2026年2月20日、医療法人社団しろひげファミリーは、江戸川区初となる共生型・看護小規模多機能型居宅介護(看多機)施設「おうちがいいけど…しろひげステイ」を2026年3月1日に開設することを発表しました。高齢者、障がい者、就労困難者など、あらゆる主体を「途切れない支援」で包み込む、全国でも珍しい挑戦が始まります。
なぜ今、看多機が必要なのか
厚労省の意識調査(2018年)では約7割が「自宅で最期を迎えたい」と回答する一方、実際に在宅で亡くなった方は全体の17%(2023年)にとどまりました。「家族に負担をかけたくない」という不安が在宅療養の大きな壁となる中、通い・泊まり・訪問を一体的に提供できる看多機への需要は高まっています。
しかし、その数は全国でも1,074件、都内ではわずか72件、江戸川区内では2件(いずれも2025年7月時点)と、社会の需要に対して地域資源が追いついていないのが現状です。
1.医療ニーズと「家族の負担」を解消する看多機
看多機は、訪問看護・介護、デイサービス、ショートステイを一体的に提供するサービスです。
在宅生活の強い味方
約7割が「自宅で最期を迎えたい」と願いながら、家族への負担を懸念して断念する現状に対し、24時間365日体制で「通い・泊まり・訪問」を柔軟に組み合わせ、住み慣れた家での生活を支えます。
高い専門性
年間1,500名の訪問診療実績を持つ「しろひげ在宅診療所」との連携により、人工呼吸器管理や疼痛管理、看取りケアなど、高度な医療的ケアを生活の場で受けることが可能です。
2.枠組みを超えた「共生型」と就労支援の融合
本施設は、制度の枠(介護・障がい)を超えて多様な人々を受け入れる「共生型」を掲げています。
江戸川区初の取り組み
重症高齢者だけでなく、難病患者や障がい者、ひきこもり状態にある方などを受け入れ、人生の各プロセスを切れ目なく支援します。なお、同施設内では2026年5月に生活介護および短期入所のサービスも開始予定で、看多機と合わせてより包括的な支援体制が整う見込みです。
「働く」までを支える
同エリア内の障がい者就労支援施設「ひげぞ~のおいもとコーヒーファクトリー」等と連携。日常生活のサポートにとどまらず、本人の希望と状態の変化に合わせて「働くこと」までを幅広く支援する、全国でも珍しい連動型運営を行います。
内覧会・施設概要
- 内覧会日時:2026年2月25日(水)~27日(金) 10:00〜15:00(1時間ごと・毎正時00分開始のご案内)
- 事業説明会日時:内覧会と同日の11:00または14:00より
- 会場:おうちがいいけど…しろひげステイ(東京都江戸川区江戸川6-32-7)
- 参加方法:しろひげ在宅診療所公式サイトからのお申し込み、または現地へお越しください
- 注意事項:駐車場はありません。近隣コインパーキングまたは公共交通機関をご利用ください。
編集部より
看多機そのものが全国でも1,074件、都内ではわずか72件(いずれも2025年7月時点)と希少な中、障がい者就労支援まで一気通貫で連動させる本モデルは、地域の福祉インフラを劇的に変える可能性を秘めています。特に「障がい者が65歳を超えても慣れ親しんだ場所で過ごせる」共生型のメリットは、超高齢社会の大きな希望となるでしょう。
医療的ケアが必要で受け入れ先に悩むご家族や、将来の自立に不安を抱える障がい者世帯にとって、内覧会は貴重な相談機会となります。
参照元:プレスリリース





