介護現場の“食事負担”が深刻化|7割超が「ケアに支障」、最多は食事介助

介護現場の“食事負担”が深刻化|7割超が「ケアに支障」、最多は食事介助を表す画像

2026年5月13日、株式会社NEXERは、高齢者施設・福祉施設向け調理済み食品「pocher(ポシェ)」と共同で実施した「介護施設における食事提供業務の負担実態に関する調査」の結果を公表しました。

調査では、介護施設で働いた経験のある50人のうち、72%が「食事提供業務はケアに支障をきたすほど多い」と回答しています。

介護現場では、人手不足や業務負担の大きさが課題となっていますが、今回の調査では「食事」が現場スタッフにとって大きな負担になっている実態が見えてきたようです。

特に、誤嚥リスクへの対応や個別ケアを伴う“食事介助”の重さが浮き彫りとなりました。

「食事介助」が最大の負担に

横棒グラフ。『勤務していた(している)施設での食事提供は、どのような方式でしたか?』という質問(n=50)への回答。最も多いのが『施設内で調理する直営方式』で70.0%(オレンジ色で強調)。次いで『外部業者への委託』24.0%、『調理済み食品の活用』2.0%、『その他』4.0%となっている。右下には食事介助のイラストと『NEXER INC.』のロゴが配置されている。

調査によると、施設での食事提供方式は「施設内で調理する直営方式」が70%で最多でした。

横棒グラフ。『食事提供に関わる業務の中で、特に負担が大きいと感じた作業は何ですか?』という質問(n=50)への回答。最も多いのが『食事介助』で36.0%(オレンジ色で強調)。次いで『献立作成』14.0%、『配膳』10.0%、『調理』8.0%、『後片付け・洗浄』8.0%などと続く。右下には食事介助をするスタッフのイラストと『NEXER INC.』のロゴが配置されている。

また、負担が大きい業務として最も多く挙がったのは「食事介助」で36%。回答者からは「自分で食べられない高齢者が多く手が回らない」「誤嚥に気を遣う」といった声が寄せられています。

食事介助は、利用者ごとの嚥下状態や食事制限を把握しながら安全に進める必要があります。複数人を同時に介助する場面もあり、精神的な負担も大きい業務といえそうです。

編集部より

今回の調査は回答数50件と大規模ではないものの、「食事」が介護現場の大きな負担になっている実感は、多くの現場で共通しているテーマかもしれません。

特に食事介助は、事故防止と利用者の尊厳保持を両立する必要があり、身体的・精神的な負荷が高い業務です。今後は単なる省力化ではなく、「人にしかできないケア」に職員が集中できる環境づくりが重要になりそうです。

参照元:株式会社NEXERとpocher(ポシェ)による「介護施設における食事提供業務の負担実態に関する調査」 ・pocher(ポシェ)公式サイト調査詳細記事

ススメちゃん右

執筆者紹介

介護の不安を「安心」に変える情報サイト 介護のススメ編集部
ケアマネジャーや社会福祉士など、介護現場の最前線を知る専門家チームが監修・執筆しています。40代から始まる親の介護や、仕事との両立、介護保険制度の複雑な仕組みを、どこよりも分かりやすく、正確に解説。介護に携わるすべての方の「今、知りたい」に寄り添った解決策をお届けします。

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