高齢化の進展に伴い、医療と介護の両方を必要とする高齢者が増えています。こうした中で重要になるのが、関係機関同士のスムーズな連携です。
足立区では、地域の医療機関や介護事業所の連携を支援するため、「在宅療養支援窓口」を設置しています。
本記事では、その役割や相談内容、利用方法について、介護現場の視点からわかりやすく解説します。
目次
この記事でわかること
- 足立区在宅療養支援窓口の役割と、対応している相談内容
- 窓口の場所・受付時間・電話番号などの利用方法
- 区民の相談先である地域包括支援センターとの違い
医療と介護の連携を支える「在宅療養支援窓口」
在宅療養支援窓口は、医療・介護関係者を対象とした専門相談窓口です。設置場所は、すこやかプラザあだち3階の「医療と介護の連携・研修センター内」です。
この窓口では、医療と介護の両方を必要とする高齢者が、住み慣れた地域で安心して生活できるよう、包括的かつ継続的に在宅医療・介護が提供される体制づくりを進めています。
どんな相談ができる?現場ニーズに応じた幅広い対応
在宅療養支援窓口では、医療・介護関係者からのさまざまな相談に対応しています。
代表的な内容は以下の通りです。
- 往診や訪問診療をしてくれる医師を紹介してほしい
- 今後の療養先の相談に乗ってほしい
- 入院先や入所先を紹介してほしい
これらに限らず、現場で生じる個別ケースについても、在宅療養支援コーディネーターが対応します。複雑なケースや判断に迷う場面でも、第三者的な視点で助言を受けられる点が特徴です。
利用方法と基本情報|予約不要で相談可能
相談は予約不要で、電話または来所で受け付けています。現場の急な相談にも対応しやすい体制が整えられています。
- 場所:すこやかプラザあだち3階医療と介護の連携・研修センター内
- 受付時間:月曜日〜金曜日8:30〜17:00(祝日・年末年始を除く)
- 電話番号:03-6807-1219
- 相談体制:在宅療養支援コーディネーター(非常勤)5名
迅速な対応が求められる医療・介護の現場において、こうした「すぐに相談できる窓口」の存在は非常に重要です。
区民からの相談先は「地域包括支援センター」
なお、この窓口は医療・介護関係者向けのため、一般の区民からの相談は受け付けていません。区民の方やそのご家族が相談したい場合は、各地域に設置されている「地域包括支援センター」が窓口となります。役割の違いを理解しておくことで、スムーズな相談につながります。
足立区の地域包括支援センターの詳細は、「地域包括支援センター(ホウカツ)のご案内」のページをご確認ください。
情報発信にも注目|窓口通信「つむぎ」
在宅療養支援窓口では、情報発信の一環として「窓口通信つむぎ」を発行しています。
この通信では、実際の相談事例や地域の取り組み、医療・介護連携のポイントなどが紹介されており、現場の実務に役立つ内容がまとめられています。特に、多職種連携のヒントや地域資源の活用事例は、日々の業務改善にもつながる有益な情報源といえるでしょう。
窓口通信つむぎは、「足立区在宅療養支援窓口について」のページから閲覧ができます。
連携強化の要となる専門窓口
足立区在宅療養支援窓口は、医療と介護をつなぐ“ハブ”として機能する重要な存在です。特に、在宅療養を支えるうえで欠かせない多職種連携の支援において、その役割は今後さらに重要になると考えられます。
現場で対応に迷ったときや、関係機関との調整が必要な場面では、こうした専門窓口を積極的に活用することが、より質の高い支援につながります。
参照元:足立区 足立区在宅療養支援窓口について、地域包括支援センター(ホウカツ)のご案内

執筆者紹介
「福祉現場の架け橋」として、20年の経験から心に寄り添うヒントを。
介護福祉士および保育士として、高齢者介護から障がい福祉、保育まで、世代を問わず20年以上福祉の最前線に携わる。現場での豊富な実践経験を活かし、単なる制度解説に留まらない「介護する側・受ける側」双方の気持ちに寄り添った発信が持ち味。複雑な介護保険制度も、家族の視点に立って分かりやすく紐解きます。





