NPO法人Ubdobeは2026年7月9日、千葉県から委託を受けて実施する「令和8年度 千葉県介護の未来案内人事業」において、県内の小学校・中学校・高等学校・特別支援学校などを対象とした訪問授業の実施校を募集していることを発表しました。
すでに複数の学校から応募が寄せられており、今後県内各地で順次授業を実施する予定です。
現役介護職による講義やボードゲームを活用した体験型授業を通じて、介護の仕事や高齢者への理解を深めることを目的とした取り組みです。
昨年度は参加した児童・生徒の介護への関心が大きく高まった結果も報告されており、将来の介護人材確保に向けた教育施策として期待されています。
現役介護職が介護の魅力を直接伝える授業を実施
「介護の未来案内人事業」では、介護施設などで働く現役介護職が学校を訪問し、仕事内容や仕事のやりがい、現場での経験などを自身の言葉で伝えます。
授業は講義型に加え、ボードゲーム「100歳の同級生(クラスメイト)」を使った体験型授業も用意。
このボードゲームは、同級生がある日いきなり100歳のお年寄りになったという設定のもと、日常生活で生じるさまざまな困りごとにチームで向き合い、解決策を話し合っていく内容です。
遊びながら高齢者の暮らしや介護の必要性を自然に学べる仕組みになっています。介護職と直接交流する機会が少ない児童・生徒にとって、介護を身近な仕事として考えるきっかけになることが期待されています。
昨年度は約842人が参加 介護への関心は約2〜3倍に
令和7年度は、講義型授業9校473人、ボードゲーム型授業6校369人の合計15校約842人が参加しました。アンケートでは、講義型授業で「介護の仕事に興味がある」と回答した割合が32.1%から71.0%へ増加(約2倍)。
また、ボードゲーム型授業では「介護の仕事にとても興味がある」と回答した割合が8.4%から24.5%へ増加(約3倍)という結果になっています。
プレスリリースによると、参加した生徒からは「介護のイメージが変わった」「将来の仕事として考えてみたい」といった声も寄せられており、介護への理解や職業意識の向上につながる傾向がみられたようです。
編集部より
介護人材の不足が課題とされる中、子どもの頃から介護に触れる機会を設けることは、将来の人材確保だけでなく、地域全体で高齢者を支える意識を育むうえでも意義のある取り組みといえるでしょう。
介護を身近な職業として定着させるには、こうした学びの機会を継続的に広げていくことも重要になりそうです。
介護を「大変な仕事」というイメージだけでなく、人と関わる喜びや社会的な役割まで伝えられる機会が今後さらに広がることを期待したいところです。
参照元:プレリリース
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