2026年3月13日、株式会社NEXERは社会福祉法人晋栄福祉会と共同で「介護職で悩んだこと・大変だったことに関する調査」を実施し、結果を公表しました。調査では、回答した介護職経験者の7割が身体的な負担について不安を感じたことがあるという結果になっているようです。
こうした不安が離職や転職のきっかけになっている点から、負担軽減の取り組みが人材定着の鍵になると受け止められます。
介護職の負担と離職への影響

本調査では「悩んだことや大変だったことがある」と回答した人は70.0%にのぼり、そのうち「体力的な負担」が71.4%、「精神的ストレス」が57.1%と高い割合を占めています。
また別の設問では、腰痛や転倒事故、ケガなど身体的な負担について不安を感じたことがある人も70.0%にのぼっており、身体面の負担が大きな課題となっているようです。
さらに、身体的な不安を感じた人のうち「退職や転職を考える大きな要因になった」との回答は38.1%で、「仕事を続けるか迷う原因になった」を含めると57.1%に達しており、負担がキャリア選択に影響している実態がうかがえます。
設備と技術による負担軽減の可能性

一方で、身体的な不安を感じた人のうち、リフトやスライディングボード、ノーリフティング介護などにより47.6%が身体的負担の軽減を実感したと回答。設備や介助技術の違いが、働きやすさに大きく影響している状況が示されています。
環境整備が人材定着の鍵に
今回の調査はサンプル数が限られているものの、身体的負担が離職要因となり得る傾向が示されています。人材確保が課題となる中で、負担軽減のための設備導入や技術教育の充実が、継続して働ける環境づくりにつながるといえるでしょう。
編集部より
介護人材の確保には、待遇改善に加え、身体的負担を減らす具体的な取り組みが不可欠です。現場の負担を軽減する視点を持つことが、持続可能な介護体制の構築につながるといえるでしょう。
参照元:株式会社NEXERと社会福祉法人晋栄福祉会による調査「介護職で悩んだこと・大変だったこと」に関する調査、社会福祉法人晋栄福祉会、データで見る介護職の本音:7割が不安を感じる「ケガ・事故」をどう防ぎ、キャリアを守るか
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