響する可能性があること
- 移行作業の状況に応じて問い合わせ先(厚労省運用/国保中央会運用)が異なること
- 移行作業にはマニュアル・説明動画・ヘルプデスクが活用でき、初回ログインには介護電子請求受付システムのID・パスワードが必要なこと
LIFEの運営主体が国保中央会へ移管 移行作業は加算継続の前提
2026年5月11日から、科学的介護情報システム(LIFE)の運営主体は厚生労働省から公益社団法人国民健康保険中央会へ移管されました。
これに伴い、LIFEを利用する事業所・施設では新システムへの移行作業が必要となっています。
厚生労働省では、「介護保険最新情報Vol.1484」「Vol.1495」「Vol.1504」でも移行手続きについて案内してきましたが、2026年6月18日時点でも一定数の事業所・施設で作業が完了していないことから、今回改めて周知を行いました。
LIFEへのデータ提出が必要な各種加算を継続して算定するためには、移行期間内に必要な作業を完了することが前提となります。
厚生労働省は、対象となる事業所・施設に対し、早急な対応を呼びかけています。
移行期限は7月31日|マニュアルやヘルプデスクも案内
新システムへの移行期間は、介護保険最新情報Vol.1504などで案内されているとおり2026年7月31日までです。
厚生労働省は今回の通知で、移行作業を進める際に活用できる「厚労省運用 LIFE マニュアル一覧」や説明動画を改めて紹介しました。
また、問い合わせ窓口も状況に応じて案内しています。移行作業前の事業所・施設は「厚労省運用 LIFE ヘルプデスク」、移行作業が完了した事業所・施設は「国保中央会運用 LIFE ヘルプデスク」が対応します。
なお、いずれのヘルプデスクも電話での問い合わせには対応していません。
さらに、LIFEへの初回ログインには介護電子請求受付システムのID・パスワードが必要です。電子証明書の導入に関する問い合わせは、「介護情報基盤ポータル」で受け付けています。
期限内の移行完了に向けて早めの確認を
今回の通知は、新たな制度改正ではなく、LIFEの運営主体変更に伴う移行作業が未完了の事業所・施設へ向けた再度の周知です。
LIFEへのデータ提出は、科学的介護推進体制加算をはじめとする各種加算の算定要件となるため、移行作業が完了していない場合は加算算定に影響する可能性があります。
移行期間は2026年7月31日まで(Vol.1504)です。対象となる事業所・施設は、マニュアルや説明動画、各ヘルプデスクを活用しながら、自施設の対応状況を確認し、期限内に必要な手続きを完了させることが重要です。
参照元:厚生労働省 介護保険最新情報Vol.1512「公益社団法人国民健康保険中央会運用LIFEへの移行に係る再度の周知について」(令和8年6月18日)、介護保険最新情報Vol.1504「公益社団法人国民健康保険中央会による LIFE に係る 説明会動画の公開について(情報提供)」(令和8年5月22日)

介護現場の「伴走者」。豊富な相談実績から、最適な選択肢を提案します。
介護老人保健施設(老健)や特別養護老人ホーム(特養)での相談援助職を経て、現在は多角的な視点から介護支援を行う。社会福祉士・精神保健福祉士・ケアマネジャーの3つの資格を保持し、制度の裏側から現場のリアルまでを熟知。これまで数多くの家族の悩みに向き合ってきた経験から、読者の「今、どうすればいい?」に対する的確な解決策を提示します。
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