ロボット掃除機導入で介護現場に変化 4施設すべてが「清掃時間を削減」と回答

ロボット掃除機導入で介護現場に変化 4施設すべてが「清掃時間を削減」と回答を表す画像

2026年7月14日、AIスマート家電ブランド「MOVA」を展開するSpacewalker TechnologyJapan株式会社は、介護施設を対象に実施した「クリーンケアプロジェクト」の実証トライアル結果を公表しました。

参加した4施設すべてが清掃業務の負担軽減を実感し、継続利用を希望したと回答しています。介護人材不足が続く中、テクノロジーを活用した業務効率化の可能性がうかがえる結果となりました。

全施設で清掃時間を削減 生まれた時間はケア業務へ

今回のトライアルは2026年4~5月に介護施設4拠点で実施され、ロボット掃除機「MOVA S10 Plus」を計5台設置。

約1か月間運用した後、各施設の管理者計4名を対象にアンケートが行われました(調査時期:2026年6月)。

『清掃業務の負担は軽減されたと感じますか?』のアンケート結果を示す棒グラフ。『そう思う』が4施設(100%)で全施設が負担軽減を実感。右側の『どの業務の負担軽減につながりましたか?』では『床掃除(100%)』が最多で、『モップがけ(50%)』『巡回清掃(50%)』と続くデータ。

調査では、4施設すべてが清掃業務の負担軽減を実感し、5段階評価で最高評価となりました。特に床掃除のほか、モップがけや巡回清掃の効率化につながったと回答しています。

『清掃にかける時間はどの程度変化しましたか?』のアンケート結果を示す棒グラフ。4施設すべて(100%)が『大幅に減った』と回答。右側の『1日あたりどの程度の時間削減につながりましたか?』でも、全施設が『10〜30分程度削減された』と回答しているデータ。

また、全施設が「清掃時間が大幅に減った」と回答し、1日あたり10~30分程度の時間を削減できたようです。

『ロボット掃除機の導入により、利用者と向き合う時間が増えたと感じますか?』のアンケート結果を示す棒グラフ。『そう思う(75%)』と『ややそう思う(25%)』で全施設が肯定。右側の『削減された時間で行った業務』では『記録業務(100%)』のほか、『利用者とのコミュニケーション』『見守り・巡回』『レクリエーション準備・実施』(各75%)が上位のデータ。

削減された時間は、4施設すべてで記録業務に活用されていました。

さらに一部の施設では、利用者とのコミュニケーションや見守り・巡回、レクリエーションの準備・実施など、介護サービスに直接関わる業務にも充てられていました。

『ロボット掃除機を今後も継続して利用したいと思いますか?』のアンケート結果を示す棒グラフ。4施設すべて(100%)が『そう思う』と回答。右側の『他の介護施設にもおすすめしたいと思いますか?』でも、『そう思う(75%)』『ややそう思う(25%)』を合わせ、推奨意向100%となっているデータ。

今後も継続して利用したいとの回答は100%となり、他施設への推奨意向についても全施設が高く評価しているとしています。

編集部より

今回の結果は4施設(回答者計4名)を対象とした企業の実証トライアルによるものであり、限られた規模の調査ではありますが、介護職員が清掃ではなく利用者対応や記録業務に時間を充てられた点は注目できます。

人手不足が続く介護現場では、こうした業務を補うテクノロジーの活用が今後さらに広がるかもしれません。

参照元:プレスリリース

ススメちゃん右

執筆者紹介

介護の不安を「安心」に変える情報サイト 介護のススメ編集部
ケアマネジャーや社会福祉士など、介護現場の最前線を知る専門家チームが監修・執筆しています。40代から始まる親の介護や、仕事との両立、介護保険制度の複雑な仕組みを、どこよりも分かりやすく、正確に解説。介護に携わるすべての方の「今、知りたい」に寄り添った解決策をお届けします。

人気コラム