2026年7月9日、株式会社小学館が運営する「介護マーケティング研究所 by 介護ポストセブン」は、介護施設での勤務経験者を対象に実施した「介護施設で働く従業員の意識調査」の結果を公表しました。
調査では、介護職員の64%が直近1年以内に転職を意識した経験があると回答しています。
一方で、多くの人が仕事にやりがいを感じており、離職の背景には働く環境の課題があることもうかがえる結果となっています。
調査の概要
本調査は、介護ポストセブンの会員組織「介護のなかま」登録者4,629名を対象に、2026年1月30日~2月17日にインターネットで実施されたものです。
このうち介護施設での勤務経験者は662名で、以下の結果はおもにこの662名の回答に基づいています。
心身への負担が離職を考える大きな要因

現在介護施設で働く人に、直近1年間で転職を考えたことがあるかを聞いたところ、「すでに転職活動をしている(5%)」「考えている(27%)」「悩んでいる(32%)」と、合わせて64%にのぼりました。
転職や退職を考える理由では、「精神的な負担」(40%)が最も多く、次いで「身体的な負担」(37%)、「給与」(32%)となっています。給与よりも心身の負担が上位に挙がっており、待遇面だけでなく働く環境そのものに課題があることがうかがえます。

また、介護施設での勤務経験者の87%が人手不足を感じていると回答しました。
介護施設での勤務経験がない回答者では66%だったことから、介護現場の人手不足感は他業種と比べても高い水準にあるといえそうです。
やりがいは利用者との関わりから生まれている

介護職を選んだ理由では、「困っている人の力になりたい」「必要とされる仕事だから」といった回答が多く見られました。
仕事のやりがいについては、「利用者から感謝されたとき」「利用者の笑顔が見られたとき」「利用者家族から感謝されたとき」が上位となっており、多くの職員が利用者との関わりに仕事の意義を感じているようです。
編集部より
今回の調査は企業が実施したアンケートであり、結果は回答者の傾向を示したものです。それでも、人手不足や心身への負担が離職につながる可能性が示された点は注目されます。
人材確保だけでなく、職員が働き続けやすい環境づくりも、今後の重要な課題といえそうです。
参照元:プレスリリース
お気に入り
閲覧履歴
施設を検索する





