高齢化が進む中で、認知症は誰にとっても身近なテーマとなっています。地域で安心して暮らし続けるためには、本人や家族だけでなく、周囲の理解と支えが欠かせません。
武蔵野市では、その理解を広げる取り組みとして「認知症サポーター養成講座」を実施しています。
本記事では、令和8年度の年間予定を中心に、申し込みの流れや注意点について詳しく解説します。
目次
この記事でわかること
- 武蔵野市で開催される令和8年度・認知症サポーター養成講座の年間スケジュールと各回の日時・会場
- 出前講座の申し込み条件や利用時の注意点
- 講座の内容や受講後にもらえるサポーターカード・オレンジバッジについて
認知症サポーター養成講座とは
認知症サポーター養成講座とは、認知症の基礎知識や接し方のポイントを学び、地域での見守りや支え合いにつなげるための入門講座です。
認知症は、誰にとっても身近な病気であり、今後さらに増加していくことが見込まれています。そのため、特別な専門職だけでなく、地域で暮らす一人ひとりが正しい知識を持つことが重要です。
講座では、認知症の症状や原因といった基本的な内容に加え、認知症のある方への適切な関わり方や、日常生活の中でできる配慮について学びます。受講後は「認知症サポーター」となります。自分のできる範囲で見守りや声かけなどの支援につなげていくことが重要です。
なお、受講者には「認知症サポーター」の証として「サポーターカード」や「オレンジバッジ」が配布されます。こうした取り組みを通じて、認知症のある方やその家族が安心して暮らせる地域づくりが進められています。
【令和8年度】認知症サポーター養成講座の開催スケジュール
令和8年度は、年間を通じて全7回にわたり認知症サポーター養成講座が開催される予定です。いずれの回も約90分程度で、参加費は無料です。平日の日中だけでなく、夜間や土曜日の開催も含まれており、ライフスタイルに合わせて参加しやすいスケジュールとなっています。
| 日程 | 時間 | 会場 | |
|---|---|---|---|
| 第1回 | 5月20日(水) | 14:00~15:30 | 武蔵野商工会館 |
| 第2回 | 7月24日(金) | 14:00~15:30 | 武蔵野プレイス |
| 第3回 | 9月9日(水) | 18:30~20:00 | 武蔵野商工会館 |
| 第4回 | 11月13日(金) | 13:30~15:00 | 吉祥寺ナーシングホーム |
| 第5回 | 12月8日(火) | 14:00~15:30 | 武蔵野プレイス |
| 第6回 | 1月30日(土) | 14:00~15:30 | 芸能劇場 |
| 第7回 | 3月4日(木) | 14:00~15:30 | 高齢者総合センター |
各回の申し込みについては、武蔵野市の市報(広報むさしの)に掲載されます。募集開始の時期は回ごとに異なるため、市報の発行スケジュールもあわせてご確認ください。
特に、9月の回は夜間、1月の回は土曜日に開催されるため、仕事や家庭の都合で平日昼間の参加が難しい方でも受講しやすい点が特徴です。また、市内の複数の会場で開催されるため、通いやすい場所を選べるのも大きなメリットといえるでしょう。
なお、開催スケジュールについての詳細は、「令和8年度認知症サポーター養成講座」のページもご確認ください。
出前講座の活用方法とポイント
認知症サポーター養成講座は、定期開催のほかに「出前講座」としても受講することができます。地域のグループや職場単位で申し込みができるため、より身近な環境で学べるのが特徴です。
出前講座の基本概要
- 対象:市民、学校、企業・団体など
- 人数:5名以上で申し込み可能
- 時間:約90分
- 費用:無料
- 会場:市内で申し込み者側が用意
講座では、認知症の基礎知識や接し方のポイントを中心に、実生活に活かせる内容が学べます。
利用時に押さえておきたい注意点
出前講座は便利な仕組みですが、いくつかの条件があります。
- 申し込みは希望日の30日前までが原則
- 講師は「キャラバン・メイト」が派遣(専門研修を修了した講師)
介護サービス事業の従事者も受講対象ですが、事業者が従事者に対して行う職員研修等として位置づけることはできません。また、受講料が有料となる研修・講習等のプログラム内やそのオプション企画として実施することもできませんのでご注意ください。
また、日時については平日の日中が基本となりますが、状況によっては時間外の対応も相談可能です。
まずは身近な一歩から支え合いの地域づくりへ
認知症サポーター養成講座は、専門職でなくても誰でも参加できる身近な学びの場です。約90分という短時間で、認知症の基礎知識や接し方のポイントを理解できるため、はじめて学ぶ方でも無理なく参加できます。
令和8年3月時点での受講者数は22,872人にのぼり、市民のおよそ6.5人に1人が認知症サポーターとなっています。この結果は、認知症への理解の広がりと、地域で支え合う意識の定着を表しているといえるでしょう。
まずは年間スケジュールを確認し、参加しやすい回を見つけることから始めてみてください。一人ひとりの理解と行動が、認知症になっても安心して暮らせる地域づくりにつながっていきます。
参照元:武蔵野市 認知症に関する啓発活動認知症サポーター養成講座、令和8年度認知症サポーター養成講座

執筆者紹介
「福祉現場の架け橋」として、20年の経験から心に寄り添うヒントを。
介護福祉士および保育士として、高齢者介護から障がい福祉、保育まで、世代を問わず20年以上福祉の最前線に携わる。現場での豊富な実践経験を活かし、単なる制度解説に留まらない「介護する側・受ける側」双方の気持ちに寄り添った発信が持ち味。複雑な介護保険制度も、家族の視点に立って分かりやすく紐解きます。





