入院中に紙おむつが必要になると、毎月の費用負担が大きくなりがちです。特に長期入院の場合、おむつ代は家計への負担となり、ご本人だけでなくご家族にとっても悩みのひとつとなります。
中野区では、医療機関に入院中で常時おむつを必要とする方を対象に、「おむつサービス(おむつ費用の助成)」を実施しています。この制度を利用すると、入院中にかかったおむつ代について、月額6,000円を上限に助成を受けることが可能です。
この記事では、中野区のおむつ費用助成制度について、対象者や助成額、申請方法、利用時の注意点などをわかりやすく解説します。
目次
この記事でわかること
- 中野区のおむつ費用助成の対象者と所得要件
- 月額6,000円を上限とした助成額の仕組み
- 申請窓口と利用開始までの流れ
おむつサービス(おむつ費用の助成)とは
おむつサービス(おむつ費用の助成)は、医療機関に入院しており、常時紙おむつを必要とする方に対して、おむつ代の一部を助成する制度です。
病院によっては紙おむつの持ち込みができず、病院指定のおむつを購入しなければならない場合があります。そのため、在宅で利用できる紙おむつの現物支給制度を利用できないケースも少なくありません。
この制度では、利用者が一度おむつ代を支払い、その後、領収書を添えて請求することで助成を受けられます。助成金は口座振替により支給され、3か月ごとにまとめて請求します。
なお、同じ月に「紙おむつの支給」と「おむつ費用の助成」を重複して利用することはできません。
紙おむつの支給についての詳細は、「紙おむつの支給」のページをご確認ください。
対象となる方
対象となるのは、中野区内に住所があり、医療機関に入院中で常時おむつを必要とする方です。
ただし、次の方は対象外となります。
- 介護老人保健施設に入所している方
- 介護医療院に入所している方
- 特別養護老人ホームに入所している方
- 障害者支援施設等に入所している方
- 生活保護受給者
- 中国残留邦人等支援給付受給者
65歳以上の高齢者
次のすべての条件を満たす方が対象です。
- 65歳以上
- 医療機関に入院中で常時おむつを必要としている
- 世帯全員がそれぞれ合計所得金額350万円未満
なお、所得判定に使用する年は申請時期によって異なります。
- 1月~6月に申請する場合:前々年の所得
- 7月~12月に申請する場合:前年の所得
要介護認定の有無は問われません。
障害のある方
次のすべての条件を満たす方が対象です。
- 3歳以上
- 医療機関に入院中で常時おむつを必要としている
- 次のいずれかの手帳を所持している
対象となる障害区分は以下のとおりです。
- 身体障害者手帳1級または2級
- 精神障害者保健福祉手帳1級または2級
- 愛の手帳1度または2度
助成額
助成額は、実際に支払ったおむつ代のうち、月額6,000円を上限として支給されます。
例えば、
- おむつ代が月4,000円の場合:4,000円を助成
- おむつ代が月6,000円の場合:6,000円を助成
- おむつ代が月8,000円の場合:上限額の6,000円を助成
となります。
長期入院による経済的負担の軽減につながる制度です。
サービス開始時期
月末の締切日までに申請された分について、翌月から助成が開始されます。月末の締切日までに申請した場合、翌月分から助成対象です。
なお、締切日が土曜日・日曜日・祝日にあたる場合は、その直前の平日が締切日となります。
また、申請前の期間にさかのぼって助成を受けることはできません。
相談・申請窓口
65歳以上の方
担当区域の地域包括支援センターで相談・申請を受け付けています。
詳細は、「担当区域の地域包括支援センター」のページをご確認ください。
障害のある方
障害福祉課(区役所3階5番窓口)で受け付けています。
- 電話:03-3228-8956
- FAX:03-3228-5662
中野区のおむつ費用助成で入院中の経済的負担を軽減
中野区のおむつサービス(おむつ費用の助成)は、医療機関に入院中で常時おむつを必要とする高齢者や障害者を対象に、おむつ代を月額6,000円まで助成する制度です。
特に長期入院では、おむつ代の負担が積み重なりやすいため、対象となる方にとって心強い支援制度といえるでしょう。
ただし、助成は申請した翌月から開始され、さかのぼって利用することはできません。利用を検討している場合は、地域包括支援センターや障害福祉課へ早めに相談し、必要な手続きを進めることをおすすめします。
参照元:中野区 おむつサービス(おむつ費用の助成)、紙おむつの支給、担当区域の地域包括支援センター

執筆者紹介
「福祉現場の架け橋」として、20年の経験から心に寄り添うヒントを。
介護福祉士および保育士として、高齢者介護から障がい福祉、保育まで、世代を問わず20年以上福祉の最前線に携わる。現場での豊富な実践経験を活かし、単なる制度解説に留まらない「介護する側・受ける側」双方の気持ちに寄り添った発信が持ち味。複雑な介護保険制度も、家族の視点に立って分かりやすく紐解きます。
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