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高齢者にとって肺炎は重症化しやすく、命に関わる重大な感染症です。特に肺炎球菌が原因となる肺炎は発症リスクが高く、予防接種によって重症化を防ぐことが期待されています。ただし、すべての肺炎を予防するものではありません。
江東区では令和8年度も定期接種制度を実施していますが、その対象や費用には明確な基準があります。ここでは制度の概要と注意点を整理していきましょう。
目次
この記事でわかること
- 令和8年度の江東区における高齢者肺炎球菌予防接種の対象者と、経過措置終了後の条件
- 接種費用の区分(生年月日による違い)と自己負担が免除されるケース
- 接種の流れや期間、再接種時の副反応リスクなど押さえておくべき注意点
定期接種の対象者
令和5年度で対象拡大の経過措置は終了し、令和6年度以降は 原則65歳の方のみが対象です。対象者は以下のとおりですが、過去に一度でも接種歴がある方は定期接種の対象外となりますためご注意ください。
※原則65歳の方が対象ですが、60歳以上65歳未満で一定の障害がある方は対象となります。
| 65歳の方 | 60歳以上65歳未満で特定の障害がある方 |
|---|---|
| 公費、自費に関わらず、これまでに肺炎球菌ワクチンを一度も接種していない場合に限り対象。 | 身体障害者手帳1級を持ち、心臓・腎臓・呼吸器の機能障害またはヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能の障害がある場合。 ※59歳の方は、60歳になってから接種してください。 |
接種の流れ
接種の流れについては、以下のとおりです。
- 65歳の方には誕生月下旬に予診票が送付されます。江東区実施医療機関に予約のうえ、予診票を持って接種してください。
- 障害のある方や東日本大震災で江東区に避難している方は、保健所に申し込みが必要となります。
- 東京23区内の指定医療機関でも接種可能ですが、事前に医療機関所在地の保健所等へ確認が必要です。※令和8年度の高齢者肺炎球菌予防接種実施医療機関名簿については準備中です。
接種期間と回数
65歳の誕生日前日から66歳の誕生日前々日までに1回・プレベナー20を接種します。
接種費用
- 誕生日が昭和35年4月2日~昭和36年4月1日までの方は4,000円
- 誕生日が昭和36年4月2日以降の方は5,500円
- 生活保護受給者・中国残留邦人等支援給付者は自己負担免除
接種に関する注意点
接種に関する注意点として、以下の4つがありますため必ずご確認ください。
- 指定医療機関以外で接種した場合は全額自己負担。助成は受けられません。
- 定期接種として公費助成が適用されるのは 65歳時の1回のみです。
- 65歳以外の方は、定期予防接種としての接種はできません。
- 過去に肺炎球菌ワクチンを接種した方は定期接種の対象外です。再接種は可能ですが全額自己負担となり、5年以内の接種がある場合は副反応のリスクが高まるため、事前に主治医へご相談ください。
※対象者を拡大する経過措置は令和5年度で終了しました。
接種を検討される方へ
高齢者の肺炎球菌予防接種は、肺炎の重症化を防ぐ大切な制度です。接種を希望する方は、予診票の確認や予約を早めに行い、安心して健康を守る一歩を踏み出しましょう。
参照元:江東区 令和8年度 高齢者用肺炎球菌予防接種(定期接種)

執筆者紹介
介護現場の「伴走者」。豊富な相談実績から、最適な選択肢を提案します。
介護老人保健施設(老健)や特別養護老人ホーム(特養)での相談援助職を経て、現在は多角的な視点から介護支援を行う。社会福祉士・精神保健福祉士・ケアマネジャーの3つの資格を保持し、制度の裏側から現場のリアルまでを熟知。これまで数多くの家族の悩みに向き合ってきた経験から、読者の「今、どうすればいい?」に対する的確な解決策を提示します。





