2026年7月1日、川西市は、高齢者等あんしん支援センター「まるっと」を開設しました。
介護や障がい、生活困窮など複数の課題を抱える高齢者や家族を地域全体で支えるため、地域包括支援センターや社会福祉協議会などが連携する新たな相談支援体制です。
高齢化に伴い相談内容が複雑化するなか、必要な支援へ円滑につなぐ仕組みとして期待されます。
複雑な相談に対応する「まるっと」がスタート
川西市は7月1日、キセラ川西プラザ福祉棟1階の社会福祉協議会内に、高齢者等あんしん支援センター「まるっと」を開設しました。
近年は、高齢者本人の介護だけでなく、同居家族の障がいや経済的な問題、地域との関係性など、複数の課題が複雑に絡み合うケースが増えています。
「まるっと」は、こうした複雑で専門的な支援が必要な相談について、各地域包括支援センターや民間事業者などと連携しながら対応し、適切な支援機関へ迅速につなぐ役割を担います。
「どこへ相談すればいいか分からない」を解消へ
これまで川西市では、複数の困りごとが重なる場合、相談内容によって担当部署が異なるため、結果として複数の窓口をたらい回しにされるケースもありました。
今後は、日常的な介護や生活相談は各地域包括支援センターが担当し、相談先が分からない場合や複合的な課題を抱えるケースは「まるっと」が一括して対応します。
社会福祉協議会は、障がい者支援や生活困窮者支援、成年後見制度、民生委員・児童委員、地区福祉委員、ボランティア活動など幅広い地域資源とのネットワークを持っています。
これらを生かし、様々な困りごとを地域全体でまるごと受け止め、必要な支援へとつなぐことが狙いです。
また、2026年度末をもって中央地域包括支援センターの相談窓口機能は廃止され、その役割は「まるっと」へ引き継がれる予定です。
地域の連携力が問われる時代に
介護現場では、高齢者本人だけでなく家族や生活環境を含めた支援が求められる場面が増えています。
相談窓口を分かりやすくし、多機関が連携する体制は、利用者の負担軽減だけでなく、支援の質の向上にもつながるでしょう。
地域全体で課題を受け止める川西市の取り組みは、今後の地域包括ケアのモデルの1つとして注目されます。
編集部より
介護や福祉の課題は年々複雑化しており、1つの機関だけで解決することは難しくなっています。
相談の入り口を明確にし、関係機関が連携して支援する仕組みは、利用者の安心感を高めるだけでなく、支援の漏れを防ぐことにもつながるでしょう。
川西市の取り組みが今後どのような成果を上げるのか、継続的に注目したい事例です。
参照元:プレリリース
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