2026年4月27日、株式会社Speeeは「介護施設入居後の後悔・改善要望に関する体験談分析」を行い、結果を公表しました。
調査では、入居後に約2人に1人が何らかの不満や後悔を抱えているという結果に。入居後の生活の質に直結する課題が多く挙がっており、施設選びにおいて事前に把握すべきポイントの重要性が改めて示唆されます。
入居後の満足度は二分、約半数が改善要望あり

本調査は、介護施設の口コミサイトに掲載された体験談1,565件のうち、改善要望などの回答があった1,484件を、専任インタビュワーによる電話取材(1件あたり20~30分)をもとに分析したものです。
その結果、「特に後悔はない」が52.7%である一方、「改善要望・後悔あり」が47.3%と、満足と不満が分かれる状況となっているようです。
一定の満足度はあるものの、約半数が何らかの課題を感じている点は見逃せません。
人手不足・食事・費用など“日常の質”が課題に

後悔ポイントの上位には、「スタッフの人手不足・夜間ケアの頻度」(17.5%)、「食事の内容・量・食形態への不満」(17.4%)が挙げられ、僅差で並びました。
続いて「費用の高さや追加費用の不透明感」(12.9%)、「面会制限」(12.7%)が続き、上位4項目で後悔ポイント全体の約6割を占めています。
これらはいずれも、実際に生活してみないと見えにくい点であり、入居前の見学だけでは把握が難しい要素といえるでしょう。
情報共有の不足が家族の不安につながる可能性
5位以降では、「外出やレクリエーションの機会不足」「施設からの情報共有不足」「医療対応への不安」などが挙がっています。
特に、日常の様子や変化が家族に十分伝わらないことは、安心感の低下につながりやすく、入居者本人だけでなく家族側の心理的負担にも影響すると考えられるでしょう。
施設選びで求められる“見えにくい情報”への視点
今回の結果からは、設備や立地といった分かりやすい条件だけでなく、「人員体制」「食事の質」「費用の内訳」「情報共有の仕組み」といった日常運営の中身が満足度に大きく影響していることがうかがえます。
調査は特定サービスの体験談に基づくものではあるものの、入居後に感じやすい課題を具体的に示している点は参考になるでしょう。事前に確認できる情報をどこまで深く把握できるかが、ミスマッチ防止の鍵になりそうです。
編集部より
介護施設選びでは「入ってから分かること」が多いのが実情です。ケアマネジャーや事業者は、利用者・家族が不安を感じやすいポイントをあらかじめ丁寧に説明し、情報の透明性を高めることが求められます。
見学時には、職員体制や食事内容、追加費用の有無、日常の情報共有方法などを具体的に確認することが、納得できる選択につながるといえるでしょう。
参照元:プレリリース
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